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2007.08.19

■(回顧)最高裁2・13後~最高裁7・19判決前後についての「判例ご紹介」と所感。

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こんばんは。

毎日本当~に暑い!その中で,24時間テレビ「愛は地球を救う」の今年のマラソンランナー萩本欽一(66歳)が頑張っている。

みんなの為に「みんなを励ます為」に走っている姿自体にとても「感動」している。立っているだけでも倒れそうな中・・・。どうか無理をしないで,時には勇気あるリタイアか,別の移動手段も考えて欲しいと思う・・・。(欽ちゃんの意思からしたら,倒れながらもゴールをするのだろう・・・頑張れ「欽ちゃん」!)

その他「無名」の方々が24時間の中で,自身の壁に向けての「挑戦」する姿には非常に「勇気」「感動」をいただいた。本当にありがとう。

「24時間テレビ・欽ちゃん」ttp://www.dai2ntv.jp/p/a/038a/kinchan/index.html

また,甲子園でも文字通り「熱闘甲子園」を繰り広げている。勝っても負けても「胸を張れる思い出」と思う一人である。今年も本当に「いい夏」ですね。

さて,先日の大阪高裁「架空請求」判決については・・・また後日にコメント関係をまとめたいと思います。

今日は,いつもご紹介させていただいている「兵庫県弁護士会 消費者問題判例検索システム」様から最高裁2・13を受けて最高裁7・19前後までの判例についての所感を書いてみたいと思います。

先ずは,判例関係の一覧より。

1. 070731 大阪高裁 GE 架空請求類似 http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070731.html
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070731.html
070731 大阪高裁 GE 架空請求類似 ●大阪高裁 平成19年(ネ)第676号 不当利得返還等請求控訴事件(平成19年7月31日言渡) ●裁判官 渡邉安一、安達嗣雄、明石万起子(6部) ●代理人 小城 ●原審 奈良地裁 平成18年(ワ)第167号 ●要旨 ◎ GEコンシューマー・ファイナンス株式会社(ほのぼのレイク)に対して,過払金返還請求のほか,慰謝料・弁護士費用を損害賠償として請求した事案の控訴審。 ◎ 悪意の受益者 → 肯定 貸金業法43条1項の適用が認められないときは,原則として悪意の受益者と推定されるところ,本件では,例外を認める特段の事情はない。 ◎ 過払金に対する遅延損害請求 → 否定 一審原告が「民法419条によって,金銭を目的とする債. . .

2. 070724 長崎地裁佐世保支部SFCG http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070724.html
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070724.html
070724 長崎地裁佐世保支部 SFCG ●平成19年(ワ)第43号 不当利得返還請求事件 平成19年(ワ)第98号 根抵当権設定仮登記抹消登記手続請求事件 ●裁判官 竹村昭彦 ●代理人 福田 ●関係法条 民法704条後段 ●要旨 ◎ 「原告会社の本件訴訟代理人を通じて被告SFCGに過払金の返還を求めたにもかかわらず,被告から容易にその返還を受けることができなかったため,本件訴訟を提起せざるを得なかった」と認定したうえで,民法704条後段に基づき弁護士費用相当額を賠償すべき責任を認めた。 ◎ 賠償額は,216万円(支払いが命ぜられた過払元金約2160万円の約1割) ◎ 遅延損害金の起算日は,「期限の定めのない債務として(弁護士費用の)請求の翌日」。 . . .

3. 070725 福岡高裁宮崎支部 シティズhttp://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070725.html
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070725.html
070725 福岡高裁宮崎支部 シティズ ●福岡高裁宮崎支部 平成19年(ネ)第58号 過払金返還請求控訴事件(平成19年7月25日言渡) ●裁判官 横山秀憲、林潤、山口和宏 ●代理人 小林 ●原審 宮崎地裁 平成18年(ワ)第508号 ●要旨 ◎ 基本契約の締結又は過払金の充当に関する明示的な特約が存在しない事案について、最高裁平成19年2月13日第三小法廷判決を前提としつつ、基本契約が締結されているのと同様の貸付けが繰り返され、第1の貸付けの際に第2の貸付けが想定されていたとの特段の事情が認められるかに関する判断を示した。 ◎ すなわち、「確かに、(1) 控訴人は、各契約の度に契約証書を作成し、融資金全額を被控訴人に現実に交付していること. . .

4. 070726 奈良簡裁 エル・アンド・エム・ワールドhttp://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070726.html
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070726.html
070726 奈良簡裁 エル・アンド・エム・ワールド ●奈良簡裁 平成19年(ハ)第59号 不当利得返還請求事件(平成19年7月26日言渡) ●裁判官 竹原俊一 ●代理人 馬場 ●要旨 ●担当弁護士のコメント ◎ 基本契約(包括契約)のない取引において,一連の一個の金銭消費貸借契約と認め、最判平成19年2月13日にいう「特段の事情」を認めた。悪意の受益者。 (1) 同一当事者間における同種の金銭消費貸借取引であり、貸付は、基本契約が締結されていたと同様予め設定された融資限度額の範囲内で継続して行われていたこと。 (2) 第1取引終了後,次の貸付までに約1年11ケ月の期間があるが,会員番号は同一で、貸付及び返済の条件や貸付方法等の取引の形態は. . .

