■「三和ファイナンス」情報22・・・(三和債権回収(株)等,関連会社への影響は?)+追記(コメント欄への投稿から,今後の返済はストップ?)
‥‥……━★
こんにちは。
また悲惨な事件がありました。
「祭りの神社に刃物男乱入 1人死亡、6人が重軽傷」http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008091402000125.html
とてもやりきれないですね。近隣の楽しみの場所で・・・犠牲者の方々に心よりお悔やみ申し上げます。
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また,事故米の広がりはどこまで・・・?大事件に発展しました。
食(事故米=汚染米)を巡る農林水産省の対応に各地から異議が出ています。肝心な大臣発言も・・・困ったものです。
是非,農林水産省の職員食堂でも,基準以下で食べても大丈夫か「実証」をしてみてはどうでしょう!「焼酎」「あられ」「基準以下米」も農林水産省が全て引き取れば,当面省庁内での「食費」に税金の節約にもなりますね。「焼酎」は特別に飲み放題ではどうでしょう?
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次は明るい話題です。
「北京パラリンピック」も早いもので残り僅かになりました。(17日迄)
そんな中,輝いている選手も沢山出てきています。どうしても「金メダル」からになってしまいますが・・・。
「「母」に届けた金メダル 北京パラリンピックで男子50平泳ぎの鈴木選手」(鈴木孝幸選手)http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080912/CK2008091202000224.html
「車いす陸上男子400で伊藤が金 北京パラリンピック」(伊藤智也選手)http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20080912SSXKF082712092008.html
その他銀メダル・銅メダル,頑張った方々の困難に打ち勝った方々に敬意を表します。
個人的には,「男子50平泳ぎの鈴木選手」の活躍をテレビで見た時の衝撃は計り知れませんでした。きっと多くの方への希望・可能性を与えて下さったと思いました。
残り僅かになりましたが,「心のハンデ」「身体のハンデ」を乗り越えての闘いはまさしく「輝けニッポン」=「輝け人間」の姿に他なりません。選手の皆さん感動をありがとう!
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ちょっと長くなりましたので本題に戻ります。
その前に,
「mac様」からコメント欄へ「三和ファイナンスへの破産申し立てに関する」投稿がありましたのでご紹介させていただきます。
今回の「破産申し立てでの背景と意義・見通し」について,とても詳細な分析&説明が書かれています。是非ご覧下さい!
http://yuuki.air-nifty.com/go/2008/09/post-ca2e.html?cid=33174834#comment-33174834
(「mac様」貴重なコメント,ありがとうございました<(_ _)>)
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■三和ファイナンス関連会社について
(前社長「山田紘一郎」時代の会社案内HPより)http://www.sanwafinance.com/company.htm
会 社 名 | 業 種 | 設 立 |
三和ファイナンス(株) | 金融業 | 昭和50年1月 |
三和興業(株) | 不動産業 | 昭和52年10月 |
三和リース(株) | 不動産業 | 昭和53年11月 |
三和興産(株) | ホテル経営 | 昭和59年2月 |
三和ファンドマネージメント(株) | 有価証券の保有運用 | 昭和59年6月 |
千寿巌本舗(株) | 金融業 | 昭和58年12月 |
三和フーズ(株) | 食料品の製造 | 昭和44年6月 |
(有)ワイ・ディ・エム | 不動産業 | 昭和56年7月 |
飛鳥ホテル(株) | ホテル経営 | 昭和62年3月 |
三和エバーグリーン(株) | 除菌消臭器の販売 | 昭和60年6月 |
三和プランニング(株) | ソフトウェア開発 | 昭和62年8月 |
(株)財昇 | 金融業 | 昭和61年11月 |
エル・アンド ・ジーファイナンス(株) |
金融業 | 平成元年8月 |
三和債権回収(株) | 債権管理回収業 | 平成11年9月 |
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あと韓国にも関連会社?(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%92%8C%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9
・산와주식회사(Sanwamoney Co., Ltd.)
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三和・・・とても標準的な冠名ですから,全国に同名会社があります。
今後は間違われる会社も増えると思います(設立年や業種・地域性で見分けて下さい)
その中で「飛鳥ホテル」は有名です。http://www.asukahotel.com/
以前から有名でした。何が有名かというと「飛鳥ホテル」の地下2階に「三和債権回収(株)」の住所があるからです。
「三和債権回収(株)」はいわゆるサービサーです。サービサーに付いては下記をご参考下さい。
「全国サービサー協会」http://www.servicer.gr.jp/index.html
三和債権回収㈱の出ているPDFです。http://www.servicer.gr.jp/kaiinmeibo/pdf/concept_H19_06.pdf
『54 平成13年9月10日 三和債権回収㈱
160-0023 新宿区西新宿8-2-26飛鳥ホテルB2F 03-5348-4689
代表取締役社長 山田 紘一郎
専門家集団の豊かな企画力とフットワークの良さで、低コストかつスピーディーに不良債権の処理を致します 』
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それから,以前に情報として持っていた「三和債権回収㈱の決算公告」がありますので,この機会に紹介します。(昨年の1年間分です)
「三和ファイナンス」のも捜していたのですが・・・。
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☆今日の一言☆
今後は宇都宮弁護士(弁護団)が「破産申し立て」をされたので,「裁判所」での推移を見守りたいと思います。
全国の法律家の方々も今回の進展について注目でしょう!
