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2007.07.23

■続報3・・・7・19最高裁判決の考察。コメント欄より(次の貸付けを想定&複数の権利関係発生を望まない!)

‥‥……━★

こんばんは。

暑中お見舞い申し上げます。

今日は暦の上では「大暑」です。暦どおりにとても暑い一日になりました。

いよいよ梅雨も各地で明け始めました。まさに夏本番ですね!今年の夏は気象庁が「暑い夏」→「涼しい夏」に訂正されたみたいですが・・・。一方「過払い金返還請求」に関しては,さらに「暑い夏」の闘いになって行くようです。

先日,「プロミス」と「三洋信販」が統合の予定と報道されています。まだまだ再編の動きは始まったばかりかも知れません。。。

さて,7・19最高裁判決の解釈について連日ご紹介させて頂いています。

本来なら「最強法律相談室」様のブログ記事がいつもは最後になりますが,今回はコメント欄へ分かりやすい内容を寄稿された方がいましたので,よりよい「準備書面の作成」の為にもご紹介させていただきます。(774様,ありがとうございます)

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■「次の貸付けを想定」&「複数の権利関係発生を望まない」

(「774様」からのコメントより転載)

7・19最高裁では、原審の判断を認めさらに以下の判断を加えています。

<<一つの貸付けを行う際に,切替え及び貸増しのための次の貸付けを行うことを想定しているのであり,複数の権利関係が発生するような事態が生ずることを望まないのが通常である>>

どうして「次の貸付けを想定」なる2・13で問題になった事項を用いたのでしょうか?
それは最高裁がこの取引を、全て契約書毎の別契約であることを前提とした場合をも考慮したからだと思います。

各契約(貸付け)は「次の貸付けを想定」としたものであるから、過払い金を次の借入債務に充当する合意があったとして処理したのだと考えます。

さらに最高裁は「複数の権利関係発生を望まない」点からも、充当(+「一連一体」)を認めています。

この点はロブロ判決では認めれれた「当時存在する債務への充当」と6・7最高裁で認められなかった「その後に発生する債務への充当」に関わるものです。

ロブロ判決からの流れとして当然「その後に発生する債務への充当」が認められて然るべきだった(3・22の周南判決では認められています)6・7誤判を訂正したものではないでしょうか。

私は,7・19においては原審東京高裁の判断よりも
最高裁が示した「次の貸付けを想定」&「複数の権利関係発生を望まない」、こちらこそが今後極めて大事な点だと思います。

(コメント欄より転載ここまで)

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☆今日の一言☆

対2・13最高裁で闘っている「本人訴訟」の方々にとって,7・19最高裁判例は大変心強い事例になるようです。「最強法律相談室」様,「あさぎり」様そして「774」様の考察も考え合わせて「準備書面」で対峙して行きましょう!

(今夜はこれで失礼します)

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コメント

再度突然の訪問にて失礼します。
7・19最高裁判決は、実は、このブログで紹介されていた
那覇地裁プロミス判決を踏襲したものではないでしょうか?

(引用始)●070301 那覇地裁 プロミス
(第1取引と第2取引は別個の基本契約。中断期間約8年9ヶ月)
本件第1取引と再開後の本件第2取引とは,別個の基本契約に基づくものであることが認められが,①貸金業者に対する貸金債務をいったん完済した後,再び同一の貸金業者からの借入れを繰り返す借主が少なくないことは裁判実務上,顕著な事実であり,貸金債務をいったん完済した借主を優良な顧客として新たな貸付けを行う貸金業者も多いと考えられるから,本件第1取引が終了した時点においても,将来,再び敢引がされることは十分想定されていたということができること,②上記のとおり,一定期間,取引の中断があったとしても,同一の基本契約が締結されている場合には,借主はその別口の借入金の弁済に過払金を充当する意思を有していると推認されるところ,別個の基本契約が締結された場合であっても,借主は,全体として借入総額が減少することを望み,複数の権利関係が発生するような事態が生ずることは望まないのが通常と考えられることなども考慮すると,本件第1取引と本件第2取引とは別個の基本契約に基づくものではあるが,本件第1取引から生じた過払金は,本件第2取引に係る債務に充当されると解するのが相当である。
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/pdf/070301.pdf  ●(引用終)

2・13最高裁において、第1取引と第2取引が同一の基本契約に基づかないとき「次の貸付が想定されていた」場合は充当可能との判断が下されていますから、
「次の貸付想定」は2・13&7・19最高裁判決2つに拠所を有しますので極めて強い主張です。
「次の貸付想定」&「複数の権利関係発生を望まない」これら2つで、充当合意の存在は満たせるでしょう。

投稿: 774 | 2007.08.03 13:12

774氏様

引き続きのコメントありがとうございました。
非常に分かり安かったので,また転載させて頂きました<(_ _)>

投稿: yuuki | 2007.08.03 18:09

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