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2007.07.29

■保証会社の保証料はみなし利息!?・・・兵庫県弁護士会 判例検索より

‥‥……━★

こんばんは。

今日行われた参議院選挙は,予想通り?自民党の大敗のようです。(いろいろありましたから仕方ない事でしょう。安部総理が全て悪いと言われていますが・・・私は一人だけの責任とは思えませんが)

政治家だけでなく,この国自体も「借金体質」に縛られている為,いろんな所で歪みが生じているように思います。今回の事を踏まえて,先ずは国会議員から襟をただして頂きたいと思います。

ともかく,明日の各紙の朝刊見出しが見えてきますね・・・。

さて,タイトルの「保証料」については以前コメント欄にもご意見を頂いていましたので,判例が出ていましたのでご紹介させていただきます。

なお,兵庫県弁護士会様の消費者問題判例検索システムは,毎回有効な情報を更新されています。慎んで感謝申し上げます。http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/

今回の更新もN太氏から教えて頂きました。ありがとうございました。なお,N太氏のブログで最近司法書士さんで活躍されている方々の紹介がありました。http://blogs.yahoo.co.jp/saiken_saimu/48497668.html

特に司法書士さんの「過払い請求・債務整理」の実況中継(法廷内等)http://plaza.rakuten.co.jp/sihou/は,これから裁判に臨まれる方や,債務整理をお考えの方には大変参考になると思います。

●今回N太氏のブログで重要な判例を紹介されていましたので,是非こちらもご参照下さい。http://blogs.yahoo.co.jp/saiken_saimu/48539684.html

『基本契約(包括契約)のない取引において、完済後の再貸付けで一連計算を認めた判決。
最判平成19年2月13日を引用しつつ、特段の事情を認めた裁判例で、取引終了後、次の貸付までに約7年間の期間の中断もあるため充当問題に大いに役立つ裁判例です。』
 
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私の方は,タイトルの「保証料の判例」を詳しくご紹介させて頂きます。
 
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保証会社の取得する保証料が利息制限法3条のみなし利息に該当すると認定した
福岡高裁宮崎支部判決(原審も掲載)
 
(兵庫県弁護士会の消費者問題判例検索システムより転載)http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070627-f.html

070627 福岡高裁宮崎支部 コスモ
●福岡高裁宮崎支部 平成19年(ネ)第51号 過払金返還等請求控訴事件(平成19年6月27日言渡)
●裁判官 横山秀憲、林 潤、山口和宏
●代理人 小林孝志
●原審 宮崎地裁都城支部 平成18年(ワ)第33号 過払金返還等請求事件(平成19年2月16日言渡)
●裁判官 青沼 潔
●原審判決本文は控訴審判決の後ろに掲載、その計算書はこちらhttp://www.hyogoben.or.jp/hanrei/pdf/070627-keisan.pdf(PDF:6899KB)

●要旨

●担当弁護士のコメント
◎ 日掛金融業者(コスモ商事)が借り入れに際し,借主に保証会社による保証を義務づけている場合に,保証会社の取得する保証料が利息制限法3条のみなし利息に該当すると認定した。 特筆すべきは,利得の所在について詳細な理由付けを行っており,結局のところ貸金業者にありと認定し,読み方によっては,保証会社も共同して不当利得していると読める部分がある。加えて,利得の存否については,貸金業者側に立証責任があるとした。
◎ 控訴審判決も保証料はみなし利息とする原判決を維持し、利得の立証責任についての原審の判断を維持し,立証がないとした。

右クリックで判決PDFの表示か保存を選択 http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/pdf/070627-f.pdf936KB)
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(判決文P16・原審の10ページ目中央下より抜粋)
 