「最強法律相談室」様もブログ記事が出ていました。http://blog.livedoor.jp/sarakure110/archives/51196251.html
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それから先のコメントで「mac様」がいわれていますが,
もし「三和ファイナンス」に支払い能力がある場合
「今回の破産申し立ては取り下げ」→「過払い金の全額返還が可能になる」
そうあって欲しいと思います。
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それから「三和ファイナンス」はサービサーを関連会社?として持っているのに何故か「債権」を銀行等へ売っている?
よく分からないな~と以前から思っていましたが,今回の事でいろいろ出てきそうですね。。。
通常ならサービサーを持っている会社は「大丈夫?」と思っていました。
また情報がありましたら,その都度UPさせていただきます。
(取り敢えず失礼します)
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追記:9月15日付
■三和に貸金を弁済しないよう
「nanaiti」様よりのコメントよりhttp://yuuki.air-nifty.com/go/2008/09/post-118d.html#comment-33182788
『メーリングリストの情報元から「破産産申したて弁護団が財産流出を防ぐため、破産管財人が就任するまでは、三和に貸金を弁済しないよう呼び掛けてる」・・・』
■「三和ファイナンス」は1000億円の財産がある?
「mac」様よりのコメントよりhttp://yuuki.air-nifty.com/go/2008/09/post-118d.html#comment-33183881
『既に説明の通り、国内に482億円の貸付資産、韓国に500億円超。いずれも借入れ金はなく、自己資本で運営されているという計算になり、関連会社を除いて、1000億円の無借金の資産ということになる・・・』
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「mac」様は昨日から沢山の貴重な書き込みをコメント欄へいただいております。
「nanaiti」様の今回情報も貴重です。
いつも情報ありがとうございます<(_ _)>
果たして・・・三和ファイナンスに資産は?
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コメント
借入金がありません。債権者は過払い債権者だけですから、払う意思さえあれば、債務超過になりようがありません。
三和サービサーは、関連会社からの借入れと資産でしょう。三和ファイナンスが破産決定され、どこかの関係会社に貸付があれば、それがサービサーに行き着くでしょう。収益構造から関係会社間取引で消費者金融の資産ではないでしょう。
振興銀行に譲渡されたのは、証券化で償還原資が必要になったから譲渡したのであって、消費者金融が関係会社のサービサーに不良債権を譲渡する意味はありません。貸倒処理して、自分で回収すればいいですから。
事情を知らない司法書士会は、破産申立=破産開始決定が確定と思い違いしているのか、債務者に対して電話相談ですか。
みすみす400億円を捨てて、破産決定に同意する理由がありません。
http://www.tokyokai.or.jp/doc/news/news080912.pdf
対策は、今回、申立を知らず、参加できなかった債務名義ばかり集めるのが好きだった司法書士がどうされるかでしょうか。
予納金をまた10%ずつ入れて、弁護士立てて、破産申立をするでしょうか。
地裁も嫌がるでしょう。今回取り下げして、2ヵ月後に、支払いもせず執行も悪意をもって回避したとなれば、また申立もってやってきたとなれば、3度目になれば、もう許せないから、破産決定してしまえとなるかもしれません。
いずれにしても、今回はたった3億円。払う選択肢以外ないでしょう。
債務超過でないことを会社が疎明するのであれば、払えることになる。
今回の失態は、顧問弁護士の執行を免れるような戦略のミスでしょう。
韓国を含め、1000億円ほどの借金のない資産がある。
投稿: mac | 2008.09.14 20:04
mac様
こんばんは。
サービサーの件も含めてコメントありがとうございました。
そうですか・・・前社長名があるので,何か資本関係?隠し金庫?があるのかと思っていたのですが・・・。
どちらにしても非公開が多い会社ですから,今回の事で何か分かる事があるかも知れないかと思いましたので。。。
>韓国を含め、1000億円ほどの借金のない資産がある。
また詳しくご存じならコメントを頂ければ幸いです。
今日はいろいろありがとうございました<(_ _)>
(今夜はこれで失礼します)
投稿: yuuki | 2008.09.14 23:24
こんばんは!実は三和の破産について1ヶ月程前から弁護士間のメーリングリストで回っている情報はつかんでいました。うっかり漏らしてはいけないので公開直前に意味深なコメントにしたつもりだったのに朝刊に載りましたね。
そしてメーリングリストの情報元から「破産産申したて弁護団が財産流出を防ぐため、破産管財人が就任するまでは、三和に貸金を弁済しないよう呼び掛けてる」そのことを広めて欲しいと依頼されてます。ぜひyuuki様にもご協力お願いたします。
