■「SFCG」の続報13・・・(民事再生法の申請へ・東京地裁が受理)(更新)
‥‥……━★
(2月23日記事の 1/2)
こんにちは。
朝のNHKニュースで知りました。
先週末20日に変な動きがあったとお伝えしてましたが・・・今年最大の「破綻」になったようです。
■「SFCG」の続報12・・・(ついに「強制執行」される!)(大島社長は代表権のない会長へ「引責辞任」!?)(追記&訂正)http://yuuki.air-nifty.com/go/2009/02/sfcg-5219.html
今回の詳細は下記をご参照下さい。
---------
■SFCGが民事再生法申請
(NHK様 2月23日 7時32分放送分 動画が見れます)http://www3.nhk.or.jp/news/t10014335341000.html
(NHK様 2月23日 12時46分放送分 動画が見れます)(大島会長の謝罪会見)http://www3.nhk.or.jp/news/t10014340291000.html
---------
■日栄・商工ファンド対策全国弁護団
(2月23日付けHPよりご紹介)http://nichiei-sfcg-bengodan.com/
『2/23(月)SFCGが民事再生法適用の申請を東京地裁にしました。
SFCGから請求を受けている債務者の皆さんは、早急に弁護団へご相談ください。
3/5支払いの件他も含めて、今後の対応などはおって情報をアップします 』
---------
■(株)SFCGが民事再生法を申請受理
(「帝国データバンク」様 2月23日付よりご紹介)http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/2931.html
『 事業者金融最大手
東証1部上場
株式会社SFCG
民事再生法の適用を申請
負債3380億4000万円
TDB企業コード:986017626
「東京」 (株)SFCG(資本金791億4915万円、中央区日本橋室町3-2-15、代表小笠原充氏、従業員数92名)は、2月23日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。
申請代理人は阿部信一郎弁護士(千代田区永田町2-13-10、電話03-5157-2700)ほか16名。
当社は、1978年(昭和53年)12月に設立された事業者向け貸金業者。主に即日・無担保融資を特徴とする中小企業向け保証人付ローンを手がけ、商業手形割引や不動産担保ローン、不動産業者向け融資なども展開。業界最大手に位置付けられていた。89年8月に店頭公開(現ジャスダック市場)、1997年10月に東証2部へ上場し、99年7月には東証1部へ昇格。2002年11月には商号を(株)商工ファンドから現商号へ変更した。外資系投資銀行などからの出資も得て、(株)T・ZONEホールディングス(現:(株)MAGねっと)など約100社のグループ企業を擁し、2007年7月期には年収入高約709億1000万円を計上。ハイリスクな貸付が多いため、不良債権は恒常的に発生していたものの、最終損益でも146億円700万円の黒字を確保していた。
しかし、2006年12月に貸金業法が改正されたことで事業環境が急変。46都道府県での販売子会社設立や不動産担保金融専門会社の設立など事業再構築を図っていたが、サブプライム・ローン問題が発生した昨夏以降、貸付先に占める割合の大きかった不動産、金融・保険、建設などの業況が急速に悪化した。2008年7月期の年収入高は約839億8900万円を確保したものの、収益面では大幅な減益決算を余儀なくされていた。
主要取引行6行とは1500億円のコミットメントラインを締結していたものの、その大半がリーマン・ブラザーズ証券(2008年9月16日民事再生、負債3兆4000億円)など外資系金融機関であり、当社に対する融資姿勢は厳しいものとなっていた。株式市場の極度の低迷によって、公募増資や保有株式の売却による資金調達も難航。調達手段が狭められる一方、直近では一部顧客に元利金一括返済を要求する強引な回収手法がマスコミ報道で問題視されたことなどで風評も悪化。2月20日に大島氏が代表を辞任して小笠原氏が代表取締役社長に就任、今回の措置となった。
