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2007.07.18

■2chの情報通り,連続の最高裁判決「悪意の受益者」

‥‥……━★

こんばんは。

新潟中越沖地震の被害の甚大さが日を追うにしたがって,克明になって来ています。

特に今回の「注目」は,原発が過去に例の無い地震に遭った事ではないでしょうか?

報道によれば,設計の想定値の2・5倍の力が加わったらしい・・・。

これって,耐震設計偽装事件と比べて考えると「耐震強度」が40%と同じでは?

それから,変圧器の火災はテレビでも克明に流れていました。火災に対して何故遅れたか?当初,放射能漏れは無いとなっていた?

(2007年7月17日13時52分  読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070717it02.htm

過去にも火災で通報遅れ・・・。

柏崎刈羽原発で点検中火災 消防通報3時間遅れ (産経新聞ニュース 4月7日付)

http://www.sankei.co.jp/chiho/niigata/070407/ngt070407002.htm

さらに,大気中へも微量の放射能がもれていた・・・。

(2007年7月17日23時53分  読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070717it13.htm?from=top
 
やはり・・・何か異常事態が原発内で起こっていたと思うのは私だけだろうか?
自動停止したとなっているが・・・本当かどうか?疑心暗鬼になってしまう。
専門家チームにしっかりと実態調査をしていただきたい。。。
 
話がだいぶそれました,本題に戻ります。
今回も,あさぎり様がコメント欄で第一報と要点をご連絡下さいました。いつもありがとうございます(^^;)
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■最高裁判所HP(7月17日(火)より)
 
事件番号平成18(受)1666
事件名不当利得金返還請求事件
裁判年月日平成19年07月17日
法廷名最高裁判所第三小法廷
裁判種別判決
結果その他
判例集巻・号・頁

原審裁判所名大阪高等裁判所   
原審事件番号平成18(ネ)530
原審裁判年月日平成18年06月27日

判示事項
裁判要旨貸金業者が利息制限法の制限超過利息を受領したがその受領につき貸金業法43条1項の適用が認められない場合と民法704条の「悪意の受益者」であることの推定
参照法条
全文全文 http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070717110849.pdf       
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☆今日の一言☆
 
連日の「過払い金返還」の最高裁判決が続いています。これは大変珍しいと思います。
内容の要点につきまして,「最強法律相談室」の中村弁護士の見解が待ち遠しいですが,
ここは,第一報をいただいた,あさぎり様がまとめられていますので,引用させて頂きます。(私もまだ読込み時間がないのと,今回の判決も分かりにくい・・・?)
 
【原審は・・・】
①初回借入~平成3年5月27日の取引は、一体。
この不当利得返還請求権は、それまでに金額が確定し権利行使が可能になったものと言えるから、平成3年5月27日から10年経過しているので、消滅時効。
(初回借入~平成3年5月27日の過払金は、認められず)
 
②『平成6年5月4日以降の過払金』と『本件届出の日(提訴した日?)以降の利息』のみ認められたが、それ以外は棄却された。
3(1)本件各貸付は合算されて『1個の貸付け』となり、弁済は、その1個の債権に対するものとして扱う。
過払金が生じれば、その後貸付けがされた場合には、『貸金債権』と『不当利得返還請求権』が差引計算される。
 
・・・という(上告人主張の)計算方法が、『当事者の合理的意思』である。
 (2)一方、被上告人が本件各貸付けによる『貸金債権』が別個であるとする充当計算なら、被上告人が、「貸金債権が残存する」と考えたことにも、まあわからないでもない。
だから、被上告人が本件届出で、過払金を自認するまでは、「悪意の受益者」じゃあない。
 
【最高裁は・・・】
でも、原審の3(2)の判断は是認することはできない。その理由は、
 
○『貸金業者が制限超過部分を利息の債務の弁済として受領したが、その受領につき貸金業法43条1項の適用が認められないときは、当該貸金業者は、同項の適用があるとの認識を有しており、かつ、そのような認識を有するに至ったことがやむを得ないといえる特段の事情がある場合でない限り、法律上の原因がないことを知りながら過払金を取得した者、すなわち民法704条の「悪意の受益者」であると推定されるものというべきである。』(この部分は、下線部分の原文そのままです)
 
