■「サンエイファイナンス」→「キャネット」への借り換え(営業譲渡・債権譲渡)で,債権者26人が提訴!(続報:「第2次納税義務」で,国税局に20億円超を関係会社が差押えに!)+普天間基地問題への所感
‥‥……━★
こんばんは。
今日は暦の上では「立夏」です。
確かに初夏の暑さでした。水の事故も多かったようです。。。
連休も終わり,明日から通常の仕事に戻られる方も多いと思います。
明日は,いろいろな所から動きがありそうで忙しい・・・?
-----
それにしても・・・ピカソの絵が約100億円で売れたそうです。。。
景気は上向き???
----
さて,本題です。
「サンエイファイナンス」については,以前にご紹介させていただきました。
既報→■消費者金融も債権者から「破産」を申し立てられる時代に!
http://yuuki.air-nifty.com/go/2007/11/post_0f51.html
各所より慎んでご紹介させていただきます<(_ _)>
---------
■計画的?借り換えで損害 債権者26人が提訴
(「中日新聞」様 5月1日付よりご紹介)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100501/CK2010050102000002.html
『 2007年に貸金業「サンエイファイナンス」(大津市)が廃業し、その際に同社の勧めで別の貸金業「キャネット」(京都市)に借り換えをさせられたことで、過払い分などを支払わされたとして、県内の借り手26人が30日、両社などに約1280万円の損害賠償を求め、大津地裁に集団提訴した。
訴状などによると、両社は計画的、組織的に借り換えを演出。07年8月ごろ、サンエイファイナンスが廃業を理由に、借金を一括で完済するように原告らに迫り、完済に必要な金額をキャネットで借りさせた。弁護団によると、両社は親族で経営しているという。
また、サンエイファイナンスは利息制限法を超過した高利で貸し付けており、過払いになっている原告に返済の義務はなかったとしている。賠償額は、借り入れと返済を繰り返したことによる過払い分などを算定した。
30日の記者会見で、弁護団の土井裕明弁護士は「過払い分の返還請求を逃れるため、サンエイファイナンスがキャネットに業務を移し替えたのではないか。実質的に貸主は変わってない」と話し、「同じような被害に遭った人は何十倍もいるはず」と呼び掛けた。
キャネットは「訴状を見てないのでコメントできない」と話している。
同問題についての問い合わせは、大津市の土井法律事務所=電077(510)5758=の黒田啓介弁護士まで。
』
-----
(ご参考1)
かなり前の記事ですが,詳しく書かれていました。
■山栄(サンエイファイナンス)が破産申立
(「札幌発 債務整理・過払い請求司法書士ブログ」様 2007年11月8日付よりご紹介)http://www.shihoshoshiblog.com/sakumaoffice/item_9042.html
『 =京都新聞によると、巨額脱税事件で2004年に起訴され、一審で有罪判決を受け、控訴している消費者金融会社「山栄」(京都市右京区、資本金5000万円)が債権者から破産を申し立てられ、京都地裁が破産手続きの開始決定を出していたことが、7日に分かった。信用調査会社の推定によると、負債額は30億円程度とみられる。
同社は1983年の設立で、「サンエイファイナンス」などの屋号で北海道や九州などで店舗を展開していた。
大阪地検は、同社の山本秀雄元社長ら幹部が03年までの4年間に73億円の所得を隠し、22億円を脱税したとして04年12月に法人税法違反罪で起訴した。今年4月に大阪地裁で有罪判決が出たが、元社長らは判決を不服として大阪高裁に控訴した。=
当事務所でも数年前までは、「サンエイファイナンス」からの借入しているという債務者が存在したが、店舗閉鎖によって「キャネット」に引き継がれている。その「サンエイ」から「キャネット」への引き継ぎは、営業譲渡・債権譲渡という方式を摂っており、単純に「キャネット」が「サンエイ」の債務を肩代わり融資をする形を取っていた。そこで、札幌高裁では双方は同一の経営者によるグループ経営として「キャネット」に対し、「サンエイ」時代からの取引履歴を開示する文書提出命令を出している。今後、その「サンエイ」から「キャネット」に引き継がれた依頼者については、一連を主張しようと思っていた矢先、「キャネット」自体の行方が今後どうなるかわからず、目が離せなくなった。
相談予約は0120-786-903までお気軽に
公式HPも参照して下さい。
http://www.sakuma-office.jp/
