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2007.02.08

■多重債務者の方へ・南の島に「最強の市役所」があった。

‥‥……━★

昨日,偶然NHK教育の「福祉ネットワーク「借金自殺は必ず防げる!~奄美市役所・ある係長の挑戦~」を見る機会があった。

(内容・NHK 福祉ネットワークより)

http://www.nhk.or.jp/omoban/k/0206_6.html

去年11月25日の「ETVワイド」で自殺防止対策の最前線として紹介した、奄美大島の取り組み。鹿児島市の沖合い400キロ。南の島の小さな市役所で一人の係長が取り組む活動は、今全国から注目を集めている。

 奄美市役所・市民生活係の係長、禧久(きく)孝一さん(52)は、借金、相続、離婚問題など、市民からの様々な相談に乗り、解決をサポートする生活相談窓口を担当している。相談の半数近くは、複数の業者から借金を重ねて返済に行き詰った多重債務者からの相談。「一家4人で車ごと海に飛び込もうとした」「首を吊ろうとロープを持って山に入った」厳しい取立てに追い詰められ、自殺を考える人が少なくない。

 「借金で死ぬほどバカなことはない。この世でできた借金で解決できないものはない。」禧久さんは一人ひとりの悩みを長時間聞き、解決方法を探る。弁護士や司法書士との独自のネットワークを築き、債務整理に対応。さらに役所内で異なる部署間の連携体制を築き、その後の生活再建まで丁寧にサポートすることで、自殺を思いとどまらせる。

 番組では、自殺防止の先駆的取り組みとして注目を集め、全国から視察が相次ぐ禧久さんの活動を密着取材。ETVワイドでは紹介できなかった場面を加えて、その奮闘振りを伝える。

●再放送予定

http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/20070214/001/33-1030.html

2007年 2月14日(水) 午前10:30~午前11:00

チャンネル「デジタル教育3」 

※下記はNHKサイトです。各地域の新聞の番組覧でご確認下さい。

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/index.cgi?area=001&date=2007-02-14&tz=morning

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(番組を見た感想)

一番印象に残ったのは,元多重債務者から奄美市役所・市民生活係の係長、禧久(きく)孝一さんへ送られた一通の年賀状に書かれた内容。

「謹賀新年 私を助けてくれてありがとう」

実に素直な文面であるにもかかわらず,そこに全てが凝縮されていた。思わず涙ぐんでしまった。

私が「最強の市役所」と思えたのは,番組を見て頂ければ分かると思います。

他の市役所でも,当然多重債務者の方の市民相談をされていることでしょう。

しかし,この奄美市役所は違う。どこがどう違うかというと,一言でいえば「多重債務者」を市役所をあげて,「予備軍発掘~債務整理・その後の生活の面倒」を見ている点ではないでしょうか。

つまり普通の多重債務者が解決する流れは,弁護士等の法律家の力を借りて「債務整理」で終わっている(過払金を取り戻し生活が安定する場合の方は別になります)

そして債務整理後は,当然各自の責任にまかされるのがほとんどでしょう。

もっと分かりやすく説明すると,「医者と患者」の関係が当てはまります。あるガン患者が病院に行って外科手術可能なので,手術等をして治癒したら退院です。その後患者から医者へ再診等でなければ医者は患者の状態が分からない。

ところが,奄美市役所・市民生活係の係長、禧久(きく)孝一さんらのチームは違う。

前述の「医者」自身が「患者」を捜して,治して,さらに治療後の経過観察までフォローしてしまう「スーパーチーム」です。(生活保護から子供の教育環境まで実に幅広い)

①患者をどうやって捜すか?(各市役所の担当者が家庭訪問時の状況や税金滞納者から「多重債務者」を見つけ出す)

②それを市民生活課の禧久(きく)係長が中心になって,相談を受けて解決方法を探る(法律の力を借りなければならない時は,弁護士等へ依頼。)

③債務整理をされた方のその後については,生活状態等を「医者」から電話等をして親身に相談に乗ったり・見守ったりして行く。

実に素晴らしい事ではないか。ここはまさしく多重債務者にとっては「南の島の楽園」に他ならない。過酷な債権者からの追い立てに苦しみ,自殺まで思い詰めてしまう。そんな人々を「市役所」がチームを組んで守ってくれるのである。

日本中にこのような「素晴らしいチーム」がもっとあれば,きっと日本の明日は来る!それこそ「美しい国・日本」だ!

丁度「夜回り先生で有名な水谷修先生」を例えるならば,多重債務者版のような市役所ではなかろうか。

「借金」を整理するのは簡単です。しかし「その後をどうするか」が一番大切です。

その事を改めて教えて頂いた番組だった。

最後に市民生活課の禧久(きく)係長が,番組内で言っていた言葉があります「借金で死ぬ必要なんか無い」

再放送をご覧になれる方は,是非見て頂きたい推薦番組です。(NHKに感謝)

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☆今日の一言☆

最近コメントは出来るのだが,忙しくて情報発信が遅れがちになってきてる。この傾向はしばらく続きそうです(汗)

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