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2009.10.12

■「アイフル」のADR後・・・(第1回債権者会議(事業再生計画案の概要説明等)の結果は?今後は?+まとめ)

‥‥……━★

こんばんは。

今日は「体育の日」でした。

各地でいろいろな催し物が行われたようです。

明日は筋肉痛の方も増えそうですね(^^;)

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さて,本題です。

先日の10月8日に「アイフル 第一回債権者会議」が行われたようです。

なかなか詳細が流れてきませんが,少ない情報の中からご紹介させていただきます<(_ _)>

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アイフル:初の債権者会議 人員削減などの事業再生案示す
(「毎日jp」様 10月8日付けよりご紹介)http://mainichi.jp/select/biz/news/20091009k0000m020037000c.html


「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」による再建を目指すアイフルは8日、第1回債権者会議を開いた。アイフルは金融機関に対し、約2000人の人員削減や、有人店舗を4分の1に減らすことなどを盛り込んだ事業再生計画案を説明、総額約2800億円の債務の返済猶予を求めた。金融機関の理解を得られれば、12月下旬に再生計画を決定したい考え。【宇都宮裕一】

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信販会社側メルマガにも今回の事が出ていましたのでご紹介させていただきます<(_ _)>

ご購読されているといろいろな情報も分かります。興味のある方はいかがでしょうか?

■消費者金融と銀行の関係は今後どうなっていくのか?

(『裏キャッシング道!現役信販マンのカード業界ウラ話』様メルマガ 10月12日付より抜粋ご紹介)http://archive.mag2.com/0000160251/index.html

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発行人  : Masa
URL  : http://blog01.sea-manta.net/
メルアド : ma3437@yahoo.co.jp
『裏キャッシング道!現役信販マンのカード業界ウラ話』
(ID:0000160251)

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一方、9月に私的整理手続きに移行した独立系のアイフルは、最初の債権者集会を開き、融資銀行団に返済猶予の金融支援を要請しました。

果たして、銀行団は返済猶予に応じるのか?
現状は、かなり厳しいようです。


例えば融資銀行団の一つである、あおぞら銀は8月末時点で、アイフル単体へ379億円の貸付金があり、CDSを使って焦げ付きに備えていました。

金融派生商品のCDSとは、リーマンショックの原因の一つともなったあの悪名高き代物で、融資先企業の倒産に備えた一種の保険のことです。

簡単に言うと買い手が一定の保険料を支払う代わりに対象企業が倒産した場合に売り手が元本を保証する仕組みの事ですが、金融派生商品の業界団体である国際スワップ・デリバティブズ協会(ISDA)が、私的整理手続きに入ったアイフルの債権を対象とするCDSが、支払い対象となるかを審査したところ、清算する基準に該当しないと判断していたことが報道されていました。

コレはもちろん、融資先のあおぞら銀行が確認し、ISDAが回答したもので、アイフルが法的手続きを採ったわけではないので、当然保険で補填されるべきものでは無いとの判断だった訳です。

なんか、あおぞら銀が、アイフルの私的整理に乗り気でないのが透けて見える話ですよね。
破産してくれてりゃ良いのに、みたいな。


それだけ消費者金融各社の経営不振は深刻であり、各金融機関はより踏み込んだ支援を迫られつつありますが、今後はたして何処まで踏み込んでいけるのでしょうか?

銀行も消費者金融も選択肢は狭められつつあるのが現実、と言えるでしょう。

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(ご参考1)

アイフル株式会社を参照組織とするCDSのクレジットイベント発生の確認について

(「あおぞら銀行」様HP 10月6日付よりご紹介)http://www.aozorabank.co.jp/about/newsrelease/2009/article/09100501_n.html

 当行は平成21年9月18日に、事業再生ADRの手続利用の準備を開始したアイフル株式会社に対する貸出金残高等を公表しましたが、同社を参照組織とするCDSを保有しています。当行は平成21年9月18日時点で当該CDSのクレジットイベント発生に該当するか否かについて、平成21年10月2日付にてISDA(International Swaps & Derivatives Association)のDeterminations committee(以下、DC)に審議を依頼しましたが、本件は、CDSのクレジットイベント発生のタイミングの確認を企図しており、当行における事業再生ADRへの同意・不同意とは全く関係ありません。従前公表した通り、事業再生ADRについては事業再生計画案を精査し判断してまいります。

 なお、昨日DCにて、平成21年9月18日時点ではbankruptcy credit eventには該当せず、restructuring credit eventについてはペンディングとする旨発表がありました。当行としては今後も必要に応じ、適切に検討ならびに措置を講じてまいります。