』
---------
(ご参考2)
■「日本貸金業協会」HP検索より(株式会社キャネット)
http://www.j-fsa.or.jp/
---------
続報:9月7日
「第2次納税義務」で関係会社を含めて国税局が差し押さえたとあります・・・。
■滞納20億円超を強制徴収 京都の消費者金融、親族経営会社の口座から大阪国税局
(「MSN産経ニュース」様 9月7日付より)http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100907/crm1009070159002-n1.htm
---------
☆今日の一言☆
営業譲渡・債権譲渡に伴う「借り換え」は他にもあるようです・・・。
業者側もいろいろな手段で対抗してきますが,過払い債権者側も負けずに頑張って行くしかないようです・・・。
明日から6月18日にかけては,さらにいろんな変化がありそうですね。。。
-----
話は変わりますが「普天間基地」問題への所感です。
今回「鳩山総理」の沖縄訪問で,「普天間基地」問題がさらに佳境になったようです。。。
自ら打開の為に「沖縄」への陳情には勇気がいります。
ただ,「時」も逃したようです・・・。
昔の故事に「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という言葉があります。
今回の心境はこれに近かったのかも知れません。。。
ただ・・・「虎穴」に入るには「虎」がいない事を見てからですね。。。今回は自ら「虎」のいる渦中に「鳩山総理」は行かれた事になります。
これはもう覚悟の上での行動でしょう・・・。
-----
「鳩山総理」=「民主党」もこのままでは,闘わずして負けるしかないようです・・・。
もし,逆転の可能性があるとしたら・・・ここは「鳩山総理」がいう5月末迄に勇気ある結論を出すしかないでしょう。。。
「最低でも県外」と言ったのですからその通りに決断するのが,唯一の手立てかと思います。
決断したからといっても「普天間基地」が,来月にも撤退するとは誰も思っていませんから。。。
取り敢えず「3年後まで・・・」に完全撤退というのはどうでしょう?
「アメリカ軍を沖縄から全部出ていけ!」というのではないのですから・・・。
3年後に「民主党」が政権をとっているという保証もありませんし。。。
-----
丁度,今開催されている「上海万博」でパビリオンに入るのが3時間待ちでも・・・目標が見えていれば人は「待てる」ものです。。。
この際,思い切って「鳩山総理」には「マニファクト」通りに「県外移設」の英断しか道は残されていないと思いますが・・・?
もうお金が有る無いの話では無くなっています・・・約束(公約)を「守れるか」「守れないか」の話になっています。
ちょっといい方が悪いですが,公約をして「選挙」で勝って税金からお金をもらっているのですから・・・約束(公約)を守れなければ「欺罔(詐欺)罪?」にさえ思えてきます。
これを,一般人や普通の「議員」がいうならまだしも・・・党首が公約として「最低でも県外」と明言しているのですから立派な「約束(契約)」だと思えるのですが・・・。
手遅れになると「民主党」の崩壊ばかりか,沖縄市民の中から「慰謝料請求訴訟」が出てきても不思議ではありません。。。
-----
いずれにしても,5月は大きな節目の月になるようです。。。
「普天間基地問題」も良き方向になれば良いのですが・・・期待を裏切られる事ほど「悔しい」ことはありません。
もう時間はありません。。。決断はスピーディにお願いしたいものです・・・。
(今夜はこれで失礼します)
| 固定リンク | 0
« ■対「アイフル」への地裁判例・・・(悪意の受益者であるとした判決!)「ベル法律事務所」様メルマガより+吉田猫次郎氏が「今夜ラジオに生出演します!」(追記:放送内容が聞けます!) | トップページ | ■定例の「振り込め詐欺関連」記事からのご紹介+「ショッピング枠」の現金化? »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ■令和6年(2024年「辰年」)もよろしくお願い申し上げます ‥‥……━★(2024.02.03)
- ■令和5年(2023年「卯年」)もよろしくお願い申し上げます(2023.01.01)
- ■令和4年(2022年「寅年」)もよろしくお願い申し上げます(2022.01.01)
- ■令和3年(2021年「丑年」)もよろしくお願い申し上げます(2021.01.01)
- ■令和2年(2020年「子年」)もよろしくお願い申し上げます(2020.01.01)
コメント