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2008.05.12

■新「過払い金返還」訴訟へ時代はシフト4・・・(8年の空白OK・第二取引が「錯誤無効」という考え方)

‥‥……━★

こんばんは。

前記事関連で早速「ガンバ!」様より本家コメント欄へご投稿をいただきましたので,ご紹介させていただきます。

なお本件を検索したところ「ベル法律事務所」様HPにも同様な内容で出ていましたので,確かな判決文と思われますhttp://www.bell-law.jp/mag_backnumber/20080428.html

「ガンバ!」様はひょっとしてこちらの内容をご紹介の上,加筆していただいたのではと思いますが・・・。

ともあれ,ありがたい情報です。「ガンバ!」様ありがとうございました<(_ _)>

今回は「錯誤無効」という観点から,「取引を中断した後、別個の基本契約に基づく場合でも8年」の空白期間を打破しております。恐らく10年経っていても・・・同様の判断では?

なお「判決文」等の詳細な内容は不明です。

つきましては,こちらも情報等ございましたら,よろしくお願い申し上げます<(_ _)>

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追記:(5月12日)

コメント投稿欄へ「かきごおり」様から「事件番号」の情報がありましたので追記させていただきます。http://yuuki.air-nifty.com/go/2008/05/post_ee51.html#comment-31401929

『岐阜地方裁判所多治見支部(プロミス)は「平成19年(ワ)第173号」です』

「かきごおり」様,再度の貴重な情報ありがとうございました<(_ _)>

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2008.04.28 第1取引によって発生した過払金を債務者が当時知っていれば新たな貸付は受けないのが通常であるから、第2取引は錯誤により無効であるとして、プロミス株式会社に過払金約139万円の支払いを命じた判例

「ガンバ!」様よりコメント欄へのご投稿を抜粋ご紹介http://yuuki.air-nifty.com/go/2008/05/post_ee51.html#comment-31388040

『 平成20年3月31日、岐阜地方裁判所多治見支部は消費者金融大手のプロミス株式会社に、過払金など約139万円の支払いを命じる判決を出しました。
 プロミス株式会社とこの原告は、遅くとも昭和55年12月26日から昭和59年12月6日にかけて取引をし(以下取引①)、これをいったん完済した後、約8年後の平成4年12月14日から平成13年4月3日まで取引を繰り返しました(以下取引②)。そして、取引①終了時点で既に30万円以上の過払金が発生していました。

 
 岐阜地方裁判所多治見支部は「過払金が発生しており、借主が貸金業者に対し、その返還請求権及びこれに対する法定利息の支払請求権を有するにもかかわらず、借主が上記請求権を行使せず、かえって、制限利率を上回る利率で更に新たな借入を継続するといった、借主にとって客観的合理性を欠き、不利益な行動に出る事例が発生しているが・・・借主が当該継続的金銭消費貸借取引から享受することのできる新たな借入の利益と比較して、貸金業者に対し有する既存の過払金が相当高額に達している場合には、借主は、過払金発生の事実を知っていれば、当該過払金の返還を求め、制限利率超過の利率による新たな借入を行なわないのが、その通常の意思に合致するものと認めることができる。したがって、このような継続的金銭消費貸借取引においては、過払金返還請求権の存否は、借主にとって当該取引を継続すべきか否かの判断に当たり、重要な要素になっていると認めるのが相当であって、この理は、同一の基本契約に基づく継続的金銭消費貸借取引を継続する場合に限らず、一旦このような取引を中断した後、別個の基本契約に基づき、再び同種の取引を開始する場合にも当てはまるというのが相当である」としました。

 
 そして「本件取引②を開始した平成4年12月14日当時、・・・少なくとも30万円以上の本件①過払金を有していたところ・・・本件取引②の最初の借入額が10万円で、以後の借入額も最大12万4000円にとまるのを比較しても、十分に大きな金額に当たると認められる」、「本件取引②の開始時点で、本件①過払金の存在を知っていれば・・・制限利率超過の高金利で、本件取引②の最初の10万円の借入を受けることはないのが通常であって・・・取引の可否を左右するに足りる重要な動機の錯誤が存在したと認めるのが相当である」としました。
  

 そして同裁判所は、「本件取引②のかかる各借入は、いずれも無効であり、またその適法性を前提とする各弁済も、有効な弁済とは認められない」として、取引①によって発生した過払金と、取引②の貸付と弁済を古いものから民法512条、489条に従って対等額で消滅させて生じた過払金約139万円の支払をプロミス株式会社に命じたのです。

以上です。第二取引が「錯誤無効」という考え方ですね。
これも、主位的主張(不当利得)と予備的主張の二段階方式?での提訴なのかは分かりませんが、判決文等入手できるようなら
うれしいですね。
ではでは・・・』

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☆今日の一言☆

「プロミス」は先の「岐阜地方裁判所御嵩支部」では「消滅時効」を認められていましたが,その後の名古屋高裁で「消滅時効の主張は退かれ」負けています。当ブログの既報分ですhttp://yuuki.air-nifty.com/go/2008/03/post_f25f_4.html

今回の「岐阜地方裁判所多治見支部」の判断は,新しい観点「錯誤無効」になります。

どうやら「プロミス」さんが頑張って頂いている為,次々新しい解釈の「判例」が出来てきているように思います・・・。

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今回ご投稿していただいた「ガンバ!」様は,コメント欄にて『本人訴訟で10年時効案件を3件抱えて、現在、勉強中』とあります。

他にも多くの方々が日夜勉強されていると思います。

少しでも当ブログが皆様のお役に立てれば幸いです。

なお,詳細な内容がわかりましたら「追記」にて補足させていただきます<(_ _)>

(今夜はこれで失礼します)

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