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2007.03.11

■朗報!2・13最高裁判決後の地裁判決!

‥‥……━★

こんばんわ。

「本人訴訟型」の方には,待ちに待った2・13最高裁判決後の地裁判決が,「兵庫県弁護士会 消費者問題判例検索システム」http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/に出ていましたので,ご紹介致します。

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■兵庫県弁護士会 消費者問題判例検索システム(2007年2月16日より)

http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070216.html

●070216 神戸地裁 CFJ ゼロスタート 給付保持権原の主張立証責任
●神戸地裁 平成18年(ワ)第2277号 不当利得返還請求事件
 (平成19年2月16日言渡)
●裁判官 橋詰 均(6部)
●代理人 山根ほか

●要旨

◎ CFJの訴訟担当代表取締役が、答弁書を提出したのみで以後3

回の口頭弁論を欠席。 ◎ 被告は、本件取引につき平成13年6月

アリスコから被告の前身であるディックファイナンスに債権譲渡された

もので,両社間で債務引受けの合意はないので、アリスコとの関係で

生じた過払金につき返還義務がない。また、それ以前の取引履歴

データはないと主張。

 
◎ 判決は、開示された取引履歴の冒頭(平成13年6月27日)の

残額約96万円がアリスコから承継され、同日4万円の弁済を受け、

約92万円を貸し付けて、旧債権の弁済を受けたとの経理処理を

認定。この4万円と約92万円のについて、「債権者が積極的に

弁済を求める場合と弁済として受領した給付の保持を主張する

場合とで,給付保持権原(債権)の主張立証責任に変動が生ずる

というのは,要件事実の主張立証責任に関する法律要件分類説の

考え方と相容れないから,弁済として受領した給付については,

給付の保持を主張する債権者がその主張立証すべき責任を負うと

解される。」として、「したがって,平成13年6月27日の4万円及び

約92万円の弁済は,同日の約92万円の貸付に充当されたものと

して,過払金の額を計算するはかないということになる(結局の

ところ,平成13年6月27日の約92万円の貸付と弁済は事実上

無視して計算することになる。)。」とした。

 
◎ 悪意の不当利得の利息の利率については、同年2月13日の

最高裁判決と同様に「法律上当然に発生する不当利得債権であり,

商行為を発生原因とする債権又はこれに準ずる債権とは認められ

ないから,不当利得の返還の際に付すべき法定利息につき商法

514条が適用ないし準用されると解すべきではなく,法定利息の

利率は民法所定の年5分と解される。」とした。

◎ アリスコ当時の帳簿書類等の授受がないとの主張を否定し、

不開示の慰謝料を10万円、弁護士費用を5万円とした。

右クリックで判決PDFの表示か保存を選択 8,413KB) 

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☆今日の一言☆

以前から出ていたかも知れませんが,気が付きませんでした。

内容は,PDFでご覧下さい。

最終口頭弁論期日は,平成18年12月21日になっています。

2・13最高裁判決の直後に出されたものなので価値があると思います。

内容は,ざっとしか見れていませんが「特段の事情」についても触れていますし計算書も添付されています「残高無視計算(マイナス借り入れ)」。

特に「本人訴訟型」の方には,準備書面で対峙する時に「参考」になると思われる内容です。今後も,引き続き多くの判決が出てくると思われるので,注意しなければなりませんね。

とにかく,甲号証で出せる「待望の判決例」です!

(今夜はここまで)

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

yuuki様、こちらに書込みさせていただくのは、初めてですが、いつもお世話になっています。
有意義な情報をありがとうございます。
推定計算での提訴について、最近になって、これほど難しいものなのか・・と実感していたところでした。
「取引履歴の開示は貸金業者の義務だから、立証責任は被告側だ」と、推定計算を甘く考えていて、「原告の記憶」→それに関する書面さえあれば、証拠として認めてもらえるものと思っていましたが、なかなかそう簡単には認めてもらえません。
そして普通、一般人が領収書や明細など証拠なるものを保管しているのは稀です。
ならば、被告側は「途中開示したもの勝ちじゃないの?」とこんなくやしい事はないと思い初めていました。
でもこの判決で少し希望が持てる気がします。
残高無視計算も視野に入れ、また不開示に対する損害賠償請求の部分も参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

