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2007.06.07

■特定調停・・・本当に一番安い債務整理(減額~過払い金まで?)・・・そして「コムスン」問題への所感。

‥‥……━★

こんばんは。

さすがに暑くなってきました。今日は朝からフル回転の一日で,もう夏バテ気味です。貧乏暇無しとはよく言ったものです(^^;)

そして今日もビッグニュースが出たようです。

夕刻ニュースで知りましたが,コムスン(訪問介護事業の全国展開大手)が問題になっていました。詳細は下記等に記事が出ています。

(J-CASTニュース)http://www.j-cast.com/2007/06/06008227.html

(朝日新聞ニュース asahi.comより)http://www.asahi.com/life/update/0606/TKY200706060378.html

どうやら「コムスン」で今後介護等を受けられなくなる方が6万人程?そして従業員の方々は・・・。

今回の事でまたもや「厚生労働省」が問題視されるのは,まず間違いないのでしょう!

しかし「不明年金問題」に「コムスン問題」と・・・さすがにダブルパンチで「厚生労働省」の方も大変だと思います。「コムスン」については,以前より問題があったのに・・・急な行政指導。もっと早く手を打つべきでは無かったでしょうか。。。

どちらにしても,「老人」と「ご婦人」方を困らせる事は,一番大きな「社会問題」になるでしょう。おそらく「安部内閣」最大の危機と私は感じました。。。

今回この「老人」と「ご婦人」を敵に回すかどうかで,「命運」が分かれると思われます・・・。

話が長くなりましたが,タイトルの「特定調停」について,「吉田猫次郎氏」がめずらしくコメントを出されていましたので,ご紹介させて頂きます。

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ひさびさに、特定調停の話題を。

(吉田猫次郎のBLOG 6月6日付より転載)

http://blog.goo.ne.jp/yoshidanekojiro/d/20070606

先日、うちの相談者(年商1億台の社長さん)が、簡易裁判所で特定調停をした。結果は予想をはるかに上回る良い出来だった。

同社の借入金は、銀行系が約5千万、会社借入のノンバンク(いわゆる商工ローン)が3社で500万位、それに個人名義で借りた消費者金融が4社で200万位、総額で6000万程ある。いずれも浪費のためではなく、運転資金として借りたものばかりだ。

いろいろあって、銀行系はリスケジュールをして1年間元金猶予、金利のみの支払としたが、ノンバンクの整理は何も手をつけておらず、なかなか踏ん切れずにいた。
「小額だからこのままでも・・・」「ブラックリストに載るのはちょっと・・・」「忙しいから・・・」「イザというときのために借入枠を残した置いておいたほうが安心だし・・・」と。

私はこれに反対した。銀行だけリスケジュールして、ノンバンクは高い利息をきっちりつけて約定どおりの返済を続けるなんて(しかもそれはグレーゾーンな利息である。利息が貸金業者の「儲け」なら、グレーゾーン金利は「ボロ儲け」といえる)、銀行さんから見れば不公平だし、会社のリストラ、無駄な経費削減などの観点からも良いことではない、高利への依存体質も抜けきれない、という理由で。

グレーゾーン金利の引き直しの方法は、大きく分けて、(1)自分で簡裁へ行って「特定調停」を申立てる(2)弁護士か認定司法書士に代理人になってもらって「任意整理」する(3)「訴訟」で白黒ハッキリつける 、の3通りがある。私は近年は多くの人に2の任意整理を勧めることが多い(弁護士や司法書士の報酬がこなれてきた、敷居がだいぶ低くなってきた、などの理由から最も無難かつ確実だと思う)、が、今回は件数も少ないし、社長さんもヤル気になってきていたので、勉強の一環として、あえて1の「特定調停」を強くお勧めした。

申立てた先は7社。
銀行はリスケ済みなので除外し、会社名義で借りたノンバンク3社と、個人名義で借りた消費者金融4社の、計7社だ。
いずれも金利は25%前後。取引年数はハッキリ記憶していないが3-4年前後だという。この利率、この年数だと、だいたい元金が半分近くに減ることが多い。たとえば50万円の枠で年利25%で4年間借入と返済を繰り返していると、50万の残元金が利息制限法引き直しで20万円台後半ぐらいに落ち着くことが多い。
本当は過去の取引経過を各社に開示請求してから特定調停に臨んだほうがいいのだが、今回は社長さんが多忙だったので(社長さん自身に手続きの全てをやってもらった。私は一切手伝いせず)、取引経過のわからないまま、ぶっつけ本番で特定調停の申立に入った。

そして数日前、調停の第一回期日がきた。
社長さんは裁判所初体験。かなり緊張したそうだ。
「調停が不成立に終わったらどうしよう?」「思ったほど債務が減らなかったらどうしよう?」と、未体験なので考えれば考えるほど不安が増幅するのだろう。

だが、調停室に入ってわずか30分で、不安は喜びに激変した。

調停委員いわく、

「7社のうち、計算書を出してくれたのは2社だけでした。2社とも債務ゼロ、過払いが少し出ています。あとの5社は計算書は開示していませんが、債務ゼロは認めていますよ。これで7社とも債務ゼロです。どうしますか?裁判所の隣に弁護士会館がありますから、そこへ行って過払い金返還請求の依頼でもしてきますか?過払いをするつもりなら、調停調書には<債務なし>とだけしておいて、過払い返還請求できるように配慮しまよ。」  (いい調停員さんだ・・・)

なんと、7社とも債務ゼロ!

