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2007.08.26

■アエルの続報(ナイスも含む)。

‥‥……━★

こんばんは。

まだまだ酷暑が続きますね。体調管理が大変な夏です。

さて,既報でアエル(旧 日立信販株式会社)の事をご紹介しましたが,詳細なサイトがありますのでご紹介させていただきます。

「庶民の弁護士 伊東良徳」様HPより(以前N太氏より教えて頂きました)

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アエル(旧日立信販)の場合 

8月23日付けより一部転載(見やすくする為に行間を空けさせていただきました<(_ _)>)

http://www.shomin-law.com/shakkinael.html

アエルは、かつては「日立信販株式会社」という会社でした。2001年7月に「アエル株式会社」に名称を変更しました。アエルの場合は、レイクと違って、会社組織に変更はなく、ただ名前が変わっただけです。

会社更生法の適用!

 アエルは、2003年9月に東京地裁に会社更生法の適用を申請し、2004年6月に更生計画が認可され、その更生計画の履行をしていましたが、2007年8月17日付で更生手続を終結しました(8月20日付で登記)。

何か難しい話に思えますが、世間的な表現をすると、負債を抱えて事実上倒産状態になり、裁判所の手続で債権者に債権額を減らした上で返済条件も長期分割にしてもらい、その返済をし終わって、つい最近普通の会社の状態に戻ったということです。

 問題は、会社更生法が適用されて更生計画が認可されると、会社更生手続開始前の債権は、更生計画に入っているもの以外は、債権としての効力を失ってしまうことです。

効力を失った債権は、もちろん、更生手続が終わった後も復活しません。更生計画に入れてもらうためには、一定の期間内に債権の届け出をしなければなりませんが、過払い金債権者(借り主)は、普通、過払いだということを知りませんから、届け出できるはずがありません。

消費者金融に対する過払い金返還請求権も、同じ扱いをされると、会社更生手続開始の日までの分は請求できなくなってしまうわけです。消費者金融の借り主の過払い金債権について、こういう扱いをすることは、非常に不当なことだと思います。

しかし、現に、ライフ(「キャッシングのライフ」:今はアイフル傘下)については、このような扱いがなされ、2000年6月30日以前の過払い金については、ライフは平然とこの主張をしています。

そして、残念ながら、今のところ、裁判所はライフの主張を支持しています。(2005年6月9日、最高裁がライフの主張を支持する決定を出しましたが、判例集にも掲載されず裁判所の判例検索にも出て来ず、前例として価値があるかは疑問です)

 しかし、アエル(同時に会社更生法適用申請のあった「ナイス」についても同じ)については、東京地裁の英断により、過払い金返還請求権については更生債権としない(共益債権として扱う)、つまり更生計画認可後も全部請求できるという扱いがなされています。

 この点について(問い合わせが多いので。同業者からも時々問い合わせがあって閉口しています。これ以上の問い合わせはご遠慮ください)より具体的に説明しますと、東京地裁は2003年11月1日付でアエル(とナイス)の管財人に対して「貸金業に係る貸付契約に関する過払い金債権を共益債権として承認すること」を許可しました。

アエルの管財人は同日付で、当時アエルと交渉中だった弁護士に対して、過払い金請求権については裁判所の許可を得て更生手続から外すことにした、過払い金債権については更生債権としての届け出は不要であり届け出なくても失権効は働かない、過払い金請求は会社更生手続ではなく通常手続でするようにという内容の文書をFAXで送信しました(現実のFAX送信は11月上旬)。

 ですから、結論的には、アエルに対しては、過払い金返還請求は、全額についてできます(それでも、素人の方が本人訴訟で起こしたときに、アエルが会社更生法による失権の主張をしていないのに裁判官が勝手に失権の判断をすることがあり、私のところにも現にそういう相談が来ています。困ったものです)。

 裁判の時の被告は、更生手続中は、「更正会社アエル株式会社管財人ウィルフレッド・ワイ・ホリエ」でしたが、更生手続終了後は、普通の会社と同じように「アエル株式会社」(代表者代表取締役ウィルフレッドワイホリエ)になります。

(省略)

アエルは、最近は、過払い金返還請求の数が急増したのに担当者を大幅に減らしたということで(担当者が泣きを入れています)、訴訟を起こしても引き延ばしのために無内容な答弁書を出すだけで、上のような計算書さえ出してこなくなり、ほとんど反論もなく判決となります。で、判決が出ると1月先くらいの日を言って、この日に払うから支払日までの利息計算をして送ってくれと言ってくるという状態です。

 更生手続が終わったというと、立ち直ったということのはずですが、この会社大丈夫かねえという気持ちが先に立ちます。

(引用ここまで)

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☆今日の一言☆

なるほど,このように説明していただければ分かりやすいですね。

今後の消費者金融の再編の場合にも,裁判所の英断を期待したいと思います。

(今夜はこれで失礼します)

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