投稿: あさぎり | 2007.03.12 14:30

あさぎり様
初めてのご訪問&コメントありがとうございます^^
同じコメントでも、逆襲様の掲示板等と違い,いつもと何か違う雰囲気になるのが不思議です。

今回の地裁判決は,2・13最高裁判決後に出ています。私も見つけた時は,一つの「答え」と思えました。また「体温が上がる」のも感じました。

この判決は,内容を書き換えるとそのまま「準備書面」で使えるぐらい分かりやすい内容かと思います。

あさぎり様は,現在本当に難しい事案を抱えて闘われていると思います。長期戦になるかも知れませんが,頑張って下さいね。

私も今回の判例で応援出来たのであれば,嬉しいです。
それは,あさぎり様は準備書面の解釈等に於いても,既に私より遙か先を行かれているから,書面の応援では難しいからです^^;

逆襲様の所に「あさぎり様」がいらっしゃる事で,実は私は安心しているところがあります。日夜の奮闘,本当にご苦労様です。そしてありがとうございます。

準備書面やなんやかで,かなり「きている・・」と思います。。。どうか「裁判官の心証」を勝ち取って下さいね。

私も実は,過去に親族の為に代理書面を作って闘った経験があります。
本人の替わりに闘えれば,どんなに楽だったか分かりません。。。

あさぎり様の闘いを,きっと多くの同志の方々も見守っていると思います。

これからもお体を大切にして下さいね(^^ゞ
ちょくちょく逆襲様の方にも,また行かせていただきます。

投稿: yuuki | 2007.03.12 22:41

yuuki様

>準備書面やなんやかで,かなり「きている・・」と思います。。。どうか>「裁判官の心証」を勝ち取って下さいね。

それがほんときてます。聞いて下さい!
つばさ様の案件のキャスコ(空白期間を作って履歴を改竄)から、次の準備書面がきました。
昨日ちょうど、つばさ様からFAXが着て、見さてもらったんですが・・・

①最判平成19年2月13日を引用して、「この取引は基本契約が締結されていない場合において」に該当する。

②また「第2貸付けが予想されてない」し、「第1貸付けの過払金の充当に関する特約が存在しない」から、充当される余地はないからね。

③この最判は、ロプロ判決を変更したものと理解できるんだからね

④先に言っとくけど、原告はロプロを引用する気かもしれないけど、この取引は、ロプロを引用できないからね。

裁判官のつばさ様に対する心証は、イイみたいなんですが、とにかく空白期間についての証拠が足りないみたいですね。
そしてそれだけでなく、上記の「充当問題」に関する準備書面。
まだこの後から、「消滅時効の援用」も言ってくる予定らしいです。
どうせならイッキに来いよ!みたいな・・・
つばさ様はもうとっくに着いていけなくなっていらっしゃるみたいだし・・・
私も、だいぶ、きちゃってます(;_;)

こちらからリンクされてるプロの先生方のコメントを参考にさせていただきます。┌(_ _)┐

投稿: あさぎり | 2007.03.13 17:49

こんばんわ。
そうですか。。。2・13がなければもっと楽な闘いだったでしょう(本当そうとう。。。きていますね。「闇が深ければ深いほど暁は近しです」どうかくじけずに最後まで頑張ってくださいね。)

私も闘った事があり分かるのですが。。。
同苦しながら,自分以外の為に闘っているお姿に敬意を表します。

この闘いは,実はあさぎり様「ご自身」との闘いになっています。言い換えれば,原告は自分ではないのですが,実は「ご自身」と「被告及び裁判官」との闘いなので,絶対に負けたくない闘いです。

私もそうでしたので,痛いほど気持ちは分かります。裁判官の心証がイイのならもう少しですね。
このブログの記事で,お役に立つ物は何でも使って下さい。
(それにしても・・・客観的な証拠があれば「反転攻勢」で一気に片づくのでしょうが・・・。2CHで呼びかけても難しいのでしょうか?どこまでできるか分かりませんが,私も時間を見つけて少し別の角度から情報収集してみますね。

裁判官も「疑わしきは罰せず」の大原則があるから「証拠」か被告が「認める」意外に現状では主張が通りそうにいかないのかもしれません。
いずれにしても,2・13最高裁もあるゴージャスな闘いです。

あさぎり様なら「強敵を伏して初めて力士を知る」の「力士」です。それも「情熱的」です。頑張ってくださいね。微力ながら応援させて頂きます)
 