(エ) これらの各事情を総合すれば,本件保証料の授受に際して,被告とクレストが共同して制限利息を潜脱する意思をもっていたと認定することができる。
 
 なお,保証料がみなし利息に当たるといえるか否かについては,従前,保証会社及び貸金業者について,利益の環流や両者の実質的同一性等が問題とされてきた(最高裁判所平成15年7月18日判決・民衆57巻7号895頁)。しかし,上記判例については,当該の事案に照らして,制限利率の潜脱意思を認定するための根拠事実を例示したものと解することも不可能ではなく,一般論として,利益の環流や実質的同一性等の事情がない限り,みなし利息該当性を否定する趣旨であったとまではいい難い。
 
ウ 以上によれば,本件保証料は,法3条のみなし利息に当たるというべきである。
 
(あと省略)
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☆今日の一言☆
 
なるほど,「保証料」は利息制限法のとおり「みなし利息」であるとの判断がこの場合下されていますが,その他の事案でも同様な判断になると推察されます。
 
この判決では,「保証料」を含めると利息が出資法の上限利率を超えている事にもなります。ということは・・・刑事罰?。
 
(今夜はこれで失礼します)

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、nanaitiです。当方のブログにお越しいただきありがとう御座いました。

YUUKI様のことは私が過払い請求を始めたばかりの頃に逆襲の債務者様の「全部自分で」ブログで存じ上げていました。

私にはYUUKI様のようにパソコンに詳しくリンクを張ったりする技術(そもそもタイピングすらあやしい)などありません。しかし実体験を書くことでたまたま見てくれた人が一人でも多く「自分で」過払い請求をしてくれたらと熱望しています。

最近の不当利得返還請求は最高裁の判断が増えて訴訟において無茶な主張をする業社少なくなり、期日まえに和解案がまとまることが多くなっていますね。ある業社の担当者の話ですが「本人訴訟の場合下手に減額を求めると本当に訴訟費用まで求められ、弁護士のほうがまだ交渉しやすい」と言っていました。ですからN太氏のブログのような争点でもない限り難しい裁判などにはなりえませんので本人訴訟をおこなえばすべてのお金が自分に還ってきます。難しいかどうかなんてはじめてみなければわからないことでありもし争点があり控訴となったその時にはじめて弁護士等に依頼すべき裁判だと思っています。

正直はじめてみるまでこんなに簡単に和解など引き出せるとは思っていませんでした。「Q&A」等何度読んだかわからない位理論武装して挑んだのですが思いっきり拍子抜けしています。こんなに簡単なのだから、「過払い金」を今まで苦労してきた代償として考えるのなら費用など掛けず皆のもとに戻ってほしいと思います。本来であれば業社がすべての顧客に対し自主的に返還するのがベストですが・・・

YUUKI様のブログはだいぶ前からお気に入りに入れていました。またの更新期待しています

投稿: nanaiti | 2007.07.30 01:38

nanaiti様

ご訪問&コメントありがとうございます。私の拙いブログでも少しはお役に立てれば幸いです。

nanaiti様のブログは実体験で,とても臨場感と説得力があります。私ももいずれは・・・と思いながら,諸般の事情で今日まで来ました^^;

過払い金に対しては,言われるとおり自主返還が理想ですね。裁判しないと返還しないというのは,ある意味で不平等に思われます。

現状の過払い金返還は,事案によって「簡単」と「ややこしい」の両極端になっているようです。。。
nanaiti様の言われるように,何事も先ずやって見る事が大切ですね!

これからも,1人でも多くの方に知ってもらう為にも,情報発信にお互い頑張りましょう(^^ゞ

投稿: yuuki | 2007.07.30 12:24

保証料の性質と違法性に関する裁判例に考えてみました。
http://blog.livedoor.jp/lindemans/archives/51044362.html

投稿: リンデマンズ | 2007.08.11 12:58

リンデマンズ様

拝見させて頂きました。
なかなか,大変な記述内容にただただ敬服致します。

ところで,原審の山口地裁と広島高裁の判決文の場所があれば,教えて頂きたくお願い申し上げます<(_ _)>

投稿: yuuki | 2007.08.11 22:37

どこで取ったか記憶がありません。pdfがはれませんので、お送りしますが、どちらに送付すればよろしいでしょうか。

投稿: リンデマンズ | 2007.08.11 23:06

リンデマンズ様

早速のご連絡ありがとうございます。そうですかPDFでは難しいのですね・・・。

再度確認させて頂きたいのですが,原審 山口地裁周南支部2005.7.6の判決及び広島高裁での,原告代理人弁護士はどの方の記載になっていますでしょうか?