投稿: nanaiti | 2008.09.15 01:21
既に説明の通り、国内に482億円の貸付資産、韓国に500億円超。いずれも借入れ金はなく、自己資本で運営されているという計算になり、関連会社を除いて、1000億円の無借金の資産ということになる。
もっともクレサラ弁護士界の実務見解というのは、現在の経済社会一般で承認される会計基準を用いてものを考えない。482億円の貸付資産は引き直し計算前ゆえ、半分が消滅しているだろうし、すでに完済された債権は、過払い金が発生しているので、返還義務がある。そう考えれば、無借金とはいえない。
裁判所の考えも、債務超過認定では、一般承認会計基準で作成された財務諸表をベースにすると考えられる。
アコム、プロミスは、引き直し計算したり、未返還の負債があって、資産は会計基準から計算された1兆円でなく、その半分もないという会計評価ルールは、認められていない。資産は健全としてあるというのが、検査の点から金融庁の考えでもある。
三和の場合を債務超過認定としたら、その影響は、プロミス、アコム以前に、武富士、アイフルも同様に見なければならない。
申立だけで保全管理人が任命されていないことについては、費用面からやむをえないでしょう。すでに債権者がいないのであれば、偏頗弁済する先もなく、弁済禁止、担保権行使の中止や禁止命令しなくても、財産は散逸しない。
上記説明のように、財産が三和の銀行口座にないことは知られているが、関係会社に、貸付を理由に移転され、10を超える関係会社間を貸付で飛ばされているだろう以外に、現金を逃がしようがない。なお07年のころ、韓国会社株式は、エル・アンド
・ジーファイナンスが2/3以上を保有した。ただ過去1年半にすでに払われた証券化の1000億円の返済は、過払い金による返済根拠のない返済であるが、信託銀行に対してそれを代位権を行使して返還請求するとか、破産手続きで、管財人に無効の否認訴訟を起すかとかは、議論がないやとみえる。
上の方のコメントが事務局の考えを反映しているとしたら、債務超過と考えておられるようだが、返済意思がない、悪意の強制執行免脱が債務超過ということではないだろう。
申立債権者が、満額期限どおりに返済を受け、結果申立の取り下げになるのであれば、保全命令の実効性を議論するには及ばない。申立根拠を失っても、弁護団が受領遅滞し、裁判所が独自に破産原因ありとして、破産決定するとも考えづらい。
投稿: mac | 2008.09.15 06:45
「今回の破産申し立ては取り下げ」→「過払い金の全額返還が可能になる」とのコメントについて
今回、申立するには予納金もかかるため、参加しなかった過払い金債権者、代理人が相当多くいる。たぶん10億円くらいに達するだろう。
申立債権は、満額支払いを条件にするだろうから、返済される。しかしそれ以外の方々はどうされるのだろうか。
宇都宮弁護士は、債務超過だと新聞で主張しているが、支払う意思がない、支払われた事実がないという事実は証明できても、財務上債務超過を証明することはできないし、相手方は債務超過でない事実を提出して終わりだろう。
06年までは大手監査法人を使っていたが、07年からは個人事務所になったとみられる。三和は会計士の債務超過になっていない監査意見書を提供するだろう。しかし裁判所は、オーナーの「お友達」会計士の意見では信頼に不十分として、一般会計原則にしたがって財務諸表が作成されていることの第三者確認をとることを求めるだろう。三和がそれをみずから証明しようとすれば、大手監査法人の確認のためのコンフォートをとって、裁判所に提出することになる。すぐに着手しても、2週間以上、一箇月かかるだろう。裁判所からの依頼となれば、さらに+2週間となる。
今回申立債権が支払われても、積み残された方方の処理はどうされる戦略だろうかと疑問となる。
投稿: mac | 2008.09.15 12:59
nanaiti 様
こんにちは。いつもありがとうございます。
そうですか・・・1ヶ月前からの準備だったのですか。。。それでは,やきもきされていた事でしょう(^^;)
>意味深なコメント
2CHではなく,メーリングからだったのですね。分からないはずです。。。
確かに,事前には情報を流せませんね。ちなみに私が知ったのは,帝国データーバンク情報でした。
債権者600人をいつ・どうやって集めたのかが不思議でしたが,なるほど1ヶ月前から動いていたのであれば納得です。
>破産管財人が就任するまでは、三和に貸金を弁済しないよう呼び掛けてる・・・
追記事項として,ご紹介させていただきます(^^;)
ただこの点ですが,mac様もいわれている事もあり少々矛盾している事にもなります。
「破産」に当たるかどうか???
ただ,破産申し立てをしたのは事実なので「三和ファイナンス」への「返済」は様子を見た方が私も良いかと思います。たぶんその内に「三和ファイナンス」から連絡が来るでしょう?(債権が移った?方の場合はより複雑で分かりませんが・・・)
明日以降になれば,いろいろな情報が各法律家から出て来ると思いますので,それも待ちたいと思います。
先ずはお礼まで。
投稿: yuuki | 2008.09.15 13:11
mac様
引き続きご回答と貴重なコメントをいただき,感謝申し上げます。
1000億円の件もなるほどです(^^;)
今後の推移を私も見守りたいと思います。
先ずはお礼まで。
投稿: yuuki | 2008.09.15 13:17