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2009.04.26

■「保証協会サービサー」とは?・・・(「吉田猫次郎のBLOG」様ブログよりご紹介) +追記:同氏の「今までにしたことのある仕事」

‥‥……━★

こんばんは。

今夜,NHKスペシャル「介護保険が“使えない”~10年目の検証~」が放送されていました。http://www.nhk.or.jp/special/onair/090426.html

うーん実に考えさせられる切実な問題です。場所は大都会の東京です。

介護を受けたいが「ショートスティ」も空きが無い為・・・,介護保険があっても2ヶ月の順番待ち・・・。

昔友人が東京は便利だ。理由を聞くと「何でも揃っている」からと言っていたが,どうも「保育」「妊婦」「介護老人」にとっては暮らしにくい所のようだ。

今後の国政選挙もあることだし・・・改革に期待をするしかないだろう。その為にも,「有権者」を見方につけるのは果たして?

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さて,本題です。

吉田猫次郎氏のブログより「保証協会サービサー」について,「なぞなぞのような文面」で非常に分かりやすく解説されていました。慎んでご紹介させていただきます<(_ _)>

丁度「債権譲渡」についての記事が続いていますので,ご参照になるかと思います。

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督促状コレクション(その5)~保証協会サービサー

(「吉田猫次郎のBLOG」様ブログ 4月21日付より画像も含めてご紹介) http://nekoken1.blog108.fc2.com/blog-date-20090421.html

Tokyoguaranteeservicer

保証協会サービサーから督促を受けて、「サービサーだから、元金をまけてくれる違いない」 と思ったあなた、甘い甘い甘い!

確かに、わたしが過去再三にわたって著書などで書いたように、借入金返済が延滞して、不良債権化してサービサーに債権譲渡されたような場合、そりゃもうビックリするような低い金額に値切れる可能性が十分あります。
実例はいくらでも知っています。担保処分後の残った借金が1億円もあったのにそれを30万にまけてもらって残りは債権放棄してもらえた人、3500万円の連帯保証債務を100万円にまけてもらって残りを放棄してもらえた人、住宅ローンの売却後の残債1000万円を50万円にまけてもらえた人、などなど。そやもう数え切れないほど知ってます。

でも、それを読んで、上の写真のような督促状を受けても 「サービサーから請求が来たから減額交渉できる」 と思い込む人がいたら、その人は「読み」が足りません。言葉の上っ面をなぞるだけで、読んだうちに入りません。仕組みをまるで理解していない。国語力も足りない。バカのひとつ覚え。


この「保証協会サービサー」からのお手紙は、その好例です。

サービサーと名乗っているとおり、保証協会サービサー(=保証協会債権回収株式会社)は、法務大臣の認可を受けているれっきとしたサービサーです。文面にも書かれていますね。法務大臣許可番号第47号と。 そこまでは正しい。

でも、この文面には「債権譲渡」という言葉は一言も書かれていませんね。
債権譲渡を受けていないとしたら、前提条件からして崩れてくるではありませんか!?
わたしは再三こう述べています。「サービサーに債権譲渡されたら、借金が減らせます」 と。
いいですか? 「債権譲渡されれば」 ですよ!

さらによく読んでみてください。冒頭にこう書かれていますね。「~様が東京信用保証協会に負担する債務について、貴方様とご相談致したく~」 と。ということは、あなたは「東京信用保証協会に債務がある」のであり、まだどこにも債権が譲渡されていないことがわかりますね。 債権者はもとの東京信用保証協会のまま。債権譲渡されていないことは明らかですね。

こうも書かれています。「当営業所は、東京信用保証協会より求償権回収について委託を受けております。」と。 つまり、あくまでも債権は東京信用保証協会が保持したままであり、保証協会サービサーはいわば「回収の委託を受けた窓口代わり」に過ぎず、繰り返し言いますが、債権者は保証協会のままなのです。二束三文で債権譲渡などしていないのです。よって、元金の免除は基本的に不可能です。

これがもし仮に、「債権譲渡」と書かれていたら、話は大きく違ってきます。
債権譲渡通知だとしたら、わたしは「こ、こりゃ大チャンスですよ。少しまとまった金があれば、元金を10分の1以下に値切れるかも・・・」 とアドバイスするかもしれません。 でも保証協会サービサーは通常、この文面をみてもおわかりのとおり、債権の譲り受けはしていないのです。保証協会の回収委託専門部門として機能しているのです。


