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2007.04.25

■「融通手形」とは?その対策

‥‥……━★

こんばんは。

JR福知山線の列車事故からもう2年になるのですね。本当に昨日のように思える事件です。

多くの方々が「信じられない」と思ったに違いありません。改めて犠牲者の方のご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

また,多くの方が未だに「心」や「体」にキズをおっています。心より御見舞申し上げます。

さて,「融通手形」とは?一般の方は名前ぐらいしか知らないと思います。主に零細・個人商店~中小企業まで,「手形」を銀行から発行して頂ける方達の世界で通用する「約束手形・小切手」の使い方です。

普通は商品の注文を受けて納品しても,集金(入金)まで1~3ヶ月先だったりします。その時に「手形」という形で「約束日」に一括で支払いする一種の「信用取引」になります。

しかし,実際は出来るだけ早くお金に変えたいので,「銀行」「商工ローン」等で「割引」をして手数料代を支払って「現金化」するのが一般的です。

しかし,「手形」を商品を買わない・売らないで,会社同士で「手形」を使ってお金に換えっこするのが「融通手形」の一種です。ですから片方の会社等が「手形決済」出来ないと「不渡り」→「銀行取引停止※但し半年以内に2回」→「倒産」のイメージが一般的です。

長くなりましたが,「融通手形」について,吉田猫次郎氏がブログで詳しく書かれていましたので,ご紹介の為に転載させて頂きます。

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■融通手形 (吉田猫次郎のBLOG 4月24日付より転載)

http://blog.goo.ne.jp/yoshidanekojiro/d/20070424

融通手形を恒常的にやっている会社は、やはり倒産率が極めて高い。

特に、高利のノンバンクまで手を出していて、それに加えて

融通手形をやっているような会社は、はっきり言って社長さんの

頭の中は金策で一杯で、頭も手足も金策のためだけに動いて

いるといって過言ではない。金策のための金策に明け暮れ、

もはや「資金調達コスト=利息のみ」とはいえず、「資金調達コスト

=高金利+社長自身の多大な労力+機会損失」など多岐に

わたっている。これではいくら社員が本業で忙しく稼いでも、

その資金調達コスト負担でせっかくの利益が吹っ飛んでしまうし、

経営のコントロールがおろそかになって内部が急速に蝕まれて

いくし、経営が続くわけがない。近いうちに必ず潰れる。無策の

まま1年以上延命できるのは稀で、大抵は半年以内に不渡りを出してしまう。

とはいえ、これを防ぐ手立てがないかというとそうではない。

防ぐ手立ては、ある。
簡単にいえば、融通手形をやるに至った直接的な原因が必ず

何かあるはずだから(多くは高利の商工ローンや街金ヤミ金

などがそれに当たる)、それをまず先に整理することだ。

任意整理か特定調停か訴訟のいずれかで、一時的に返済を

停め、利息制限法に引き直し、元金を少しでも減らし、高金利を

ゼロ金利か低金利に下げることだ。これで短期・中期的に返済

負担が一気に減るから、少し楽になったところで融通手形を少し

ずつ解消していくのだ。このとき、どちらかが一気に引き上げて

はいけない。一蓮托生の関係であることを自覚して、歩調を合わ

せたほうがいい。いっぺんに解決しようとせず、ステップバイ

ステップで解消していくことだ。
そうしながら、同時進行で、間接的な融通手形の原因も排除して

いくことも忘れてはならない。すなわち、無駄なヒト・モノ・カネの

洗い直し、切り捨てるべき部分の切り捨て、投資すべき部分へ

の投資など、本当の意味でのリストラクチャリングを進めていくのだ。

融通手形+高利までいくと、普通は倒産間近とみなされる。

どんな専門家のところへ相談に行っても、大抵は「もうダメ

ですね。破産したほうがいいですよ」と言われる。

それがまともな見方なのだ。病気に例えるなら末期ガンの手が

つけられない状態だ。

これは自覚しなければならない。自覚しなければならないのだが、

諦めて死を覚悟する必要はない。死を覚悟するのと同等の覚悟

で、傷を負いながら生きる覚悟を決めてほしい。傷を負う覚悟が

あれば、再起できる可能性が高くなる。なあに、傷といっても

致命傷ではない。長くても数年で完治するような傷だ。

覚悟が決まったら、次は対症療法と原因療法をどちらも手抜き

せず実行すること。短期的な対症療法(高利の債務整理、融通

手形解消)だけではダメだ。長期的な原因療法(総合的な

リストラクチャリング、体質改善、弱点や脅威を排除して強みや

機会を伸ばすこと)も一切手を抜かないこと。継続すること。

酒に溺れたり不眠不休で身体を壊したりしないで、自己をコント

ロールすること。よく働き、ほどよく休むこと。メリハリは大切だ。

手足ばかり動かしていないで頭も動かすこと。頭ばかり動かして

いないで手足も動かすこと。左脳ばかり動かしてないで右脳も

動かすこと。バランスが大切だ。スキームをちゃんと描くこと。

道順とゴールを決めないまま動くのは良くない。現在の役職や

所有財産に固執しないこと。場合によっては責任を取る意味でも

社長を退陣し、別の優秀な部下に任せること。と、ここまで

やれれば、たとえ融通手形や高利などで余命数ヶ月の宣告を

受けても、生き残れる可能性は飛躍的に高まる。 これぞ、

痛みを伴う構造改革である。

これをまさにやってのけた人が、過去の相談者の中で何人か

いた。何年かかけてじっくり大手術を行い、現在は完全に足元

がぐらつかず安定している。新会社への営業譲渡などもせず、

傷だらけの旧会社のままで再起を果たした。大したもんだ。

また、つい最近、これとそっくりな内容で猫研に相談に見えた方

がいた。この方は技術力ではかなりのものがあり、我が国に

とってかけがえのない財産といってもいい。ただ、お人好しで、

攻めには強いが守りにはめっぽう弱く、管理があまり上手では

なかったのだ。これを機に思い切った体質改善をして、是非とも

生き残って欲しいと思う。

(引用ここまで)

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☆今日の一言☆

なかなかここまでご教示していただけるのは,吉田猫次郎氏しかいないでしょう。本当にありがたことです。「融通手形」で困っている方は是非参考にされては,いかがでしょうか!

(今夜はこれで失礼します)

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