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2006.10.27

■『どこに、どう相談すればいいか?』

‥‥……━★

敬愛する猫次郎氏のメルマガに分かりやすく,「借金」との付き合い方が掲載されていましたのでそのまま転載させて頂きます。

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【編集・発行責任者】吉田猫次郎 (直メール: ooneko@nekojiro.net )
【発行者URL】  http://www.nekojiro.net/
【発行システム】『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
【マガジンID】0000056856 

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メールマガジン

『借金地獄・倒産危機から、自力で脱出する方法』 by 吉田猫次郎

【Vol.121】 2006年10月27日発行/不定期刊/発行部数4836部
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<もくじ>
 ・事業再生の秘訣~その7
 ・心配し過ぎて自滅してしまう人達
 ・勉強会のご案内
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■■事業再生の秘訣~その7■■

『どこに、どう相談すればいいか?』

◆ 個人の多重債務の相談の場合、これはもう、弁護士か認定

司法書士に相談するのが一番です。一昔前と違って、だいぶ

敷居が低くなってきましたので尚更です。

 
  たとえば東京の弁護士会クレジット・サラ金相談センター

(神田、四谷、錦糸町にある。奇遇にも猫次郎と縁の深い町ばかり

・・・)では、30分5000円の相談料金が、1-2年前から2100円に

下がり、そして現在では「無料」になっています。

  ほかにも無料で相談に乗ってくれる所は沢山あります。

横浜弁護士会でも京都弁護士会でもあるようです。役所や

デパートなどでも、よくやっています。また、クレサラに強い認定

司法書士さんの多くは、初回の相談を無料で受けていたり、

定期的に無料相談会を開設していたりしています。尚、どうしても

地元で弁護士や認定司法書士が見つからない場合は、「民商」

や「クレサラ対協」に加盟している実績ある団体(○○の会、

△△道場)も良いと思います。この場合、似たような名前を騙った

悪徳業者も混じっていますから注意が必要ですが、見分け方と

しては、実績の長いところ、周囲の評判の良いところを当たる

のがやはり無難でしょう。主観よりも客観です。

◆ 経営者の相談の場合、どこに相談するのがベストか、

残念ながら一概にいえません。

  経営者さん自身でも、情報を鵜呑みにせず、よく考えてもらう

必要があります。

 例をあげましょう。

(1)「ここ半年ぐらい資金繰りがちょっと苦しいので、銀行に条件

変更の依頼をしたい」

  → この場合、弁護士は不向きです。なぜなら弁護士は

「法律の専門家」ですが、この問題は法律的な争いは皆無と

いっていいからです。

  どちらかというと「話し合い」「値引き交渉」みたいなレベル

ですから、自分で交渉しなきゃもったいない。よって、相談相手も

、代理人になってやってくれる法律専門家は不要で、銀行対策に

強いアドバイザー的な人で十分でしょう。懇意にしている

顧問税理士とか、経営コンサルタントとか。

 
 (2)「商工ローンから長く借りている。そろそろケリをつけたい」
 → これは弁護士が一番です。理由は、利息制限法引き直し

という「法律的な争い」になると思われるから。法律的な争いに

持ち込むことによって、大幅な減額が期待できるから。代理人を

立ててやったほうが無難だから。商工ローンは140万円を超える

ことが多いので簡裁ではなく地裁レベルでの争いになると

思われるが、地裁での代理人は弁護士しかなれないから。

連帯保証人や公正証書や手形など「回収のための飛び道具」を

取られていることも少なくないので確実性が求められるから。等。

 
  尚、商工ローン対策は独特のノウハウみたいなものが

ありますから、商工ローンに長けた弁護士を人に紹介してもらう

ほうがベターです。

(3)「もう諦める。破産の手続きをしたい」

 
 → これも弁護士が一番です。破産は「地方裁判所」で行う

「手続き」ですから。尚、個人や小規模事業主の自己破産なら、

司法書士でも良いと思います。そこそこの規模の法人の破産は

、やはり絶対に弁護士です。この場合の弁護士の選び方は、

