■非弁活動でまた・・・(元裁判所職員が・・・元消費者金融社員が!?)[訂正版](追記:判決は実刑!)+所感
‥‥……━★
こんにちは。
韓国の哨戒艦沈没事故に際して,北朝鮮側関与の証拠が出てきた事により,一気に朝鮮半島情勢が緊張しているようです。。。
「哨戒艦沈没 北朝鮮攻撃と結論」
(「NHKニュース」様 5月20日10時17分[動画有])
「韓国哨戒艦沈没 安保理提起へ」
(「NHKニュース」様 5月20日 17時35分[動画有])
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さて,本題です。
「過払い金返還」での「非弁行為」は,まだまだあるようです・・・。
しかも,元裁判所職員や元消費者金融社員の関与とは。。。
各所より慎んでご紹介させていただきます<(_ _)>
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先に報道されていた内容が変わっていましたので,訂正追記させていただきます<(_ _)>
■大阪高裁元職員が非弁活動、近く地検特捜部聴取 過払金めぐり
(「MSN産経ニュース」様 5月20日 09:02付より)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100520/crm1005200904005-n1.htm
↓
■元裁判所職員の取り調べ開始 非弁活動で大阪地検特捜部
(「MSN産経ニュース」様 5月20日 12:19更新)http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100520/crm1005201221014-n1.htm
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追記:
■元裁判所職員を逮捕 非弁活動容疑で大阪地検
(「47NEWS」様 5月20日付よりご紹介)http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052001000194.html
『 大阪地検特捜部は20日、弁護士資格がないのに過払い金返還請求訴訟を請け負ったとして、弁護士法違反(非弁活動)の疑いで、元裁判所職員の飯坂忠久容疑者(43)=大阪府富田林市=を逮捕した。
逮捕容疑は2007年7月~08年11月、多重債務を抱えた知人5人から過払い金返還請求権を譲渡されたように装い、報酬を得る目的で5回にわたり、消費者金融業者を相手に計約830万円の返還請求訴訟を大阪地裁などに起こした疑い。
捜査関係者によると、「間違いありません」と容疑を認めている。
飯坂容疑者は知人に金を貸し付けたように見せ掛ける公正証書を作成し、返還請求権の譲渡に正当な理由があるように仮装。裁判で回収した過払い金の大半は、自身が経営する大阪市内の旅行会社の運転資金に充てていたとみられる。
大阪地裁によると、飯坂容疑者は1985年から92年まで大阪簡裁などに勤務していた。
昨年5月、訴訟を起こされた消費者金融業者が告発していた。
2010/05/20 17:28 【共同通信】』
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追記:10月6日
■資格ないのに過払い返還請求請け負い元簡裁職員に実刑判決 「法無視の態度が顕著」大阪地裁
(「MSN産経ニュース」様 2010.9.30 よりご紹介)http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100930/trl1009301916011-n1.htm
『 弁護士資格を持たずに過払金返還請求を請け負って訴訟を起こすなどしたとして、弁護士法違反(非弁活動)罪などに問われた元簡易裁判所職員、飯坂忠久被告(43)の判決公判が30日、大阪地裁であった。増尾崇裁判官は「2年半あまりの間に犯罪行為を職業的、常習的に行っており、法無視の態度が顕著」として懲役2年6月(求刑懲役5年)を言い渡した。
判決によると、飯坂被告は平成19年7月~今年3月、多重債務を抱える知人6人の過払金請求訴訟を起こしたほか、入金された過払金約131万円を横領。また、他人になりすましてクレジットカード申込書を偽造し、カード会社にカードを交付させるなどした。
』
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■「報酬」返還金の8割も
(「YOMIURI ONLINE」様 5月17日付よりご紹介)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100516-OYT8T00833.htm
『
無資格で過払い金請求訴訟
消費者金融などに払い過ぎた利息を取り戻す「過払い金返還請求訴訟」を巡り、無資格で訴訟準備を請け負う非弁業者2人が先月、弁護士法違反(非弁行為)の疑いで県警に摘発され、法律に疎い債務者の弱みにつけ込む犯罪が県内でも表面化した。返還金の8割が報酬として取られたケースもあり、県弁護士会は「今回の事件は氷山の一角」と注意を呼びかけている。
(岡部雄二郎)
逮捕されたのは、いずれも青森市在住の飲食店経営安藤輝孝、無職今晋也の2被告(起訴済み)。市内の60歳代男性に代わって2008~09年にかけ同訴訟の手続きをしたとされ、弘前市の60歳代女性への非弁行為容疑でも追送検された。
弁護士が手続きした場合、報酬の相場は返還金の約2割。しかし県警によると、2被告は6~8割を取っていた。2人は消費者金融の元社員で、業界の事情に詳しかったとみられる。
同訴訟は、利息制限法の上限(年15~20%)を超える金利は事実上無効とする06年の最高裁判決以降、全国で急増。青森地裁管内では、同訴訟を含む「金銭を目的とする訴え」は、05年に1152件だったのが、昨年には8359件に上った。
同時に、行政書士や消費者金融の元社員による非弁行為も、全国的に目立つようになった。市販の過払い金計算ソフトを使えば訴訟準備が比較的容易なことに加え、訴訟でほぼ確実に過払い利息が返還される点を業者が突いた格好だ。
県弁護士会は現在、行政書士らの非弁行為を複数調査中。非弁取締委員長の中林裕雄弁護士は「怪しいと思ったら、法テラスに相談してほしい」と話している。
相談は法テラス青森(050・3383・5552)、同八戸(050・3383・0466)へ。
(2010年5月17日 読売新聞) 』
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☆今日の一言☆
過払い金返還については,「非弁行為」がまだまだ氷山の一角と以前にも思いましたが,恐らくまだまだあるのでしょうね・・・。
今回は,特に法律を駆使しての行動や,内部情報をよく分かっている方が関与しており,より悪質といえるでしょう。。。
報酬も8割???
貸している立場で取っている上に,さらに辞めてもなお「利益」を取り上げている・・・とても憤りを受けます!
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なお心当たりの方は,近くの「弁護士会」や「法テラス」へご相談されてみてはいかがでしょうか?
「非弁活動」で報酬を不当に取られた方は,本来の過払い金を取り戻す事が出来るかも知れません。。。
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「過払い金返還」については,以前いろんな法律家も「業者の自主返還」を求めていました。。。
そうすれば,今回のような事も起きないし,なおかつ「分割」で支払って行きますといえば,判決で一気に支払いがされずに,財務内容が急速に悪化する事もなかったと思います。
「和解条件」をもっと早期に「債務者・元債務者」へ提案していたら・・・。
(取り敢えず失礼します)
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