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2008.01.20

■平成20年1月18日最高裁判決の続報5・・・「最強法律相談室」様より(最悪充当が否定されたとして他に救済手段があるかどうかはまた別問題である。「告知義務違反=不法行為と構成して損害賠償請求の検討も!」

‥‥……━★

こんにちは。(今日2回目です)

「最強法律相談室(中村弁護士)」様のブログに,今回の最高裁が示した「問題点」と今後の「方向性の示唆」がありましたので,ご紹介させていただきます。

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再び1・18最高裁判決

(「最強法律相談室」様ブログ 1月20日付よりご紹介)http://blog.livedoor.jp/sarakure110/archives/2008-01.html#20080120

『 3日も続けて同じ話題で恐縮だが、もう少しだけ。

 今回の判決は、昨年の2・13判決以来、最高裁が充当の根拠を「当然充当」ではなく当事者の「合意」に求めてきたことの理論的限界を露呈したものと言っていいだろう。その意味では合意説に対する理論面からの批判は今後も継続されなければならない。

 昨日のブログで最高裁が例示した7つの判断基準を簡単にコメントしたが、あくまでこれは例示であり、これに限定されるものではない。そのことは1・18最高裁判決が「等の事情を考慮して」としていることからも明らかである。その他の事情としては、例えば同一の会員番号による管理の有無、取り扱い支店の異同などが考えられる。

 最後に、最悪充当が否定されたとして他に救済手段があるかどうかはまた別問題である。例えば昨年下級審判決で見受けられた、過払金の存在を隠して請求を繰り返すサラ金の行為を不法行為と評価することは、今回の判決と理論的には全く矛盾しない。
 今回の判決の事例では、平成7年7月19日の時点で過払金が42万9657円発生していたというのだから、これに悪意の受益者の利息5%を加算すると3年後の過払金・利息の合計は約49万4000円以上になる。仮に3年後に第2取引を開始する際、サラ金が「あなたには前の取引の過払金・利息が49万4000円あります」と正直に告知してくれていたら、顧客は高利の借金を再開することなく、過払金の返還を受けることで資金需要を満たすことができたはずである。
 しかし実際には、サラ金は前の取引による過払金の存在を告知せず、再び高利の借金をさせているのだから、これを契約締結上の信義則に基づく告知義務違反=不法行為と構成して損害賠償請求をすることは検討されるべきではないだろうか。』

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☆今日の一言☆

「最強法律相談室(中村弁護士)」様からの連日のコメントが出るのは,とても心強いですね。それにしても,確か「損害賠償請求」に関してのコメントが正式に出たのは,始めてでは無いかと思います?

今後の「最強法律相談室」様の記事からますます目が離せなくなりました。

私も今日は時間的にタイミングが良かったです。これから夜中まで所用でおりませんが,皆さん何か「希望」の灯りが見えて来たように思いませんか?ありがたいことです。

前の記事で書き忘れていましたが,ご存じの方も多いと思いますが「本人訴訟型」で一番簡単な過払い返還訴訟は,私が思う一例ですが「基本契約が一つで完済なしで,ずっと取引が6年以上続いている方」でしょう。

心当たりの方は,訴訟無しでひょっとして「電話等」でも,資金がある消費者金融なら応じてくれるのでは・・・。

なお,ご判断はあくまでも「個人」の責任でお願い申し上げます(^^;)

(取り急ぎ今日は失礼します)

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コメント

>>all まずは、遅ればせながら新年のご挨拶ということで
新年明けましておめでとうございます。

新年早々冷水を掛けられるような判決がでましたが、これを嘆いていても仕方ありません。前を向いていくしかありませんので、新たな可能性(言い換えれば未だ明示されていない最高裁判決)を求める方が懸命だと思います。それはこのタイトルにもある「損害賠償」での過払金請求です。
昨年の最高裁7/13・7/17にて、貸金業者が法的根拠の無い金員(過払金)を承知しながら受領していたことは確定済みです。
そして
1 札幌高裁4/26ではその行為を「架空請求行為」とし不法行為と定め損害賠償を認めました。(過払金は不当利得返還で獲得、損害賠償は慰謝料(過払金元本の約1割)のみ)
2 神戸地裁11/13でもその行為を「社会的相当性を欠く」とし不法行為と定め損害賠償を認めました。(過払金相当額を損害賠償で獲得)
これら1・2のような過払金請求に関する不法行為に基づく損害賠償については未だ最高裁での判決はありません。
つまり
ア 損害賠償についての最高裁判決が無い
イ 貸金業者の「架空請求行為」「社会的相当性逸脱行為」の根幹判断が最高裁決着済
である以上、下級審で損害賠償を制限するものは判事の裁量のみです。
とすると、複数の基本契約において、時効にかかる過払金については、損害賠償にて過払金を請求するのがよさそうだと思います。


参考:「複数の権利関係発生を望まず」最高裁の適用
基本契約無し  2/13   7/19
          --   適用可

基本契約有り  6/7   1/18
       適用不可 適用不可

投稿: 774 | 2008.01.22 20:21

すいません、あくまで基本は一連一体での請求です。
私の主張は、はじめからそれ(一連一体)の放棄を薦めるものではありません。
ただ、現実的な対応として、損害賠償請求をしっかり検討しておくべきだと思います。

投稿: 774 | 2008.01.22 20:29

774様

今年もよろしくお願い申し上げます。

それから,いつも貴重なコメントありがとうございます。

そうですね。昨年は2・13判決で五里霧中状態でしたが,この1・18判決で霧が晴れたら,今度は隠れてたものが見えてきました。関係のある方にとっては,原告側からの立証になる為かなり大変(裁判日数・準備書面)になりました。

774様もご指摘の「損害賠償」は絡めてからの,今後の主流になると私も思います。

現在「神戸地裁」の判例(しかも下級審判例集)しかありませんが,逆にいえば全国にこれしか無い事になりますね。

>ア 損害賠償についての最高裁判決が無い
>イ 貸金業者の「架空請求行為」「社会的相当性逸脱行為」の根幹判断が最高裁決着済

ですが,
ア についてはその通りですね(これがあれば,既に消費者金融自体が存在してないかもしれません)

イ についてですが,高裁での判例はありますが,最高裁ではまだ決着してないかと思いますが・・・?

