■プロミスへの準備書面(タンポートへ契約切替え)と判決(リボ払いの支払期間の記載に特段の事情はない,「悪意の受益者」)・・・「名古屋消費者信用問題研究会」様HPより
‥‥……━★
こんばんは。
今年も残り2日となりました。
それにしても,この頃の天候は凄まじいものがあります。
明日からは猛烈な寒気の南下により,各地で雪害等が心配です。。。
TVで新年の日の出登山に登られる方もいるようですが・・・出来れば勇気ある早めの中止をされることを願います(昔の冬山とは質が違っているようですから・・・)
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さて,本題です。
「名古屋消費者信用問題研究会」様HPに「更新情報」が2件出ていました。
両方ともプロミス関係ですが,一つは「プロミスへ契約切替え」に対する準備書面で,もう一つは「リボ払い」に対しての「悪意の受益者」判決になっています。
今回も慎んでご紹介させていただきます<(_ _)>
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「名古屋消費者信用問題研究会」様HP
■2010/12/26
「タンポートからプロミスへ契約切替えが行われた場合の過払金の承継」に関する準備書面を更新しました。
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『タンポートからプロミスへ契約切替えが行われた場合の過払金の承継クオークローン(リッチ→ぷらっと→クオークローン→タンポート→現在クラヴィス)とプロミス間の業務提携契約に基づき、基本契約が切替えられた場合に、タンポートの元で発生した過払金債務をプロミスが承継することを主張する準備書面(2010年12月26日更新)。
』
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■2010/12/26
「過払利息・悪意受益者」に関する会員の判決を更新しました。
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『 平成22年11月30日 名古屋地方裁判所判決「17条書面に、被告の主張するような、返済期間、返済金額等について、元金返済額の記載や、その算出方法を記載しただけで足りるとの説が通説とされていて、これと異なる解釈をすることを期待でなかったというような事情が存在したことを認めるに足りる証拠はない。むしろ、平成17年判決以前において、支払期間の記載について、裁判例・学説共に結論が分かれていたことは当裁判所に顕著である」としてプロミスがみなし弁済の適用があると認識したことにつきやむを得ないといえる特段の事情はないとして悪意受益者の推定を覆さなかった判決。
業者名 :プロミス
裁判所・部 :名古屋地方裁判所民事第5部
詳細内容 :PDF→ http://www.kabarai.net/judgement/dl/221130.pdf
評釈: 「リボルビング払の返済方法は、消費者にとって返済額が固定しているだけに負担を感じにくいが、実際には返済が長期間にわたり、現実の負担は重いという問題をはらんでおり、むしろ通常以上に債務者に将来の弁済予定額を知らせておく必要があるのであって、法が求めている各回の返済金額や、返済期間、返済回数を明らかにできないこと自体が問題であったともいえる」と多重債務者激増の元凶であるリボ払いの問題点を的確に指摘している。』
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☆今日の一言☆
プロミスの抵抗は昔からありました。特に「悪意の受益者」は絶対に認めない姿勢は変っていないようです。。。
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話はかわりますが,まだまだ「過払い金」の事を知らない方もいるようです。
■借金の心労で入院 本当は過払いだった! - 司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継
http://plaza.rakuten.co.jp/sihou/diary/201012280000/
もっとも「武富士」のCMのおかげで,日本の過疎も含めた隅々まで「過払い金」が認識されたのは,まだ幸いだったかも知れませんね。。。
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☆明日のTV番組のお知らせ☆
■放送予定|NHK 追跡!AtoZ
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/next.html
『
2010年 12月30日 木曜 午後5時30分~6時48分
追跡!AtoZ スペシャル 真相ファイル2010
2010年の締めくくりに、追跡チームが総力をあげて挑む73分のスペシャル版をお届けする。
第1部(午後5時30分~6時00分)
第一部は、番組がこの1年、追いかけてきたテーマから視聴者の反響が大きかった番組の「その後」を取材。
ジャーナリストの江川紹子さんも、スペシャルサポーターとして追跡チームに加わる。
「宇宙の謎に迫れるか!“はやぶさ”第二幕」
数々の困難を不屈の精神と知恵で克服し、60億キロ7年に及ぶ宇宙の旅を終え、多くの日本人に感動と勇気を与えた小惑星探査機「はやぶさ」。
持ち帰った砂の微粒子が、小惑星「イトカワ」のものであると発表されるなど、今も“はやぶさフィーバー”は続いている。
「はやぶさ」帰還の苦闘を振り返ると共に、動き始めた「はやぶさ2」計画の全容をプロジェクトリーダー・川口淳一郎さんや、砂の採取を担当した矢野創さんへのインタビューを中心に伝える。
「徹底追及!堕ちた“正義の味方”」
金銭がらみのトラブルで訴訟を起こされるなど、相次ぐ弁護士トラブルを追った「“正義の味方”はなぜ堕ちた」(9月4日放送)。
放送後、視聴者から「自分も同様の被害に遭った」といった相談が続々と寄せられた。
弁護士の問題に詳しい江川紹子さん自らが、さらに悪質なケースを取材。
同じ弁護士が何度もトラブルを繰り返すという問題について日弁連に直撃取材。対応策などを問いただす。
「日本の“頭脳”はどこへ行く」
第2部(午後6時05分~6時48分)
第二部は、外国人投資家よる日本の森林買収の実態を、海外取材を加えて徹底的に追跡する。
「日本の森林を狙う中国マネー」
・・・・・』
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今回は保存版かと思いますので,必見の価値ありです!
(今夜はこれで失礼します)
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