当行取引先の事業再生ADR手続利用の準備について

(「あおぞら銀行」様HP 9月18日付よりご紹介)http://www.aozorabank.co.jp/about/newsrelease/2009/article/09091801_n.html

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(ご参考2)

取引先の事業再生ADR手続利用の準備について

(「住友信託銀行」様 9月18日付PDFより抜粋ご紹介)http://www.sumitomotrust.co.jp/pdf/090918.pdf

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いつもお世話になっています「馬上行動 山田冬樹の部屋」様ブログに追加事項がありました。慎んでご紹介させていただきます<(_ _)>

(ご参考3)

アイフル ADR手続申請
(「馬上行動 山田冬樹の部屋」様 9月18日追加分より抜粋ご紹介)
http://d.hatena.ne.jp/yamada-home/20090918/1253281270


アイフルの今後の展望について新見解(09.10.6追加)
 金融ジャーナリスト伊藤歩氏が、10月6日付日経ビジネスオンラインの署名記事で、アイフルの営業キャッシュフローからすれば負債は3,4年で完済できる、資金繰りが厳しいのはこの2年間だけ、被担保営業貸付金もまだ半分有るので追加担保設定することで支払猶予交渉は十分可能、等を理由に、ADR手続をするのは大げさで、真意はMBO狙いではと主張する。異論ではあるが、こういう見解もあるのだということは頭の片隅に置いておいてもいいかもしれない(http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091002/206210/?ST=print)。

8265億円の有利子負債中、1年以内に弁済期限が来るのは4152億円で、内訳は社債が1080億円で借入金が3072億円
年間営業CFを前期比3割減と見ても、1680億円。社債の償還分と、利払分を除いても、400億円以上は浮く。
次年度で償還期日が来る社債は856億円。次々年度が976億円で、その次になると200億円に減る。これに対し借入金の返済額は、11年3月までの2年間で1473億円、12年3月までに625億円、13年3月までには125億円。苦しいのは今後2年間だけ。
アイフルの1兆円を超える営業債権のうち、担保設定を受けているのは半分足らず。追加担保設定などの条件を提示しながら交渉すれば、十分リスケには応じてもらえるレベル(アイフル同様過払い請求に苦しむノンバンクの現役財務担当者)
CDSのクレジットイベントに当たらず
 CDSとは、債務者が破たんした場合の保険。予め保険料を払って保険に加入しておけば、債務者が破たんしても、債務額を保証してもらえる。アイフルへの債権についてCDSをつけている債権者は多い。アイフルのADR手続申請は、債務の減額ではなく、支払の猶予に過ぎないため、保険事故=クレジットイベントに当たらず、現状では保険金は出ないことが確定したらしい。金融機関にとっては予想の範囲内で、特に意外感をもって受け取られてはいないようだ。

 これで思い出すのはGMの破たん処理だ。GMは再建型再生を目指したが、債権者の多くがCDSをかけていたため、「再建なんていい。破たんしてくれ。そうすれば保険金が貰えるから。」と考え、再建の阻害になったらしい。あおぞら銀行もアイフルへの貸付にCDSをかけていたようだが、日経の取材に対しては「影響ない」と回答していた。真意はいかほどか。あおぞら銀行とCDSの保険元との間に一定の関係があって、保険元の意向を受けて、再建に応じるといういこともあるのだろうか。(09.10.10追加)

10月8日債権者会議
 10月8日の債権者会議が終わったが、情報が流れてこない。紛糾したのであれば、ニュースになるだろうから。とりあえずは無事終わったのであろうか。今後も注視していきたい。ただ、第1回債権者会議は、事業再生計画案概要を説明するためのもので、決議は11月下旬に行われる予定の債権者会議で行われる。それまでの様子見といったところか。(09.10.10追加)

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☆今日の一言☆

「信販会社側メルマガ」様は,さすがにより深いアプローチで書かれています。さらに「山田冬樹 弁護士」様はさらに詳しく述べられており,今後について示唆されているように思われます。

住友信託銀行については?(こちらの方が総額では多いのですが・・・)

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何はともあれ「第一回債権者会議」は無事に説明が済んだようです(説明会等ですから)

また「ADR」を申し立てるにあたって,ある程度「下地」はできあがった上で話し合われているでしょうから・・・。

そういえば,同夜だったと思いますが久しぶりに「アイフル」のコマーシャルが流れていたような気がします??

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過払い金返還請求は「判決」を望む一方に傾きつつあります。

裁判所も「アイフルの答弁書」には厳しい指摘も出てきているようです。。。

今後の動向が気になりますね!

(今夜はこれで失礼します)

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