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2009.11.10

■対「クラヴィス」(プロミス切替事件)の最新判例・・・「萩原司法書士」様ブログより

‥‥……━★

こんばんは。

メディアの力は凄いと改めて実感しました。。。

連日報道されていた「市橋容疑者」が大阪南港から沖縄行のフェリーに乗船間際に,職員の機転で逮捕されました。

そして新幹線での移送のLIVE中継・・・明日からのワイドショーがまた賑わいそうです。。。
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さて,本題です。

有名な「萩原司法書士」様ブログに対「クラヴィス」の最新判例が掲載されていました。今回も慎んでご紹介させていただきます<(_ _)>

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クラヴィス、プロミス切替事件 判決文抜粋
(「司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継」様ブログ 11月10日付よりご紹介)
http://plaza.rakuten.co.jp/sihou/diary/200911100000/


前回のクラヴィス、プロミス切替事件の続きです。

以下が判決分の抜粋です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 当裁判所の判断

 争点について

1  証拠(甲1から甲7)及び裁判所の顕著な事実によれば。以下の事実が認められる。

(1)原告は。平成6年2月22日から平成19年9月3日まで。クラヴィス(同会社は頻繁に商号変更しているが、平成19年9月3日当時の商号は株式会社クオークローン)との取引を行っていた。 平成19年9月3日の取引終了日のクラヴィスの原告に対する貸付残高は00万2762円であった。

(2)原告は、同日付けで被告から00万2762円借りて、同日、クラヴィスに対する返済を行った。これによりクラヴィスは原告に対する貸付金の全額返済を受け、被告は、原告に対し、同額の債権を有するに至った。

(3)(2)の手続きは、平成19年9月3日に 被告から指示された原告が被告の支店の店舗窓口まで行って行った。

(4)(3)の手続当時、クラヴィスは、被告の子会社であった。

(5)被告から金を借りさせて その金でもってクラヴィスに返済させるという(2)のようなやりかたは、原告に対してのみでなく、クラヴィスの他の顧客に対してもなされた。

2  以上の事実が認められるところ、上記(2)の手続きは、原告の自由な意思によるものでなく、被告が指導して、原告にそのような手続きをとらせたものであることは明らかである。以上の手続きによれば、法的には、クラヴィスと被告とは別法人であるから原告は被告から金を借り入れて、その金でクラヴィスに完済したので、原告とクラヴィスとの取引は終了し、以後は、被告と原告との取引が始まったことになる。

 被告が原告に対してこのような手続をとらせた意図は、顧客から将来過払金返還されることを予想し、それについては子会社のクラヴィスに対応させ、クラヴィスからは、過払金返還請求されるおそれのない、被告にとってみれば、いわゆる優良な顧客のみを譲り受けることができるということであろうと思われる。しかし被告のかかるやり方を是認することは過払金返還請求を求める借主にとっては、それを困難にし、過払金返還請求に対して誠実に対応している他の貸金業者に対し、不公平感を抱かせることに想像に難くない。

 そうしてみると、過払い金返還を求めるクラヴィス時代からの旧顧客に対し被告が、クラヴィスと被告は別法人であり、過払金返還請求はクラヴィスにするべきであるとする 被告の態度は信義則(民法1条2項)に違反するものというべきである。

原告はそのような被告の態度を信義則違反だと主張しているものと認められるし、当裁判所も、原告の主張を相当と考えられる。

 そうしてみると、本件取引について、被告はクラヴィスから契約上の地位も引き継いでいると解すべきであり、クラヴィス時代のものも含め、すべて一連で計算することが相当である。

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☆今日の一言☆

プロミスも社員の3割削減も実地されるようですので,プロミスがらみもこれから難航しそうですね。。。

それから今日は遺憾な記事がありました。

990万円を着服容疑 消費者金融返還過払い金
(「神戸新聞NEWS」様 11月10日付よりご紹介)http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0002506143.shtml

『 知人に消費者金融への過払い金返還請求を指南し、戻ってきた現金の大半約990万円を着服したとして、垂水署は10日、横領の疑いで、加古川市平岡町一色西2、会社員中田次郎容疑者(40)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2008年3月から09年5月にかけ、神戸市垂水区の元同僚の無職男性(54)から預かった口座の通帳やキャッシュカードを使い、消費者金融から振り込まれた現金約990万円を約60回にわたって引き出し、着服した疑い。容疑を認めているという。

 捜査関係者によると、中田容疑者は、男性が約10年間、大手消費者金融数社に借り入れと返済を繰り返していることを知り、過払い金返還請求を持ち掛けた。その際、男性に金融機関で口座を開設させ「管理してあげる」といい、通帳とキャッシュカードを預かったという。口座には、過払い金の返還として計約1200万円が振り込まれていた。

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ケタ違いの過払い金ですね・・・。
まだまだ氷山の一角かも知れません。。。

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それから俳優の「森繁久彌」さんが亡くなられました。96歳だったそうです。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

(今夜はこれで失礼します)

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