« ■プロミスがライブドアと業務提携 | トップページ | ■不渡り手形防止術(続き)・・・吉田猫次郎氏ブログより »

2007.01.30

■不渡り手形防止術・・・吉田猫次郎氏ブログより

‥‥……━★

吉田猫次郎氏がブログで,分かりやすく「不渡り手形」防止術を書かれていましたので,転載させて頂きます。中小企業や個人経営者の方は必見です。

--------

■手形不渡りを防ぐ方法(1月30日付ブログ)

http://blog.goo.ne.jp/yoshidanekojiro/d/20070130

重なる時は重なるものである。
ここ数日は、なぜか「月末の手形が落とせそうにないのですが、何か良い方法は無いでしょうか・・・」という不渡り回避の相談が相次いでいる。

不渡りを防ぐ方法は、実は簡単である。
特に仕入先や外注先に振出した手形の不渡り回避は、技術的には全く難しくないのだが、要は社長さんがそれを実行できるかどうか、それにかかっている。
見栄や体裁を一切捨てきることができれば、たとえ直前であっても、たとえ資金がほとんど用意できなくても、100%に近い確率で不渡りを回避できる。

以下、不渡りを防ぐ方法を、いくつか簡単に紹介しよう。

◆基本的な考え方;
 債権者(振出し先)で、その手形が不渡りになることを望んでいる人はまずいない。なぜなら、手形が不渡りになると、回収不能になる恐れが極めて高いからだ。よって、不渡りになりそうだということが事前にわかれば、何らかの対策を講じざるを得ない。

◆具体的方法

(1)一般取引先(仕入先、外注先)に振出した手形:
 恥を忍んで現状を打ち明ける。「資金不足で、このままでは不渡りになってしまいます」と。 同時に、今後の事業継続の意志や、具体的な再建計画(短期、中期、長期)、ビジョンなどを説明する。また、相手も「商売」なので、ジャンプや分割払いに応じてもらいたい場合は代替案(駆け引きの材料。担保や金利など)を用意する。
細部まで解説すると長くなるので省略するが、基本的にはこれだけで99%不渡りを回避できる。弁護士に代理人になってもらう必要も特にない。自力でできる。

(2)商工ローンに振出した手形 :
 たとえば手形貸付の商工ローンなど。オーソドックスな利息内入れ&元金ジャンプ(書き換え)だけでも不渡りを容易に防ぐことができるが、当然のことながら高金利は高金利のままなので、思い切って体質改善を図りたい場合は、まず弁護士に相談すべし。金利が高くて取引年数が長ければ、利息制限法引き直しで大幅に元金が減額できる。10年も取引が続いていれば1000万円の残元金がゼロになって過払い金まで戻ってくることも珍しくない。このとき、次の手形期日が直前に迫っていると、いくら弁護士に受任してもらっても受任だけでは手形を止めることはできない。そこで法的な手続きで手形をストップさせることになる。たとえば訴訟で引き直しを求めるつもりなら事前の処置として「仮処分」をかけて止めることができる。また特定調停で話し合うつもりなら「調停前の事前措置」で止めることもできる。前者は強制力が強く、後者は弱いが、実質的にはどちらもかなりの高確率で不渡り回避できる。

(3)ヤミ金に振出した手形:
 これは一見難しそうだが、実際は全く逆で、これほど不渡りを防ぎやすいところもない。選択肢は豊富にある。都(1)でも無登録のシステム金融でも基本的には同様である。具体的には、[1]自分で粘り強い話し合いをする [2]銀行に預託金を預けて支払停止の手続きをする(当日ギリギリでも可) [3]警察へ行く [4]弁護士に代理人になってもらう [5]認定司法書士に代理人になってもらう [6]あるいは前記1~6までの複合的な組合せ ・・・というように、ひとつひとつは地味で決定打に欠けるかもしれないが、組合せて実行すれば100%に近い確率で不渡り回避&手形回収&ヤミ金と縁切りできる。予算があればあるなりに、無ければ無いなりに自由に方法を組合せできる。

(4)その他、もっと大掛かりな方法:
 民事再生法や会社更生法なら、申し立ててすぐに裁判所から保全命令が出る。保全命令が出ると手形や小切手も回せなくなるから、さしあたって不渡りそのものは回避できる。これらの手続きを申立てる場合は当然のことながら弁護士に相談&依頼する必要あり。


尚、目先の不渡りを回避するだけならいくらでも方法があるものだが、根本的な経営改善をしなければ、同じことを繰り返すので意味がない。
専門家に相談する際は、目先の不渡り回避にばかり固執してはいけない。断片的な相談をしても、断片的なアドバイスしか受けられない。より精度の高いアドバイスを受けたければ、全体像をじっくり診てもらうこと。(中には思い切って不渡りを出してしまったほうが長い目でみて良い場合もある。)

--------

★今日の一言

吉田猫次郎氏の記事は,実体験者だからより説得力があります。NHK等で有名になった分,問い合わせもきっと多いのでしょう!

ブログ記事にもありましたが,自分で対応できる範囲は参考にしてはいかがでしょう?

ただ,実際問題「手形決済資金」がないのが実情だとおもいます。

私の聞いた話しでは,銀行も「不渡り手形」はいやな問題ですから融資残高が少なくても日頃問題無ければ,切羽つまれば一時的に貸してくれる場合もあるようです。

どちらにしても,ご利用は計画的にですね。

|

« ■プロミスがライブドアと業務提携 | トップページ | ■不渡り手形防止術(続き)・・・吉田猫次郎氏ブログより »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ■プロミスがライブドアと業務提携 | トップページ | ■不渡り手形防止術(続き)・・・吉田猫次郎氏ブログより »