投稿: yuuki | 2007.08.11 23:58

ネットでどこかで拾ったのでさがせばあります。ファックスをpdfにしてあるので、コピペして貼り付けもできませんでした。
確か、山口地方裁判所周南支部裁判官井田宏
H17.7.6判決言渡
H16(ワ)第56号不当利得返還請求事件
原告代理人 板根富規、青木貴央
被告 有限会社コスモ商事
代表取締役 黒田恒秀
代理人  笠井丈二、松田孝志

広島高裁第4部
H18.2.16判決言渡
H17(ネ)第325号不当利得返還請求事件
原審 上記

控訴任 有限会社コスモ商事
代理人 岩崎哲朗、原口祥彦、生野裕一、上野貴士、
控訴人補助参加人  有限会社クレスト

裁判官 草野芳郎、山本和人、山口浩司
書記官 岡平耕治


投稿: | 2007.08.12 14:22

リンデマンズ様

ご連絡ありがとうございました<(_ _)>
検索した結果,下記にPDFがありましたので時間を見て読み直したいと思います。

http://www.ne.jp/asahi/itane/law/archives.html

有限会社コスモ商事と有限会社クレストはいろいろな所で判決を受けているようですね(^^;)

投稿: yuuki | 2007.08.12 18:41

yuuki様今晩はayuです

三和の件は相手から答弁書も届かないし
とりあえず、来年の2回目までは
色々な調査に費やすとして

明後日20日別件の期日があり
週末から準備書面を書き上げるのに四苦八苦しております

街金に近いサラで
まーあれもこれもよく言うよの答弁書
保証料についてみなし利息とする判例がなかなか見つからず
金貸業者と保証会社の業務が実質同一であることから責めようかなと思って
色々調べながら書いていたところ
なぜか検索でこちらのページに行き着き(戻り?)
まさにどんぴしゃの判例を見ることができました
感謝、感謝でございますm(__)m

この福岡高裁の判例と契約書関連を証拠として
2重に責めてみようと思います

この業者、履歴請求の時もその後の過払い請求書送付のときも(交渉自体拒否)
又、提訴され送達があった後も
なーーーんにも言わなかったくせに
届いた答弁書に『廃業してます』!!!
廃業したのは履歴請求の直後です

この不誠実な態度では和解に応じられないと
準備書面を結びました

会社清算するなら粛々と不当な利得も清算してくださと言いたい(準備書面に書きましたけど)

なんか三和といいここといい
年末に面倒くさい案件が2本かさなりましたが
とにかくこれを一段落させてお正月を迎えたいものです。

明後日はおしゃれして簡裁に行って来ます
目立つだけ目立って
金貸業者にやられちゃってる皆様の目をひきつけ
『不当利得返還請求』を宣伝して参ります。

投稿: ayu | 2007.12.18 20:15

ayu様

こんばんは。
いつもありがとうございます。

私の記事がお役に立って良かったです。
また時間ができたら,少し整理もしようかと思っていますが・・・毎日バタバタしています。

三和ファイナンスの方は年越しのようですね^^;動きがあるとしたら・・・19日(今日かも)しれません・・・。「改正貸金業法の本体施行」開始日がいよいよ始まります。

また,20日にはどうも内容からして,かなり「やんちゃな」金融会社のようですね・・・たぶん裁判官が見方になってくれるような気がします。。。

きっと紅白歌合戦もビックリの出で立ちでの登場?『不当利得返還請求』の宣伝になると思えます。皆様の為によろしくお願い申し上げます(^^ゞ

投稿: yuuki | 2007.12.19 00:05

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