督促状の一字一句にも、問題解決のヒントがいくつも散りばめられているのですよ。

ついでにいえば、手書きでこうも書かれていますね。
「今後のご返済についてご相談したい」 と。

法律上の権利義務云々でいえば、東京信用保証協会はあなたに対し、残債全額を一括で請求する権利があります。あなたの置かれている事情など関係なく、1000万円なら1000万円を容赦なく一括請求することができます。 ところが、この手紙には、わざわざ「今後のご返済についてご相談したい」と書かれています。 つまり、相談の余地があるということです。

以上の話をまとめると、このお手紙を保証協会サービサーから受け取った「あなた」は、元金の大幅免除にはまず応じてくれない、だが、長期の分割払いには応じてもらえる可能性がある、と判断できます。 そして実際、保証協会はそのような方法でかなりの長期分割払い交渉が可能です。 中には話し合いの上で残債1000万円もあるのを1万円ずつで暫定的に合意してもらえたとか、残債8000万円を5千円ずつ払っているなんて人もいます。このように、残元金カットには応じてもらえなくても、月々の返済負担を軽減することはいかようにも可能なのです保証協会さんは。 堂々と話し合いましょう。

置かれている状況によって、解決の方法は大きく違ってきます。
バカのひとつ覚えは通用しません。
そのためには、まず相手のことをよく知ること。
そして、相手を知る最も身近な手だては、頂いたお手紙をこうやって熟読することなのです。
督促状の文面の上っ面を眺めるのではなく、「読む」ことです。「読み」を働かせることです。

督促状には人格があらわれます。

猫   』

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☆今日の一言☆

私も,「おお!」と思った大馬鹿者の一人です(^^;)

文章を読み込む力が必要と考えさせられました・・・。

「書面」は何度も読み直す事が大切かと思います。

そういえば,「振り込め詐欺」のように「考える時間」が無い場合と同じような気がします。

お金がらみの場合は,より慎重に考えましょう!

ただし,「過払い金」はお早めにです!

(今夜はこれで失礼します)

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追記:4月27日付

上記の吉田猫次郎氏とはどんな経歴の方かは,「猫研」HPで見れます。

ただ吉田猫次郎氏の「アルバイトや副業」についての経歴は分からなかったのですが,今回出ていましたので,追記でご紹介させていただきます。

■「今までにしたことのある仕事」(「吉田猫次郎のBLOG」様ブログ 4月27日付より抜粋ご紹介) http://nekoken1.blog108.fc2.com/blog-date-20090427.html

『このとき、雑談している中で、アルバイトや副業の話がちょっと出た。

「猫次郎さんは若い頃どんなアルバイトをしたことがあるの?」

う~ん、思い出してみた。
なにしろ多いのだ。
日雇いも含めると軽く50種類以上はあるのだ。

時系列的に思い出してみると、
1.スーパーのレジ 2.クリーニング屋 3.たこやき屋台 4.やきそば屋台 5.引越し屋 6.新聞配達 7.パン工場 8.建築現場の雑用・・・と、高校生のときに既に8種類経験している。大学生のときにいたっては学徒援護会の求人を多用したため急増し、9.什器搬入 10.コンサート会場設営 11.警備員 12.家庭教師 13.塾講師 14.役者エキストラ 15.舞台脇役 16.ダム工事 17.水質調査 18.バイク便 19.トラック運転手 20.築地市場 21.釣具屋 22.ギター教室の臨時講師 23.資格試験会場の誘導員 24.ケーキ工場 25.ガソリンスタンド 26.プロモーションビデオ制作補助 27.雑誌の編集補助 28.交通量調査 29.皿洗い 30.便所掃除 31.印刷工場 32.テニスコート整備 33.雑貨屋の店番 34.怪しげな薬品の瓶詰め 35.ビラまき 36.DM宛名貼り 37.小魚を捕まえてペットショップへ卸売 38.怪しげな金融業者のポスティング(今思えばあれはヤミ金だった) 39.車の陸送 40.クリスマスケーキの店頭販売 41.アイスクリームの店頭販売 42.サンリオピューロランド 43.としまえん 44.洋服のタグ付け 45.模型製作 46.詳しくはいえないけどサクラ 47.詳しくはいえないけど映像撮影補助 48.通信添削 49.野菜の仕分け 50.梱包 ・・・・・ほか、思い出せないほど。
これら全部、23歳頃までにやった。

(いろんな職種を経験されているから,いろんな人の気持ちが分かるのだと思います)

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