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2008.10.05

■事件の背後に多重債務・・・(「最強法律相談室」様よりご紹介)と所感

‥‥……━★

こんばんは。

「三和ファイナンス」の問題で先週はバタバタしました。明日(月曜)以降の動きも注視です!

今回ハッキリしたことは,判決・和解調書(分割払い)等があるのに「過払い金」を故意に支払わない金融会社は,「支払い不能状態」と推定できるので「破産の条件」を満たしている事になるようです。

今後は,「三和ファイナンス」を事例とした債権者側からの強行な「破産申し立て」が増えると思われます。

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さて話を本題へ。

「多重債務者」という言葉は頻繁に出てきます。ただ長い取引をしている方は「過払い」になっているか,大幅に減額できる可能性があります。減額交渉は通常「法」の力を借りないと難しいですが,中には例外もあるようです。

そしてどうしても「払え切れない」場合は,「法的」救済を求めるしかありません。その中に「破産」があります。

「破産」・・・とても響きが悪いですね。「民事再生」とはエライ違いです。いい方を変える事ができれば,もっと「印象」も変わってくると思いますが・・・。

以前,吉田猫次郎氏も「日本人は特にまじめに返さなければならないと思っている民族」というような事を言われていました。そして「借金」を返さないと「死刑」になるという法律は日本には無いとも言われていますが・・・その通りと思います。

弁護士・司法書士の中には「破産」を勧める方が多いと聞きます。「破産」が必要な場合もありませすが,他にも「任意整理」もあります。さらに引き直しで「過払い」の場合もあります。

しかし下記のような「庶民の側」に立って考えてくれる弁護士は,まだまだ少ないようです。。。

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事件の背後に多重債務

(「最強法律相談室」様ブログ 10月4日付よりご紹介)http://blog.livedoor.jp/sarakure110/archives/2008-10.html#20081004

『大阪の個室ビデオ店放火殺人事件の容疑者は、犯行当時消費者金融に合計数百万円の借金があったようだ。またしても、事件の背後に多重債務である。

 もちろん多重債務→放火殺人事件などという単純な図式だったとは思わないが、容疑者をこのような異常な心理状態に追い詰めた原因の一つに、借金のことがあったのは否定できないと思われる。

 多重債務を負うと、多くの人は不安な精神状態になる。それが高じると、さまざまな異常行動の引き金になることがある。

 痛恨の思い出がある。
 十数年前、まだ借金解決の手段の主流が自己破産だったころ、ある女性(主婦)の夫から妻の多重債務について相談を受けた、結論的に自己破産をしようということになり、奥さんを呼んで、自己破産とは何かを説明した。

 「よく分かりました。先生にお任せします」

 にっこり、優しく微笑んでくれた。
 その数日後、奥さんは自殺した。
 破産しなければならなくなったことの心の負担に耐えられなくなったのだろうと、ご主人は説明していた。

 毎日のように多重債務の相談を受け、自己破産の申立をしていた私たちは、「破産」という言葉に慣れてしまって、一般の人々が感じる心の負担に鈍感になっていたように思う。
 もちろん今振り返ってみればということで、当時の私は奥さんの行動が全く理解できなかった。

 しかし、以後多重債務については、安易に自己破産を選択せず、何とか返済していく方法はないかを模索するようにしている。
 過払金の取戻しに力を注いでいるのも、その模索の結果である。

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☆今日の一言☆

私も経験上「多重債務者」の気持ちが少なからず分かります。

「多重債務者」は経済的な「病気」の一種かも知れません。それが長年続くと「心身」に影を落としてさらに蝕んでくるのでしょう。上記の場合もそうした要因があるのかもしれません。

自転車操業という言葉があります。

「毎月何とかしなければ」・・・借金を借りては返すという意味でよく使われます。

返済出来なくなると・・・どんなに一生懸命に長年支払い続けてきた業者でも・・・催促の嵐がきます。それも朝・昼・晩と几帳面に携帯に電話や督促状がやってきます。

ある業者は「支払う」と言うまで電話を切らさない所もあります。その反面「取引履歴」を開示してもらい「利息制限法」で引き直しをして「過払い」となると,今度は手のひらを返したように「減額」を求めてきます。