負債は約3380億4000万円。今年最大で、上場企業の倒産としてはあおみ建設㈱(東証1部、2月会社更生法、東京都)に次いで今年10社目で、08年度としては41社目。』
---------
■商工ローン大手SFCGが破綻 負債総額3380億円
(「47ニュース」様 2月23日付よりご紹介)http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009022301000105.html
『 商工ローン大手SFCG(旧商工ファンド)は23日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表した。負債総額は3380億4000万円(2008年10月末時点)。帝国データバンクによると、今年最大の負債額という。経営破綻したSFCGは今後、スポンサーを選定し、再建を目指す。
全国の中小企業などから利息制限法の上限を超える金利の返還請求が相次いだことや、不動産を担保にした中小事業者向け貸し付けが、不動産市況の悪化で焦げ付いたことが響いた。世界的な金融危機で資金調達も難しくなり、自力再建を断念した。
東京都内で記者会見した大島健伸会長は「金融危機の本格化であらゆる資金調達ができず、債権回収を進めたが決済手段が困難になった」と破綻に至った経緯を説明。経営責任をとって民事再生手続きが軌道に乗った段階で辞任し、退職金を辞退する意向を示した。
SFCGによると、未払いの利息返還請求額は数百億円に上る見通しという。代理人の阿部信一郎弁護士は「このような事態なので100%の返済は難しい」と述べた。SFCGは24日午後、都内で債権者集会を開く。』
---------
■「SFCG」HP トピックスよりhttp://www3.sfcg-ir.com/jp/topics/topics_base.html
【02/23】 債権者説明会開催のお知らせ
【02/23】 民事再生手続開始申立てに関するお知らせ
-----
【02/23】 民事再生手続開始申立てに関するお知らせ PDFより抜粋ご紹介
『 民事再生手続開始申立てに関するお知らせ
当社は、誠に遺憾ではございますが、本日開催の取締役会において、民事再生法に基づく民事再生手続開始の申立てを行うことを決議し、東京地方裁判所民事第20部に民事再生手続開始の申立てを行い、受理され、直ちに同裁判所から弁済禁止等の保全命令及び監督命令が発せられましたので、下記のとおりお知らせ致します。
かかる事態を迎えるに至りましたことにつきましては、これまでご支援ご協力いただきました関係者の皆様に対し、誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。
記
1. 申立ての理由
当社は、従前より保証付き貸付(商工ローン)を中心として業務を行って参りましたが、過払金返還請求の増加に伴う多額の資金の流出及び引当金の計上、平成18年の貸金業法改正等により、商工ローン業務を取り巻く環境が悪化したことから、収益構造の転換を図るべく、近時においては、よりクレジット・コストの低減化が見込める物的担保貸付中心の貸付残高構成を指向し、不動産担保貸付の拡大を図っておりました。
また、当社は、従前より米国系の金融機関及び証券会社を中心に資金調達を行っておりましたが、平成19年8月以降、米国ではサブプライム・ローン問題を発端として金融危機が深刻化してきたため、その影響を回避すべく、①欧州系及び国内金融機関からの調達、②エクイティによる調達、及び③資産処分による調達等、あらゆる対策を講じ、当社の資金調達構造の改革に取り組んで参りました。
しかしながら、サブプライム・ローン問題を端緒とした金融市場・不動産市況の悪化は急速に進み、その影響が米国のみならず諸外国にも波及した結果、日本においても平成20年には上場不動産会社の倒産が相次ぐこととなりました。そして、平成20年9月の米国のリーマン・ブラザーズの倒産等を契機に金融危機は一気に加速しております。
このような未曾有の不景気の中で、当社につきましては、米国の金融市場・不動産市況によって多額の損失を被った米国系金融機関だけでなく、サブプライム・ローン問題の影響を間接的に受けた欧州系金融機関、不動産価格及び株価の下落により損失が拡大した国内金融機関も含め、国内外を問わず金融機関からの資金調達が著しく困難となるという状況になりました。