やはり信頼できる人からの紹介が一番ですが、紹介してくれる人

がいない場合は、地元の「弁護士会」に当たるのがやはり無難です。

  破産は「手続き」であって「争い」ではないので、弁護士による

優劣は気にしなくていいでしょう。それよりも大事なのは、

「親身になって相談に乗ってくれるか?」「話しやすいか?」

「費用は明朗か?」です。その点、遠方の弁護士はあまり

おすすめできません。地元で探したほうがいいでしょう。


(4)「銀行、ノンバンクなど借入先が多岐にわたるけど、絶対諦めたくない」
 → この場合は、答えは一つではありません。倒産「手続き」を

代行してもらうのでなければ、弁護士でなくても良さそうですが、

債権者との折衝にあたって「代理人」を立てたいのであれば、

やはり弁護士がどうしても必要になってきますし、その他、

いろいろな場面で弁護士の力を必要とするでしょうから、やはり

弁護士には最低1度は相談すべきです。

が、しかし、前にも書いたとおり、弁護士は良くも悪くも

「法律の専門家」ですから、銀行交渉や不動産の任意売却を

基軸とした再生プランを立てる場合や、本業の営業の見直しに

よる再建を目指す場合や、それらが複合しているような場合など

は、「法律の先生」に「経営の相談をする」のは正解とは言い

切れない場合も多々ありますので、事業再生に強い経営コン

サルタントや税理士、不動産関連業者などにも幅広く相談する

必要があると思います。

   ここで注意しなければならないのは、「相談は相談。

依頼は依頼」と、自分の中でちゃんと区別することです。

「相談」は情報収集して自分の考えをまとめるためにやる

でしょう? 考えもまとまらないうちに「依頼」してはいけません。

多少イヤな顔をされても、最初のうちは無節操に、タイプの違う

専門家に相談に行くべきだと思います。(猫研の相談者の方に

はそう勧めています。ウチだけじゃなく、弁護士さんをはじめ、

他所にもよく相談したほうがいいですよ、その後でまた来たく

なったらいつでもウチに来てください、と)



◆ 賢明な読者さんならおわかりかと思いますが、どこへ相談

に行くにしても、あなた自身が「何を」「どう」相談するかというのも

、非常に重要です。

 どんな優秀な専門家でも、漠然とした相談には、漠然としか

答えられません。

・現状を把握すること
 (借入先、残債、担保保証人の有無、資産内容、損益などを

可能な限り明確に)
・それらを紙に書いてまとめておくこと
 (誰が見てもわかるように。口頭だけではどうしても伝わり

にくい)

・あなた自身がどうしたいのか、自分なりの考えを、できるだけ

具体的に考えておくこと。(例:「会社の看板だけは守りたい」

「会社という器はどうなってもいいが事業の中身と社員だけは

守りたい」「何を失ってもいいけど連帯保証人だけは守りたい」

「守りではなく、まだまだ攻めに出たい」など・・・)


 よく、「やっぱり弁護士はダメだ。破産しか言わない」とか、

「あそこのあのコンサルタントはダメだ」などと、相談に行った

先の悪口を言いながらあちこち回っている相談者の方がいます

が、これはご本人にも問題がある場合が多いですね。

 上記のように、「現状把握」と「自分の意思」がしっかりしていな

いと、どんなに優秀な専門家に当たっても納得いく答えは得られ

ませんし、また、自分の置かれている問題との「相性」もあります。

経営の専門家に法律的争いを相談するのは不向きですし、

法律の専門家に財務や営業の見直しをコンサルティングして

もらうのも不向きでしょう。


 そのへんの見極めを、自分なりで構いませんから、自分の頭

で考えながらしてみてください。 そうすれば、きっと良い相談

相手に巡り会えます。



■■ 心配し過ぎて、自滅してしまう人達 ■■


◆ 借金や連帯保証債務が膨れたとき、心配するのはまあ自然

なことですが、「心配し過ぎる」のは百害あって一利なしです。

たとえば、

・まだ借金返済が遅れたわけでもないのに、
 「遅れたらどんな取立てが来るのだろうか?」と心配するあまり

ノイローゼ気味になって、冷静な判断ができなくなり自滅してしまう人。

・夫に借金があると知って、「借金=悪」「借金=破産」

「借金=家を失う」などとネガティブなことばかり連想してしまい、

夫と険悪になり、ついには離婚までしようとしてしまう奥さん。


・手形の決済に四苦八苦している経営者で、まだ手形の不渡り

を出したわけでもないのに、出した後のことばかり考えて、夜逃

げや自殺まで思い詰めてしまう人。

(悲しいことに、不渡りを出した後で自殺を試みる人よりも、

不渡りを出す前に自殺を試みる人のほうが多いように見受けられます。)