取引年数4年前後で残元金が契約当初と比べて横ばいなら、いくらキチンと引き直し計算しても、まずゼロにはならない。5割前後の減がいいところだ。ところが今回は、特定調停1回目期日で計算書も全部出ていないのにあっさり債務ゼロになった。これはたぶん、社長さんが「4年前後」と勘違いしていて、実際にはもっと昔から継続的あるいは断続的に借入があったのだろう。おそらく通算7年か8年は。

とにかく、調停申立て当初は「7社、数百万の借金が、せいぜい半減」ぐらいを見込んでいたのに、実にあっさりと、ノンバンクの債務が「ずべてゼロ」になってしまった。
契約上はともあれ、法律解釈上は、借りたカネを全額返し終わっていたわけだ。

後日、私はこの社長さんに懇意の弁護士1名と認定司法書士1名を紹介し、過払い金返還請求をするよう勧めた。債務ゼロはほぼ確定しているので一安心だが、会社の資金に余裕がないことは確かだから、少しでも改善を図らねばならない。過払い請求を先生に委任して、社長さんはもう債務整理や資金繰りのことをなるべく考えないで、本業にひたすら専念してほしい、と。

ノンバンクの債務が無くなったのは確かに大きな改善だが、それだけで満足してはいけない。そもそもノンバンクに手を出さねばならなくなった原因は何か、外的要因だけでなく、内的要因もあったのではないか?会社を発展させるためには「強みを伸ばすこと」は欠かせないが、同時に「弱みを改善すること」も怠ってはいけない。課題は山積みだ。今回ノンバンクの債務が無くなったのは、その通過点のひとつに過ぎない。


* 特定調停法が施行されて7年。特定調停は確かにすぐれた制度だが、特定調停だけが唯一無二の解決方法ではない。選択肢は実に豊富にある。
ただ、豊富にあるのはいいが、その人の置かれている状況によって向き不向きがあり、中には特定調停に全く向かない人もいるので、素人考えによる独断はあまりおすすめできない。最初が肝心。
どの方法を選択して、どのような組み立てで解決を図るかは、じっくり情報収集し、プロの意見も聞いてから決断すべきである。


(引用ここまで)

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☆今日の一言☆

私が特定調停の事を知ったのは,やはりネットでした。もう4年程前になるかも知れません。なんといっても「借りる事」ばかりを検索していましたから,「債務整理」関係は調べませんでした(^^;)

もっと早く知っていたら(TV等のメディアで大きく取り上げていてくれていたら・・・)

特定調停は私も何度も?利用させて頂きました。また友人の「特定調停」+「過払い金返 還」のアドバイス(当然無料です)もさせて頂いた経験もできました。

友人の場合は,実に手を打つのが早かった。私と要点だけを打ち合わせしたら,4ヶ月もしないうちに「特定調停~過払い金返還」まであっというまにされました。連絡がなく心配なので聞くと「既に手を打った後」ばかり・・・。全額過払いでなかったですが,「残債務も減り自分でやって良かったです」と言っていたのを,今日の猫次郎氏の記事を読みながら思い出しました。

スピードは人それぞれですね(^^)

私の場合は「特定調停」だけで実に半年はかかりました(^^;)(書類を出すまでの決心です・・・)

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今日の「最強法律相談室」ブログに「過払いをブラック扱いすることは許されない」

http://blog.livedoor.jp/sarakure110/archives/2007-06.html#20070606

と出ていました。私も「ブラック」という言葉が一番,足かせになっていたと思います。

中村弁護士様がブログ内で次のように言われています。

「本来は過払いになった時点で、直ちに完済扱いにすべきなのだから、過払いなのにブラック扱いにするのはとんでもないことである。
 ましてや、この問題が足かせになって、サラ金が過払金の返還を免れるなどということは絶対に許されない。何らかの法的な対応が必要だろう。」

(「最強法律相談室」様ブログより一部引用させて頂きました)

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まだまだ身近に「特定調停」の事を知らない方も多いと思います。

心当たりのある方は,是非チャレンジやそっと教えてあげて下さいね!

(今夜はこれで失礼します)

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コメント

yuuki様!ビッグニュースです!!
今さっき、ゆう様からメールで教えていただき、知りました。

「過払い金」新たな借金返済に充当できる・・・最高裁判決
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070607i205.htm

「過払い金」、その後の借金に充当OK 最高裁が初判断
http://www.asahi.com/national/update/0607/TKY200706070136.html

投稿: あさぎり | 2007.06.07 16:41

あさぎり様

第一報ありがとうございました(^^)
また,「掲示板」の内容は流石と思いました(^^ゞ
今回の判例は良かったです。

投稿: yuuki | 2007.06.08 01:16

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