5. 070524 津地裁 新洋信販 期限の利益http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070524.html
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070524.html
070524 津地裁 新洋信販 期限の利益 ●津地方裁判所 平成18年(レ)第26号 保証債務履行請求控訴事件(平成19年5月24日言渡) ●裁判官 水谷正俊、久保孝二、薄井真由子(2部) ●代理人 石坂ほか ●その後の経過 上告 ●要旨 ◎ 約定の利息と遅延損害金が同率で期限の利益喪失特約のある消費貸借契約において、借主の返済が約定の期日に遅れたが、その後は、約定通りの分割金の支払を続けた事案において、貸主が、上記の遅滞による期限の利益の喪失があったことを前提に請求することができるかという争点について、次の理由で、請求できないとした。 ◎ 貸主が約4年半という長期間にわたり約定の分割金の請求をし続けたことで、主債務者及び連帯保. . .

6. 070426 周南簡裁 プロミス
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070426-s.html
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070426-s.html
070426 周南簡裁 プロミス ●周南簡裁 平成19年(ハ)第538号 不当利得返還請求本訴事件、 同年(ハ)第804号 貸金返還請求反訴事件(平成19年4月26日言渡) ●裁判官 井上和則 ●代理人 橋野、他 ●要旨 (事案の概要) 原告が,被告プロミスとの第1取引を完済した約2年1ケ月後,同一の支店において新たな極度借入基本契約を締結して第2取引を開始したが,過払金が発生したとして返還請求を求めた(本訴)のに対し,プロミスは右各取引を別個のものとして第1取引で生じた過払金返還請求権は時効消滅すると主張し,第2取引で残存する貸金返還請求権につき反訴を提起した。 本裁判例の争点は, (1)上記第1取引と第2取引が別個の取引か継続した取引か, (. . .

7. 070802 大阪地裁 オリコ 文提http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070802.html
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070802.html
070802 大阪地裁 オリコ 文提 ●大阪地裁 平成18年(モ)第8348号 文書提出命令申立事件(平成19年8月2日決定) ●裁判官 大西忠重(23部) ●代理人 岩本(司法書士) ●基本事件 平成18年(ワ)第10042号 不当利得金返還請求事件 ●要旨 ◎ オリコが平成6年1月27日より後の文書しか開示に応じないとして、それ以前の文書の提出を命じる裁判を求めたのに対し、オリコは、貸付情報が記録されたCD-ROM等の記録媒体について、作成直後の4月1日を起算日として10営業年度保管する規定を設け、この期間が経過すると廃棄処分にしているが、貸金業者の債務者に対する取引履歴開示義務を肯定した最高裁判決(最判平成17年7月19日)を考慮し、平成7年4月分以降につ. . .

8. 070808 長崎地裁五島支部 CFJ
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070808.html
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070808.html
070808 長崎地裁五島支部 CFJ ●長崎地裁五島支部平成18年(ワ)第35号不当利得返還請求事件 ●裁判官 近道暁郎 ●代理人 古坂良文 ●要旨 ◎ 悪意の受益者肯定(年5分) ◎ 基本契約に基づく債務の弁済が、各貸付けごとに個別的な対応関係をもって行われることが予定されているものではなく、上記基本契約に基づく借入金の全体に対して行われるものと解され、充当の対象となるのは全体としての借入金債務であると解することができることから、一つの基本契約において過払金発生後の新たな借入金債務に充当する旨の合意を含んでいる。 ◎ 基本契約間において内容に大きな違いが無いこと、また基本契約が切り替えされる可能性があることを認識して. . .

9. 070323 前橋地裁太田支部 三和http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070323-m.html
http://www.hyogoben.or.jp/hanrei/hanreihtml/070323-m.html
070323 前橋地裁太田支部 三和 ●前橋地裁太田支部 平成18年(ワ)第48号 不当利得金等請求事件(平成19年3月23日言渡) ●裁判官 長久保尚善 ●代理人 斎藤 ●要旨 ●担当弁護士のコメント 三和ファイナンスに対する過払金請求訴訟で、三和の文書廃棄の主張を認めず、文堤に従わないことを理由として、原告主張のとおり、1975年1月から取引があることを認め、2159万円余りと年5分の利息、うち20万円の慰謝料と5万円の弁護士費用を認容した。なお、三和ファイナンスは控訴した。 ●要旨 ◎ 被告は、取引当初である昭和50年から平成8年までの取引内容につき異議を述べるが、被告は原告の申立に基づいて当裁判所が文書についての提出命令を発したに. . .

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☆今日の一言☆

最高裁7・19判決後に出た判例では,「個別取引」「一連一体」問題に対して原告側勝訴になっているようです(3番のシティズ判決では一部減額?)

そして事案にもよりますが,「慰謝料」「弁護士代」がそれぞれ認められている点にも注目です。

個別取引を一連一体としている点は,一部を除きどうやら確立されつつあるようですね・・・。(4番では,1年11ヶ月の期間が開いても「会員番号」が同一ならOK。その他でも会員番号等が決め手になっているようです。)

これらの点から見て,消費者金融側も争点があまりない事案では,「早期和解」が加速されると思われます。(慰謝料・弁護士代まで請求されてしまう為)

それから,過払い金の額も「ケタ違い」のケースも増えてきたのかもしれません。

2番の「SFCG」に関しては約2000万円,9番の「三和ファイナンス」に至ってはS50年からの取引の為,個人でも約2000万円(但し控訴になっている)になっている。

また三和ファイナンスの場合は,S50年からの取引履歴を提示しなかった(文書提出命令に応じていない為),原告側の利息引き直し計算書(Q&A本と同ソフト)の通り認められている。(計算書+文書提出命令書が掲載)

簡単ですが,皆様のご参考になれればと思います・・・先ずは所感まで。

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