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2007.01.31

■不渡り手形防止術(続き)・・・吉田猫次郎氏ブログより

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不渡り手形防止術の続きが,吉田猫次郎氏のブログにあったので引き続き,ご紹介させていただきます。

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■手形不渡りを防ぐ方法(続き)(1月31日ブログより)

http://blog.goo.ne.jp/yoshidanekojiro/d/20070131

昨日のつづき。補足。

◆ 3時過ぎても間に合う!
 「あと1日だけ資金調達が間に合わない!」という場合は、そう慌てる必要はない。3時過ぎたら不渡りだと思うのは間違いである。少なくとも法律上は翌朝に銀行にお金を持ち込んでも間に合う。
 ただ、実際の現場はちょっと違う。銀行は3時で閉店してしまい、以後は翌日扱いになってしまうため、何も根回ししないとやはり不渡りになってしまうので注意。どうしても3時に間に合わない場合は、なるべく早めに銀行に話しておき、具体的に何時までに(or翌朝何時までに)お金を用意することが可能なのか、それまで待ってもらえるのかを、念入りに打ち合わせておくこと。銀行側としても翌朝まで待つというのはかなり例外的措置であることには違いないので、感謝の気持ちをこめて丁重にお願いすること。
 私の直接知っている例では、この方法で、当日の夕方に銀行の裏口から入れてもらって助かった人が大勢いるほか、翌朝10時55分に持ち込んで超ギリギリセーフだった人が1人いる。

◆ 債権者が押しかけてきたら?
 不渡りの危機に瀕すると、気の早い債権者が噂を聞きつけて乗り込んでくることがある。ひどい場合は1回不渡りを出した程度で担保に入れていない車やパソコンや備品などを持ち出そうとしたりする者もいる。「危ないから早めに回収しよう!」と考えて来るのだろうが、このような債権者はビジネスマンとしても人間としても3流である。無知の極みであり、集団の狂気に流されやすいアブナイ人間である。こんな債権者には、毅然とした態度で臨んでよろしい。
 理由は簡単。第一に、不渡りは倒産ではないから。不渡りを出しても、裁判所が破産宣告のようなものを下すわけではない。法務局で解散登記させられるわけでもない。不渡りは不渡りでしかなく、その後倒産するかどうかは別の問題だ。中には2回不渡りを出しても生き残っている会社もある。そういう例は少なくないのだ。(詳しくは私のホームページ参照。) 第二に、強制執行というのは裁判所の所定の手続きを経なければやってはいけないという原則があるから。特に、契約上で担保設定していない物品を債権者が勝手に持ち出すのはドロボウやカツアゲと変わらない犯罪行為である。もしこんな目に遭いそうになったら迷わず警察を呼ぶべし。 また、白紙委任状や印鑑証明の類の提出を半強制的に要求して車や土地を名義変更するというような形で回収を図るのも限りなく犯罪に近いといえる。慎重に話し合って任意で差し出すのならまだ良いが(いや、それも詐害行為等に該当する恐れがあるから、独断で特定の債権者に優先して差し出すのはやはり良くない)、債権者の強い押しに屈して何かを差し出すのは絶対にいけない。毅然と、ビジネスライクに、冷静に。
 土壇場だからこそクールに判断してほしい。契約書にも、「契約不履行の際は何を持っていかれても異議ありません。私物でも何でも言いなりに差し出します。」とは書いていないはずだ。(もし書いてあったら公序良俗違反で契約無効になる可能性があるよ。) 普通は「契約不履行の際は~裁判所を管轄とし・・・する」というふうに、所定の手続きを経て法的回収するとしか書かれていないはずだ。

 こういう場面では、まるで取り付け騒ぎのように、手段を選ばず債権回収を試みる債権者が多い。特に中小企業の仕入先・外注先は、無知であるが故に悪意がないまま非合法な回収手段を取ることが多い。不渡りを出しそうな側(債務者側)にも勉強が必要だが、不渡りをくらいそうな側(債権者側)にも勉強が必要である。

 以上、補足でした。


(ここまで)-------

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