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2007.09.21

■ニコスの今後と+「貸付無視計算」のご紹介・・・「司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継」様ブログより 

‥‥……━★

こんにちは。

昨日の光市母子殺人事件の原告側の意見陳述は,やはりとても重みがあったと思います。被告側弁護士にしても検察・原告側にしても,辛い事件と改めて思いました・・・。それにしても「判決」は来年?・・・裁判は長い!?

さて,東京新聞によると,UFJニコスは来年「東京三菱UFJ銀行」の完全子会社へ,また信販部門は同子会社のジャックスに移るようです。http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2007092002050308.html

以前,ご紹介した司法書士(埼玉県)さんのブログに貴重な情報がありましたので,また転載ご紹介させていただきます。

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貸付無視計算とは

「司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継」様ブログ 9月19日付けより

http://plaza.rakuten.co.jp/sihou/diary/200709190000/

本日、Nさん対ニコスの3回目の裁判である(以前ブログで紹介) 

請求額593万円、地裁案件である、事情があり本人訴訟、私と二人三脚で戦っている。

 履歴を全部開示しないため通帳に記載が残っている返済金だけを付加して計算したと

ころ、こんな数字になってしまった。いわゆる「貸付無視計算」である。

印紙代(今回の場合は35,000円)は余計かかるが相手に与えるインパクトは大きい。

 本日は弁論準備手続きである。弁論手続きとは争点及び証拠を整理するため法廷外

の弁論準備室、和解室等で行う。司法書士は当然代理人になれないが、申請したので傍聴が許されはずだが・・

  「司法書士さんはしばらくお待ちください」と書記官に言われ待合室で待機10分、20分経過、呼びに来ない。和解の話し合いに入ってしまったのか?

30分になろうとする時、Nさん戻る

  私  「どうしました?」

 Nさん 「ついに先方は和解を打診してきましたよ」

  私  「それはそうだろう、593万円は大きいからね・・」

 Nさん 「相手の弁護士は(0計算)ではどうか?と言ってきましたが・」

     「納得できないと蹴りました」

  私  「よし、よし、当然だ!!」

     「金額の話し合いは?」

 Nさん 「次回の期日に会社と話し合って持ってくるとの事です」

  私  「どんな数字を出してくるか待ってみますか?」

     「納得できない場合は蹴りましょう」

 Nさん 「はい」

 勝負は次回期日に持ち越された。ニコスの場合、人手不足のためか訴訟案件は簡裁、地裁を問わず全て弁護士が代理人に、その弁護士も忙しいようだ。

通常、直ぐ和解を提案してくるのだが、今回の場合、金額が金額なので苦慮しているのか?

「貸付無視計算とは?」

 相手が履歴を全部開示しない場合の過払い金の計算方法として

「0計算」「推定計算」「貸付無視計算」がある。

「0計算」は履歴の最初が残高から始まっている場合等、「その残高はそれまでの約定残高であるから認めない」と無視して0として計算する方法である。

「推定計算」とは、手持ちの資料、記憶に基いて履歴を再現する方法である。

  ところが「0計算」での数字で納得できない場合、また推定計算ができない場合はどうするか?

 信販会社の場合、複数の取引きがあることが珍しくなく、ショッピング、キャッシングが混在している場合もある。通帳に支払いの記載があっても、どの取引きの弁済か特定することは難しい。 また、通帳には弁済の記載しか無く、推定計算は困難である。

そんな場合、貸付を無視して返済だけを取り上げ一連で計算する。貸付に関する事実についての主張立証責任は貸金業者が負わせるのである。これが「貸付無視計算」である

 平成17年11月30日 大阪地裁も次ぎのように判示して,過去の貸付金の証明ができない以上,返済金だけを取り上げて引直計算することを認めている。

・・・・この点に関して、被告(オリコ)は平成元年7月27日から平成4年7月27日までの返済はその前提となる借入が特定できないのに、これを過払金計算の前提とするのは不当との趣旨の主張をするが、原告が現に上記返済していることは証拠上明らかなところ、貸金業者の被告(オリコ)において貸付の裏付証拠を提出できない以上,上記の取り扱い是認せざるを得ず、被告(オリコ)の上記主張は採用できない。