いずれにしても,今後判例が出てくると期待したいです。

これからは「不当利得損害賠償請求」の方向性で一連一体と2本立てで進むのが,主流になってきそうですね。

先ずは貴重なコメントに対しまして,遅くなりましたがお礼申し上げます。

また,機会を見ながら記事をUPさせて頂きたいと思います。ありがとうございました。

(今夜はこれで失礼します)

投稿: yuuki | 2008.01.23 00:32

774氏様

こんばんわ。
イ についてですが再度,見直しをさせて頂きました。
私の理解しにくい頭でまとめると,「悪意の受益者」が確定であるため,774氏様のご指摘になるかと理解出来ました<(_ _)>

『参考:「複数の権利関係発生を望まず」最高裁の適用
基本契約無し  2/13   7/19
        --   適用可

基本契約有り  6/7   1/18
       適用不可 適用不可    』

につきましては,今後の参考として理解していきたいと思います。

774様のご指摘で,1・18でバタバタしておりましたが,方向性が良く見えました。

改めてお礼申し上げます。

投稿: yuuki | 2008.01.23 23:36

yuuki様

>イについて
>「悪意の受益者」が確定であるため

はい、その通りです。
前述の =イ 貸金業者の「架空請求行為」「社会的相当性逸脱行為」の根幹判断が最高裁決着済=
における「根幹」(=要素)とは、「貸金業者が法律上の原因がないことを知りながら過払金を受領した事実」のことです。

見直してみると私の書き方が良くないですね。
=イ 貸金業者の「架空請求行為」「社会的相当性逸脱行為」において、その根幹をなす部分についての判断が最高裁決着済=
こう書くべきでした。

根幹部分が最高裁確定済みなので、あとはそこからどのような不法行為と定めるかになるだけです。札幌高裁では架空請求行為、神戸地裁では(「原告の無知に乗じて」を加味して)社会的相当性逸脱行為と導いています。
当然に、他の不法行為へと導くことも可能です。
何せ、不法行為となるその要素(根幹)の部分は最高裁確定済みですから。


最後に、最高裁平成19年7/13・7/17の判決文要旨を貼っておきます。
『貸金業者が制限超過部分を利息の債務の弁済として受領したが,その受領につき貸金業法43条1項の適用が認められないときは,当該貸金業者は,同項の適用があるとの認識を有しており,かつ,そのような認識を有するに至ったことがやむを得ないといえる特段の事情がある場合でない限り,法律上の原因がないことを知りながら過払金を取得した者,すなわち民法704条の「悪意の受益者」であると推定されるものというべきである。』

投稿: 774 | 2008.01.24 18:18

>774様
はじめまして、あさぎりと申します。よろしくお願いいたします。
774様、目からうろこです、ありがとうございます。

>「最判平成19年7月13日・17日」により、
『貸金業者が法的根拠の無い金員(過払金)を承知しながら受領していたこと』=『貸金業者が法律上の原因がないことを知りながら過払金を受領した事実』は判断済なので、
貸金業者の「架空請求行為」と「社会的相当性逸脱行為」の要素を示す判断は、上記二つの最高裁判決で決着済みだ!

・・・なるほどです。確かに、上記最高裁判決の判決文要旨をよく読むと、なにも「貸金業者は悪意の受益者だ!」のみ読み取るのではなく、774様のおっしゃる解釈もできますよね。
なので、まず、最判平成19年7月13日・17日を引用し、
札幌高裁の架空請求行為、
神戸地裁の「原告の無知に乗じて」の社会的相当性逸脱行為、
周南/中村弁護士の「告知義務違反」
・・・などを使って、「なんしか、不法行為じゃ!」と持っていく。
あ~なにか、少し光が見えた気がします。
実は、私も「損害賠償請求」で過払金+5%利息を取り返す、まずは「訴状」作りから始めようと思っていたのですが、一点ひっかかる点がありますので、戸惑っていました。
その一点とは、貸金業法の前か?後か?なんですが。
これから、この「損害賠償請求」でいく!をやってやる!と思っていますので、今後とも是非よろしくお願いします。

Yuuki様
ところで、この神戸地裁の判決文は、まだ、yuuki様とのお約束を果していませんでしたので、逆襲様のブログのほうにUPしておきますね。

お~し!がんばるぞー!燃えてきたー!

投稿: あさぎり | 2008.01.25 01:15

774様

追記コメントを頂き,感謝申し上げます<(_ _)>
早速,掲載させていただきます。
ありがとうございました。

いつもご連絡が遅くなり申し訳ありません。今日PC前にたどり着いたら,緊急の要件がありましたのでお礼が遅くなりました。

またよろしくお願い申し上げます。

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あさぎり様
N太様からのコメントがあります。よろしくお手配の程お願い申し上げます<(_ _)>

投稿: yuuki | 2008.01.25 01:17

あさぎり様

丁度同じ時間帯でいるようですね(^^ゞ
コメントが前後してしまいました。

N太氏からのコメントにあるように,お手配下さいませ<(_ _)>

投稿: yuuki | 2008.01.25 01:21

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