また、当社が近時の中核業務としておりました不動産担保貸付につきましても、不動産市況の悪化によって新規貸付の激減、既存貸付の返済不能といった事態が生じ、当社を取り巻く経営環境は極めて厳しいものとなっておりました。
このように、新規の資金調達が著しく困難となる中、既存債務の返済に充てる資金が逼迫し、当社は、自らの貸付債権の回収に注力することにより資金繰りをつける途を模索致しましたが、昨今の著しい経済情勢の悪化の中、平成21年2月の決済資金の調達が困難となるに至りました。
このような経緯のもとで、誠に残念ではございますが、当社と致しましては、自助努力による再建はもはや限界であり、これ以上現状を放置すれば、事業の継続に著しい支障を来すおそれがあるため、一刻も早く当社の経営を立て直すことが必要であるとの考えに至り、民事再生手続の下で早期に事業の再建を図るべく、本申立てに及んだ次第であります。
2. 負債総額(平成20年10月31日現在)
3380億4000万円
3. 今後の見通し
当社は今後、東京地方裁判所及び監督委員の監督の下で、スポンサーの選定を行い、その支援を得て、事業の再建を図る所存です。当社としては、債権者の皆様に対する弁済額の極大化と早期の会社の再建を目指して、全社一丸となって取り組んで参ります。
4. 有価証券上場規程第605条第1項に規定する再建計画等の審査に係る申請の有無
なし
5. 債権者説明会の実施
東京において債権者説明会の実施を予定しております。詳細につきましては、当社ホームページ(http://www.sfcg.jp/)をご参照ください。
以上
<ご参考>
1. 申立ての概要
(1) 申立日 平成21年2月23日
(2) 申立裁判所 東京地方裁判所民事第20部
(3) 事件番号 平成21年(再)第54号
(4) 事件名 民事再生手続開始申立事件
(5) 申立代理人 〒100-0014東京都千代田区永田町2-13-10プルデンシャルタワー
東京青山・青木・狛法律事務所ベーカー&マッケンジー
外国法事務弁護士事務所(外国法共同事業)
申立人代理人弁護士 阿 部 信一郎
同 佐 藤 哲 朗
同 藤 井 康 広
同 粕 谷 宇 史
同 山 本 直 道
同 小 松 正 道
同 新 村 文 子
同 茨 城 敏 夫
同 梅 原 由 香
同 坪 井 祐 一
同 勝 山 正 雄
同 尾 崎 麻 衣
同 山 田 敬 之
同 篠 崎 歩
同 鈴 木 道 夫
同 小 林 史
同 立 石 竜 資
2. 会社概要
(1) 商号 株式会社SFCG
(2) 本店所在地 〒103-8305 東京都中央区日本橋室町三丁目2番15号
(3) 設立年月日 昭和53年12月20日
(4) 代表者 代表取締役社長 小 笠 原 充
(5) 主な事業所 本社
(6) 主な事業内容 商業手形の割引業務、資金の貸付業務等
(7) 資本金 791億4915万円(平成21年1月27日現在)
(8) 株式の状況 発行可能株式総数:2498万9730株
発行済株式総数:1224万5470株
』
-----
【02/23】 債権者説明会開催のお知らせ
『 平成21年2月23日
債権者各位
株式会社SFCG
代表取締役社長 小笠原 充
取締役会長 大 島 健 伸
申立代理人
弁 護 士 阿 部 信一郎
債権者説明会開催のお知らせ
拝啓
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
当社は、本日、東京地方裁判所民事第20部に、民事再生法に基づく民事再生手続開始の申立てを行い受理され、直ちに同裁判所から弁済禁止の保全処分命令及び監督委員による監督命令が発せられました。
今回の申立てにつきましては皆様方に多大なご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
つきましては当社は、別紙に記載のとおり、債権者の皆様に民事再生手続開始の申立てに至った事情、現在の会社の状況、今後の見通し等についてご説明いたしたく、説明会を開催することを予定しております。ご多忙とは存じますが、債権者の皆様におかれましては、何卒ご出席賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