(転載ここまで)

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☆今日の一言☆

UFJニコスも含めて業界の再編が急がれているようです。

以前にも書きましたが・・・矛盾するかもしれませんが,労働者及び家族の方々も大変かと思います。いろんな意味で,それぞれの立場で頑張って行くしかありません。

過払い返還も,また大きな岐路にさしかかっているようです・・・。

(この辺りで失礼します)

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追記分です:

いつも生情報でお世話になっています,nanaiti様ブログ「取り戻せ!」に的確なコメントが出ていましたので,ご参照下さい!
http://blog.livedoor.jp/nanaiti_2tg/archives/2007-09.html#20070921

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コメント

yuuki様、こんにちは。
その「貸付無視計算」って、おもしろいですね。

>『原告が現に上記返済していることは証拠上明らかなところ』
確かにオリコ等信販会社の場合は、銀行通帳に毎月自動引落しの記載がありますから、返済していることだけは、確固たる証拠があるわけですもんね。
それでいくらオリコが、『借入が特定できないのに、過払金計算の前提とするのは不当だ』とかいっても、「じゃあ、“借入れ”つまり“貸付け”の証拠=取引履歴を出せよ。取引履歴が出せないなら、返済だけで計算するのも仕方ないでしょう」っていうかんじなんですね。

普通は、借入れ(貸付け)も、自動引落し口座と同じ口座に、入金されるので、返済と入金の両方が通帳に残っているものなので、その辺はどうしたのかな?とは思いますが。

それにその場合、私ならその通帳記録にそった「推定計算」にするところですが、それを「貸付けは無視し、返済のみで計算する」ってところが、すごいw
私だったら、計算終えて過払金金額が600万近くなってるのを見たら、それだけでビビちゃって、請求するのを躊躇するんじゃないのかなって思います。
「や・・やっぱ、推定計算にしとこ・・」みたいなw

古い通帳とか残っていたら、ほんと強いですね。

投稿: あさぎり | 2007.09.21 17:02

yuuki様、あさぎり様

オリコも、顧客の弁済分のみを開示しているところが不可解ですが、私も推定計算部の主張のために、オリコの下記3例を甲号証にあげました。

兵弁様検索システムでの060126大阪地裁オリコ
           051130大阪地裁オリコ
           060630松山地裁西条支部オリコなどです。

松山では菅弁護士(他の事案でも)のご活躍と、中嶋裁判官(他の事案でも)の判断が目をひきます^^

投稿: N太 | 2007.09.21 23:35

あさぎり様

nanaiti様http://blog.livedoor.jp/nanaiti_2tg/
の言うことを引用すれば・・・あさぎり様のお考えと同じですね(^^;)履歴がないのだから,ショッピングもOK?です・・・何でもありですね(^^ゞ


N太さん
毎回貴重な情報,ありがとうございます<(_ _)>

投稿: yuuki | 2007.09.21 23:49

皆様,言い忘れてました。
「夏バテの為」今夜はこれで失礼します<(_ _)>

投稿: yuuki | 2007.09.21 23:51

N太様
いつも情報をありがとうございます。
3つの判決文ともに、読んでて気持ちいいですね。
推定計算部分のみならず、個別取引の充当計算関連にも参考になりました。
それになんと言っても、裁判官がうらやましいです。

yuuki様
nanaiti様も書いておられましたが、郵貯・・・!
武富士の文書提出命令の案件をお持ちの原告さんもやはり、郵貯に古い履歴を出してほしいと言ったそうですが、5年前しかない。と言われたそうです。
結局、銀行に50万引出し記録があったので、郵貯は関係なかったみたいですが、原告さんと二人で言ってましたよ>「郵貯って使えないね」w

ところで武富士案件の「抗告理由書」ですが、出来上がって、今は原告さんご自身で少し手直し中だそうです。
来週に、提出するということでした。(^A^)

投稿: あさぎり | 2007.09.22 22:00

あさぎり様

いつもありがとうございます。
ご苦労された甲斐があって,いよいよ「スタートライン」に立てれて良かったですね(^^ゞ

投稿: yuuki | 2007.09.24 11:36

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