返済遅れの時には「1円」もまけてくれません。だから「過払い金返還」で闘っている方は,とことんまで妥協しない方が多いのもそんな背景があると思います。

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話を戻します。

支払いが何らかの形で出来ている間は「必死」ですから,「妙な張り合い」があります。それが急になくなることは「ホッ」として安心する方と,「張り合い」という「つっかえ棒」が無くなり急に落ち着かなくなる方がいます。

特に「破産」ともなれば,自責の念にかられる方も「年配者」には多いように思えます。

「破産」は抜苦与楽の観点からも,借金解決には大事な法律です(いわゆるリセット・再スタートです。但し破産するにもお金が入ります。また税金は免責してくれません)

「多重債務者」の方は「支払わないといけない」と気が張っていたのが,今度は急に「支払わなくてもいい」と・・・正反対の思考にしなくてはなりません。

心の中は複雑ですので,一概にはいえませんが長い年月「多重債務」で「心が疲弊」していることには違いありません。

またいろいろな事情があり,できれば破産したくない方もいます。これは自身との葛藤になるので,督促のような外的要因と違う為より苦しい所でもあります。

ですから「破産」で「多重債務」からは開放されますが,「心の健康」も取り戻せるかはまた別の問題になります。

当ブログの右側にも掲示してありますが,下記のように「消費者金融側」にも問題があるという裁判も始まっています。

自殺の責任を消費者金融に問う「損害賠償請求裁判」・・・(第1回口頭弁論の意見陳述原文掲載)http://yuuki.air-nifty.com/go/2008/07/post_691c.html

(この中の方は,自ら命を絶ってしまいましたが「過払い」でした。非常に悲しい事です)

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さて「破産」以外の方法ができるなら,気持ちの「張り合い」を失わなくてもいいので良い場合があります。

そんな方にもご自身でできる「特定調停」(将来利息無しで概ね36回払い)があります。

近年は消費者金融会社も苦しいと言ってくるので,私がした頃と違って難しくなってきているようです。そんな場合でも「債務整理」があります。「債務整理」を得意としている「弁護士」「司法書士」も近年では増えて来ています。(支払える目安は概ね60回払い位のようです)

どちらになっても,「督促」はピタッと止みますから心の平穏を取り戻す事ができます。

何はともあれ「破産」は手っ取り早く「借金」から「多重債務者」の方を開放する有効な手段には違いはありません。その為,「弁護士」等は「破産」を勧めます。逆に言えば「破産」が出来るならその方がいいのかもしれません(ご事情で出来ない方は,民事再生も現在では選択肢としてあります)

ただ問題なのは「借金」を無くす事は簡単ですが,その後の生活です。今回の「個室ビデオ店放火殺人事件」では,折角の「生活保護費」を「ギャンブル」等に使ってしまった,さらには「多重債務」であったとも報道されています。

これでもし「多重債務」でなく「過払い」だったりしたら・・・犠牲者の方々が気の毒すぎます。

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弁護士は精神科の医者ではないので,心療的な事まで踏み込むのは通常難しいでしょう(心の専門家でも「借金」を見抜くのは難しいらしい・・・)

「最強法律相談室」様のような体験をされた法律家も多いと思います。しかしその事を「糧」にされて,「多重債務者」の方と接していただく方はまだまだ少ないと思います。

その点,上記ブログ記事にある「過去の嫌な事実」を公表し,さらに「庶民」の目線で考えて下さる事はとても希有な事です。

司法制度改革で「弁護士」も今後増えて来るようです。

「多重債務者」の目線で闘っていただける方が増える事を願います。

まだまだ年配の方ほど・・・「借金」に対しては,かたくなに思っている方が多いようです。「債務者」と思っていたのが,実際は過払いで「債権者」だったりします。

今回の「三和ファイナンス」のように金融業者側が,実は「多重債務社」になっていたりします。

今からでも「勇気」を出して「未来」を信じて行動する事は,遅くないと思います。

(今夜はこれで失礼します)

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