○被上告人は、貸金業法43条1項の適用について、主張・立証していない。
 
○被上告人は、弁済金のうち、超過部分を、その当時存在する「他の貸金債権」に充当する計算書を提出しているから、弁済金を受領した時点において、みなし弁済の適用があると認識していたとの主張をしているとは言えない。
だから、「特段の事情」を論ずる余地もない。
 
○それは、被上告人が、貸金債権が別個のものであると思って「充当計算」をしてきたとしても、上記判断が左右されることはない。
 
①だから、原審の3(2)の判断には、判決に影響を及ぼすことが明らかな法令の違反がある。
 
②上告人のは敗訴部分のうち、『平成6年5月4日』以降の『不当利得返還請求権』に関する部分は、破棄。
もういっぺん、審理し直してネ
 
③『平成6年5月4日』以前の取引の不当利得返還請求権に関する上告は、
「上告受理申立て理由」が「上告受理の決定」で、排除されたので、棄却する。
とにかく、「悪意の受益者」部分のみ確定しただけで、「消滅時効」部分は、負けのままってかんじですね・・・なんか、がっかりです。
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それがですね、2chのみなさんの見解では、どうも私の解釈は間違ってるかんじなんですよ。
私は、『高裁では「消滅時効」部分で被告の勝ち』で(ここまでは確定です)、それで最高裁では、上告が受理されなかったのかと思ったんですが・・・
 
『過払い請求者が「上告」と「上告受理の申立て」の二段構えでいた。で、「上告」が受理されたので「上告受理の申立て」は必要なくなったので棄却、って事でいいのかな?』
・・・ってことらしくて、他、高裁で原告が負けた「消滅時効」部分は、最高裁では・・・・
 
『平成3年以前の取引に悪意がなかったとは言わせません。平成6年以降の取引に充当して、ちゃんと計算し直せってこと。』
 
『最初に「本件各貸付とは、本件カード契約に基づいた各貸付けの総称」としていて、3(1)をみとめて、3(2)を認めないということは、本件各貸付けは合算されて1個の貸付けであり、本件各貸付けによる貸金債権が別個のものではない、つまり「分断は認めないよ」+「最初から最後まで悪意だよ」ということではないだろうか?』
・・・ていう見解のようです。
 
またこんがらがってきました(笑)
中村弁護士さんの見解を待ってみます。
(あさぎり様コメント抜粋ここまで)
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いつもの「あさぎり風」の見解は分かりやすいですね。(あさぎり様ありがとう!)
 
私も「悪意の受益者」確定までは,よく分かりましたが過払い利率の適用は一体になっているが・・・利率適用時期がよく読め込めていません。原審を見ればもう少し理解しやすいかと思うのですが・・・。
 
私も「最強法律相談室」の中村弁護士様のコメントを待ちたいと思います。
 
(今夜はこれで失礼します)

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コメント

もう少し、原文にそって考えてみました(←笑 くどい)

3 第1審(地裁)は、過払金と利息の合計237万****円と遅延損害金を支払いを求める限度で、上告人の請求を認容し、その余の請求を棄却。
被上告人は、第1審(地裁)の敗訴部分を不服で控訴
第1審(地裁)→(被告が控訴)→原審(高裁)

そして【原審(高裁)】は・・・
①平成1年~平成3年5月27日の取引は、一体。
この不当利得返還請求権は、それまでに金額が確定し権利行使が可能になったものと言えるから、平成3年5月27日から10年経過しているので、消滅時効。
(平成1年~平成3年5月27日の過払金は、認められず)
②『平成6年5月4日以降の』過払金19万****円と『本件届出の日(提訴した日?)以降の利息』のみ認められたが、その余の請求を棄却した。

(1)本件各貸付は合算されて『1個の貸付け』となり、弁済は、その1個の債権に対するものとして扱う。
過払金が生じれば、その後貸付けがされた場合には、『貸金債権』と『不当利得返還請求権』
が差引計算される・・・という(上告人主張の)計算方法が、『当事者の合理的意思』である。