それから今回のような難しい事案(争点)は思い切って「プロ」=ここでは「中村弁護士」になりますが,無料メール相談を活用されて「ヒント」を得るのも得策です。何と言っても実戦数がケタ違いの「プロ」ですから。

目的は,過払い金返還訴訟にどんな手を使ってでも,「勝利」することですからね(^^ゞ

書面での応援は私では難しすぎて出来ませんが,情報面での応援はさせていただきます。

掲示板の方も,のぞいていますから^^
ご紹介されている「過払い請求 - livedoor Wiki(ウィキ)」は恥ずかしながら知りませんでした。再度このブログ内の関連場所に追記させて頂きます。本当にありがとうございました(^^)
http://wiki.livedoor.jp/kabaraiseikyu/d/FrontPage

投稿: yuuki | 2007.03.14 01:02

>実は「ご自身」と「被告及び裁判官」との闘いなので,絶対に負けたくない闘いです。

yuuki様、ありがとうございます。この言葉で、少し救われました。そのとおりです。
実は、キャスコの準備書面を送ってもらってから、すごくストレスに感じていることがありました。

今回着たキャスコからの準備書面は、「別個の取引だ」なので「別個の取引を勝手に充当するな!そんなもんに合理的意思もなにもないぞ。契約にもないぞ!」と言ってきています。
また最判2.13をフルwに使ってきています。
最判2.13は普通のプロでさえ、いろんな解釈・見解があり、難解だし、私自身だって、理解できたわけではありません。
なので、今までにあるような、マニュアルでは間に合わない。
だから、それをまだ過払い訴訟を始めて間もないご本人にやれというのは、無理があるとは思います。
でも、「キャスコから次の準備書面がきました。FAX送りますので、見てください」といったきり、ご本人からの、この準備書面に関する感想というか、見解というか、なにか“こう思う”とか“この部分が腹が立つ”とか、なにもありません。

相手が「基本契約が締結されていない取引だ」と言ってきてるなら、「じゃあ、契約書を見てみよう。もしも、リボルビング契約って書いてたなら、それって包括契約じゃないの?それなら基本契約は締結されてることになるんじゃないかな?」そう思ったから、ご本人から契約書もまたFAXしてもらいました。
それで、契約書をみてるうちに「会員番号とかはどうなの?いっしょだとわかってれば、反論も断然しやすいんだけど・・・。」そう思ったので、
「支店番号か会員番号か契約番号かカード番号、とにかく、第1~第3取引において、共通している番号はありませんか?」とご本人に聞いてみました。
そこで初めて、「3つの取引履歴に、支店番号も会員番号も全て共通して一致しています」と答えが返ってきました。
その・・・わかりますよね?「被告自身が出してきている」3つの取引履歴に書いてある「会員番号がいっしょ」だなんて、一番に、最も、私に知らせてほしい情報ですよね。
相手は、自分とこが出した取引履歴に同一会員番号を書いてるくせに、「別個の取引だ」などと、のうのうと書いてきてるのです。
そんな基本的なことを、ご本人は、「なんで私に一番の材料になるだろうと、知らせてくれないのか?なぜ、もっと協力してくれないのか?FAX送って、お願いしますと言ったきりで、あとは全部私がやらなくっちゃいけないの?こんな難しい案件なんだから、ワラにもすがりたい気持ちなのに」
そんなことを思って、ストレス感じていました。
けれどよく考えたら、ご本人は、「会員番号がいっしょ」が大事なことだと、そのことすら知らないのじゃないか?
知らないのなら、仕方ないことです。

それに、yuuki様のおっしゃるように、確かに、この案件はもう私の闘いになっています。
「自分ごと」だととらえれば、ご本人ですら自分以外の他人なんだから、「他人に頼っちゃいけない」と考えることができます。
確かに私自身が「勝ちたい」と思うから、一生懸命やっているんでした。Yuuki様の言葉で、気付けました。
ほんとに、ありがとうございます。がんばって、反論文、作ります!

投稿: あさぎり | 2007.03.15 01:18

あさぎり様

毎日大変だと思いますが,微力ながら応援させて頂きます。

先ほど掲示板の方にも書かせて頂きましたが,本日はPCの調子が悪くて復旧に時間をとられ過ぎました。反論文は時間を見つけて楽しみに読ませて頂きますね^^

どうやら今日は時間切れです^^;
また明日にでも。。。おやすみなさい。

投稿: yuuki | 2007.03.16 02:08

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