以上、誠にご迷惑をおかけ致しますが、当社の事業の再建に、これまでと変わらぬご支援ご協力を頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
-----
(別 紙)
債権者説明会のご案内
日 時: 平成21年2月24日(火) 15時から17時まで(開場14時30分)
場 所: ホテルイースト21東京
地図: 下記のとおり
住所: 東京都江東区東陽6-3-3
(地図は省略→PDFをご覧下さい)
【アクセス】
• 地下鉄東西線「東陽町駅」1番出口、徒歩7分
• 地下鉄半蔵門線・新宿線「住吉駅」より都営バス(東22)で10分、「豊住橋(東京イースト21)」下車
• JR総武線・地下鉄半蔵門線「錦糸町駅」より都営バス(東22)で15分、「豊住橋(東京イースト21)」下車
【ご留意事項】
• 会場の人数の都合がございますので、大変恐縮ではございますが、1名(法人債権者の方は最大2名)でのご出席をお願いします。
• 会場の駐車場は台数が限られておりますので、お車でのご来場はお控えいただければ幸いです。
以上 』
---------
☆今日の一言☆
今日は1日このニュースで持ちきりですね。
借りての中には「過払い」の方も多いと思います。
引き直し計算により,今後「債務者」→「債権者」になる方が増えると思います。
「過払い金返還」で頑張っていた方には,残念なニュースになりました。
庶民を泣かしてまで「儲けよう」という会社は・・・やはり天罰が当たるという事なのでしょう。
今後は24日(明日!)の債権者集会の経緯を見てからになるのでしょう。
それにしても,準備は整っていたようですね・・・。
-----
明るい話題も。
■アカデミー賞 邦画ダブル受賞
(NHK様 2月23日 18時36分放送 受賞決定の動画が見れます)http://www3.nhk.or.jp/news/t10014345801000.html
『アメリカ映画界の最大の祭典、アカデミー賞で、滝田洋二郎監督、本木雅弘さん主演の「おくりびと」が、日本映画として初めて外国語映画賞を受賞しました。また、加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が、日本映画として初めて短編アニメ賞を受賞し、日本の作品がダブル受賞となりました。』
快挙の受賞おめでとうございます。
-----
これで今日の「SFCG」ニュースが隠れてしまいそうですね・・・。
(取り敢えず失礼します)
| 固定リンク | 0
« ■お知らせ:過払い金の「未回収額」集計センターの設置・・・「業社名」と「金額」(2010/10/16更新) | トップページ | ■「SFCG」の続報14・・・【緊急号外!!満を持しての茶番劇!!SFCG民事再生法申請で騒ぐな!!】(NPO法人 自己破産支援センター)様より »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ■令和6年(2024年「辰年」)もよろしくお願い申し上げます ‥‥……━★(2024.02.03)
- ■令和5年(2023年「卯年」)もよろしくお願い申し上げます(2023.01.01)
- ■令和4年(2022年「寅年」)もよろしくお願い申し上げます(2022.01.01)
- ■令和3年(2021年「丑年」)もよろしくお願い申し上げます(2021.01.01)
- ■令和2年(2020年「子年」)もよろしくお願い申し上げます(2020.01.01)
「■「SFCG(旧商工ファンド)」の続報」カテゴリの記事
- ■「日本振興銀行」の役員裁判(木村剛氏)が確定(追記:元役員に高裁が37億!)+α(裏技?○得情報)(2017.09.03)
- ■旧武富士の情報(最終回?)~(株)栄光・SFコーポレーション(最終回)・SFCGの続報+α(2017.05.07)
- ■「日本振興銀行」と「SFCG」のその後の情報+「CFJ合同会社」が不更新!+α(2016.10.05)
- ■今日(5月11日)は猫研さんの電話無料相談会+判例更新+α(2016.05.11)
- ■クロスシードの情報(最後配当は2.15197%,配当通知が発送!)+旧日本振興銀行の続報(旧経営陣の江上剛氏らが和解!)+α(2015.07.22)
コメント