(2)一方、被上告人が本件各貸付けによる『貸金債権』が別個であるとする充当計算なら、
被上告人が、「貸金債権が残存する」と考えたことにも、まあわからないでもない。
だから、被上告人が本件届出で、過払金を自認するまでは、「悪意の受益者」じゃあない。

4 でも、この3(2)の判断は是認することはできない。

・・・・ってことで、このあと3(2)のみを否定した、最高裁の「被上告人は悪意の受益者だ」という判断に続いていますよね。

なにが惑わされるって、3(1)を見てると、原審(高裁)の判断「消滅時効」部分を、最高裁が否定したように思えるんですが、最高裁判決文の最後では、
『なお、平成6年5月4日より前の本件取引に係る不当利得返還請求に関する上告については、上告受理の決定において排除されたので、棄却することとする。』
・・・というように、最高裁では取り上げられていないみたいですよね。
つまり、3(1)は、「被上告人は悪意の受益者だ」の理由づけに使われただけで、最高裁の判断というのではなく、「消滅時効部分については、最高裁としては、知らないよ」みたいなかんじなんでしょうか?
最高裁って、上告申立ての「理由」が重要なんですね。
今回もまた、「悪意の受益者」部分のみ確定しただけ・・・やっぱり肩透かしですね。

投稿: あさぎり | 2007.07.18 07:54

あさぎり様

連日,詳細な情報と解説ありがとうございます^^

なるほど・・・「悪意の受益者」だけの問題だったのですね。私もようやく理解の範囲に入ってこれました^^;てっきり「消滅時効」もかかっているかと錯覚しました。

でも本当に,最高裁判決はわかりにくいですね。
あさぎり様のように,「あさぎり風」に判例を現代語訳&解説?されるブログがあれば皆さん助かると思いますが・・・あさぎり様,一肌脱ぎませんか?

ところで,原審を調べたのですが見つかりません,ご存じなら教えていただければ幸いです(^^ゞ

投稿: yuuki | 2007.07.18 15:20

yuuki様

>なるほど・・・「悪意の受益者」だけの問題だったのですね。

そのようですね。2chのみなさんもかなりあーだこーだと議論されてたようですが、中村弁護士様もブログで、「先日のと同じなので省略」とされてましたから。

>「あさぎり風」に判例を現代語訳&解説?されるブログがあれば皆さん助かると思いますが・・・あさぎり様,一肌脱ぎませんか?

スキルがないんです。だから、yuuki様のお抱え(←笑)でお願いできないでしょうか。

>原審を調べたのですが見つかりません,ご存じなら教えていただければ幸いです(^^ゞ

これも2chの情報なんですが、絶対に表には出ないだろうということでした。
なぜなら、この担当弁護士さんは、最高裁ロプロの時の弁護士さんだとか・・・。
上記のように、原審(高裁)では、原告側がほぼ敗訴してますよね。
第1審(地裁)では、237万****円だったのに、第2審(高裁)では、消滅時効・オリコの主張が認められ、19万****円_| ̄|○
悪意の受益者部分だけは、最高裁でなんとかなったものの、消滅時効部分は、惨敗ですよね。
そんな原審(高裁)は、出ないみたいなことがささやかれてましたよ。

投稿: あさぎり | 2007.07.18 19:27

あさぎり様
こんばんは。
遅くなりました。

そうですか・・・中村先生も「悪意の受益者」で同じとしているので・・・そこで止められたのかも知れませんね。

原審を見たかったのは,「直列」「並列」「個別」かの内容を一番知りたかったからです・・・。
なんとなく,いやな判決のようですね・・・。「悪意の受益者」は確定ですが,また業者側の反撃材料が増えたかもしれません。

ブログでは,素晴らしい説明なので全文掲載と思ってましたが中村先生の一言で終わりたいと思います。

それから「スキル」ですが,すでにあさぎり様は一般人にも分かりやすい技術を持たれていますから・・・時間の問題かと思います^^
私の所は,全然大丈夫ですから・・・これからもよろしくお願い申し上げます^^;

また2chで情報がありましたら,お願い申し上げます(^^ゞ
それでは,お休みなさい。

投稿: yuuki | 2007.07.19 00:37

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