■消費者金融も債権者から「破産」を申し立てられる時代に!
‥‥……━★
こんにちは。
今日は「立冬」です。いよいよ朝晩の寒さが厳しくなってきました。
報道によれば,佐賀県 武雄市の病院で間違い殺人事件があったらしい・・・?
なんでも元暴力団員が入院していた病室に入院していた人が,間違って拳銃で殺害されたらしい?事実なら大変気の毒な話です。その他にも事件事故が絶えずあります。年末も近づいていますので,不振な人を見つけたら110番や車ならナンバー等の特徴を覚えて起きましょう。事件が起こる前には前兆がありますから・・・。
さて,消費者金融会社もいよいよ債権者側から「破産」を申し立てられる時代に突入したようです。この場合の債権者?は不明ですが,「過払い金返還訴訟」をされている方は債権者になりますので,法律家とよくご相談が必要のようです。
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■消費者金融の「山栄」破産手続き開始決定
(京都新聞様 11月7日付けよりご紹介)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007110700148&genre=C4&area=K10
巨額脱税事件で2004年に起訴され、一審で有罪判決を受け、控訴している消費者金融会社「山栄」(京都市右京区、資本金5000万円)が債権者から破産を申し立てられ、京都地裁が破産手続きの開始決定を出していたことが、7日に分かった。信用調査会社の推定によると、負債額は30億円程度とみられる。
同社は1983年の設立で、「サンエイファイナンス」などの屋号で北海道や九州などで店舗を展開していた。
大阪地検は、同社の山本秀雄元社長ら幹部が03年までの4年間に73億円の所得を隠し、22億円を脱税したとして04年12月に法人税法違反罪で起訴した。今年4月に大阪地裁で有罪判決が出たが、元社長らは判決を不服として大阪高裁に控訴した。
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それからいつもご紹介させて頂いている,「司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継」さんブログにも貴重な情報がありましたので,ご紹介させて頂きます。関係のある方はご相談されてはいかがでしょうか?
■あの三貴商事、8割減額を要求してくる
(「司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継」さんブログ11月7日付よりご紹介) http://plaza.rakuten.co.jp/sihou/diary/20071107/
今年も残すところ2ヶ月を切った。
金融業界を取り巻く環境も一段と厳しさが増しているようだ。
過払い金返還も、会社の窮状を訴え大幅な減額を要求してくるとこが多くなった。
なかには7割、8割の減額を・・・・
三貴商事という会社がある。今は解散して清算中である。
T子さんはこの会社と10年前から取引がある。
昨年「廃業するから・・・」と言われ、グループ会社のNカードを紹介され借り替えをした。
営業譲渡でも、債権譲渡でもない。三貴商事には640,492円の過払いだが、
Nカードには債務がまるまる残ることになった。
過払請求は三貴商事にしなければならない。
この会社も、最近、7割、8割と大幅な減額を要求してきている。
気合を入れて電話する。
私 「T子さんの過払いの件ですが?」
三貴商事 「ご存知と思いますが、当社は清算中です」
「お支払いはしますが、2割程でお願いできませんか?」
私 「2割ですって!!どういうことですか?」
三貴商事 「なにしろ清算会社なもんで・・」
私 「この前も同じことを言っていましたね?」
「結局、満額返還で話が付いたんではないですか?」
三貴商事 「どなたの分でした?」
私 「他の司法書士が担当したので、今すぐわかりませんが・・」
三貴商事 「ちょっと待ってください」
しばらくして
「そうでしたね・」
「でも、今回のT子さんは完済していますし・・」
私 「完済ですって!!」
「冗談じゃないですよ、廃業するからと、同じグループ会社に借り換えさせられ
たんですよ」
「Nカードには、まるまる借金が残っているんですよ」
三貴商事 「わかりました、少しでも減額できませんか?」
「駄目です」
その後しばらく交渉、端数492円カットの640,000円で稟議を出すことを約束した。
N子さんは、これから新たに借り入れたNカードの借金を
払っていかなければならない。前の会社の過払金を7割、8割カットされるようなことがあ
ってはならない。
これからは、各金融会社、あの手この手で減額を迫ってくるだろう。
鵜呑みにしたら危険だ。それに「借り換えには気を付けて」と言いたい。
Last updated 2007.11.08 08:26:50
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☆今日の一言☆
なかなかこういう貴重な情報はありませんね。感謝感謝!
消費者金融側もあれこれと作戦を練ってくるようですが,上記の司法書士さんのように頑として対応して下さると「依頼者」の方も安心です。
そういえば以前「最強法律相談室」さんもブログで,「廃業しても逃がしませんよ 」http://blog.livedoor.jp/sarakure110/archives/2007-05.html?p=2#20070518
と言われていました。
話は違いますが私の親族も,以前ある商工ローン会社に借り入れがありました。しきりに期日でもないのに,手形を盾に返済を強要されました。その時は支払わずにはおれませんでした。結局かき集めたお金で支払いました・・・。その会社は過払い訴訟をしようとしましたが,既に精算が終わっていました。取引年数は少なかったのが,せめてもの救いです。
当時は知識が”ゼロ”でしたが,今なら絶対に払わなかったでしょう・・・。
皆さんも「消費者金融」が慌てて期限でもないのに督促があった時は,十分情報を集めて対処しましょう!
(この辺りで失礼します)
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コメント
yuukiさん、いつも多くの有意義な情報提供、感謝いたします。あちこち探し回ることなく、まとめて情報収集させていただけ大助かりです^^ お互い遅々として進まぬ事案を持ちながら、あっという間の二年間でしたし、業界やそれを取り巻く環境も激変しましたね。 犬の○玉やないですが、通り過ぎてから分かったこと、昨年までが、もっとも債務整理に適した時期であったように思われます。とはいえ、これまでのことを知らない多くの方々がまだ潜在しているのですからyuukiさんの活動は大いに貢献していると思います。
まだまだ、これからもどうかよろしくお願いいたします^^
投稿: N太 | 2007.11.08 20:07
いえいえN太さんの実戦+生情報にはかないません(^^ゞ
そうですね,長い闘いになりました。確かに昨年
は「6%も一連」もありで,一番良い時期でしたね^^;
私も今頃は当に済んでいてもおかしくなかったのですが・・・長引いています。来年もさらに続きます(汗)
大阪高裁は本当にお疲れさまでした<(_ _)>
こちらこそ,よろしくお願い申し上げます。
(今夜はこれで失礼します)
投稿: yuuki | 2007.11.09 00:27