・連帯保証人として、まだ債権者から厳しい請求を受けたわけ

でもないのに、連帯保証人になったという事実だけで必要以上

に心配してしまい、夜も眠れず、食事も喉を通らず、しだいに

冷静な判断ができなくなり、情報をいくら収集してもそれを消化

できなくなり、中途半端な策を打って余計にドツボにはまり、

冷静になれば解決できたはずなのに、自分でそれを崩壊させてしまう人。

こんな例はいくらでもあります。

「過ぎたるは及ばざるが如し」 ですね。

「心配のしすぎ」は、「ノーテンキ」なのと同レベル、いや、

それ以下になる場合があります。


◆ いちばん良いのは、「心配し過ぎず」「クールに考えること」です。
 
・現状はどうなのか?
 (事実関係の整理は重要だが、先入観や思い込みで

ネガティブな予想を立てないこと)

・どっしり構えること(「明日には明日の風が吹く」ぐらいの

大らかな気持ちで。

 督促状も一括請求も差押も不渡りも大して怖くないことは、

当メルマガのバックナンバーやHPで数多く紹介したとおりです。

相手の正体が見えないと、まるでオバケを恐れるかの如く怯えて

しまいますが、敵の正体が見えれば恐るるに足らず。

 厳しい督促を受けてからでも少しも遅くありません。)

・自分は「何を」「どうしたい」のか?(将来のビジョンを見失わずに!)

 カネの悩みは、カネの悩みです。
 それ以上でもそれ以下でもありませんから、カネの悩みはカネ

の悩みの範囲内として、シンプルに解決策を考えるべきです。

 これを感情的になって、自殺や犯罪や離婚までして解決を図ろ

うとすると、事態はより複雑に解決困難になっていきます。

 心配のし過ぎで自滅しないように、注意してください。



■■ 勉強会のご案内 ■■

・10月28日 東京 講師は猫研の小沼研究員。
・11月15日 名古屋 講師は猫次郎。
・11月23-24 合宿勉強会。講師は猫次郎、山本研究員、

ほか猫研関係者多数。
   1泊2日、山形の上山温泉(仙台から1時間程)の旅館を貸切でやります。
・12月2日  大阪 講師は猫次郎

詳しくは http://www.nekojiro.net/  の「勉強会・イベント案内」のページへ。

講演会(商工会、商工会議所等が主催)も各地でやっています。
11月は青森、鳥取、佐賀で。



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【編集後記】
◆先週末は大阪で2泊3日しました。
久々の勉強会は超満員で、急遽椅子の数を増やしたほどでした。
参加者の多くは負債総額1億円前後の経営者さんでしたが、
中には66億円もの保証債務を抱えたまま平然と暮らしておられ

る同業者の方や、地元の弁護士さん、任意売却専門の不動産

業者さんなどの参加もあって、非常に面白かったです。
◆今週は八戸で講演をさせてもらってきました。東北は毎月の

ように行っています。
◆昨日発売の月刊「BIG TOMORROW」の52~55ページに、

猫次郎が顔写真つきで出ています。
◆出張が非常に多い為、自転車通勤は週1回以下になって

しまいました。体重は8月以降ほぼ横ばいの73-74キロ。
◆冬物の服を出したときに、10年前サラリーマン時代に着ていた

スーツを恐る恐る試着してみたら、これがピッタリでした。

どうやら10年前の体型に戻ったようです。
もう一息。

(ここまで)

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★今日の一言(No2)

吉田猫次郎氏の本を読んだのは,本当に昨日のように思います。早いものです。

当時,ヤミ金対策等を書かれた書籍は本当に少なかった。私は「その借金なんとかしましょう猫の手貸します」で大きく借金解決へ前進することが出来ました。

せっかくいい本があるので,皆さんも参考にして下さいね!

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